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カテゴリ: Book Review
「追想五断章」(米澤穂信、集英社文庫)を読む。

主人公は大学を休学して伯父の古書店に居候する芳光。ある日ある女性客から亡父が書いた5作の短篇小説を探して欲しいとの依頼を受ける。調査を進めるうちに故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑者であったことが判る。5作の短篇は何を意味しているのか? そして「アントワープの銃声」事件の真相は?

5作の短篇小説はいずれも結末が書かれていないミステリである「リドルストーリー」であり、作中に実際に書かれている。それぞれ単独で読んでも面白い作品で、そういう観点から言うと本作は「1粒で6度美味しい」と言える。しかも、通常リドルストーリーには存在しない「解決篇」が存在していて、それがこの「追想五断章」という作品の鍵を握っている、というか作中で明らかにされる謎の真相を表している。

今年61冊目。


追想五断章/米澤穂信





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Last updated  2015.10.17 09:30:33
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