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カテゴリ: Book Review
「トミーノッカーズ(上・下)」(スティーヴン・キング、文春文庫)を再読。

他に未読本もある中で敢えて本作を再読用に選んだのだが、キング作品の例に漏れずというか本作は特にというか冗長な描写が多くてなかなかストーリーを進められない始末。おまけに途中で体調不良に陥って読み進められなかったり、酔っぱらった状態で読んでしまい後からもう1回遡って読んだりと、いろいろ苦戦しながらではあるが再読し終わった。

舞台はメイン州ヘイヴン。女流ウェスタン作家のボビ・アンダーソンがある日森で地面から突き出ていた「あるもの」に偶然つまづいた。そして好奇心からそれを掘り起こし始めたのだが…かつての恋人でもあり反原発論者のしがない酔いどれ詩人ジム・ガードナーとボビが協力して掘り起こしたそれはどうやら宇宙船のようであった。そしてそれがヘイヴンの街の人々に謎の「進化」をもたらすとともに街に異変を引き起こしていく。SFとホラーが渾然一体となったキング・ワールド。

どうもヘイヴンで何かが起こっているらしいことは判るのだが、具体的にそれが何なのかがイマイチ判然としないまま進んでいくストーリーにやきもきさせられる感じの展開で、ちょっとスッキリしないなぁというのが正直なところ。でも結末の一部はハッピーエンドなのは良かった。

さて、本作も例によって他のキング作品との結びつきが深い。私の気づいたところで列挙してみると…「ダーク・タワー」の<カ>が言葉だけだが登場したり、「デッド・ゾーン」も言葉だけ登場したかと思えばその後ではジョン・スミスの名前や経歴もちゃんと登場していたり。あとは、「ファイアスターター」の<店(ショップ)>も登場するし、アンソロジーのタイトルにもなっているレベッカ・ポールソンが主要人物のひとりとして登場。「ペット・セマタリー」のミクマク族に「IT」のピエロ、「シャイニング」のタイトル、「グリーン・マイル」を思わせる描写までも登場と枚挙に暇がない。

そんなわけで今年23・24冊目読了。






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Last updated  2015.04.13 07:43:07
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