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カテゴリ: Book Review
「ラットマン」(道尾秀介、光文社文庫)を読む。

高校時代に結成し14年になるロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。スタジオのスタッフである女性が密室で遺体となって発見されたのである。初めは事故死だと思われていたが、徐々に殺人事件の様相を呈してくる。いったい誰が何故どうやって密室殺人を行ったのか?

それと並行するように、姫川は23年前の子供時代に経験した姉の事故死を思い出す。当時は子供だから判らなかったが、現在進行中の密室殺人と妙に符合するものがある。さて、こっちの事件の真相は?

謎が謎を呼ぶストーリー展開。そして、全ての謎が解けたと思いきや、実はその推理には穴があったり新たに別の事実が明らかになったりして、今度は謎解きが謎解きを呼んでいく。最終的に明らかになった密室殺人の真相も23年前の事故の真相も、私には全く予想もつかないものだった。読後感は、心地よい「騙された感」という感じ。是非一度ご賞味あれ。

今年72冊目読了。





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Last updated  2015.11.27 14:35:58
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