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カテゴリ: Dragon Quest


たとえば、映画「スターウォーズ」のことを、考えてみることにしよう。あの映画は大ヒットした。その映画のために、ジョン・ウィリアムズによって作曲されたテーマ音楽もまたヒットして、いろいろな楽団によって演奏されている。しかし、いかに大ヒットした「スターウォーズ」の音楽といえども、「ドラゴンクエスト2」のゲームを体験したひとによってきかれたような頻度できかれたことがあろうとは、考えがたい。

ぼくは、ここで、ひとつ予言しておきたいと思う。「ドラゴンクエスト」の音楽は、近い将来、「スターウォーズ」や「ロッキー」の音楽以上によくしられた音楽として、いろいろなところで演奏されるようになり、「ドラゴンクエスト」の冒険を楽しんだことのないひとたちによってもきかれるようになるはずである。

そして、すぎやまこういちは、この「ドラゴンクエスト」のための音楽を作曲することによって、自分の作曲した音楽が数えきれないほどたくさんのひとたちに数えきれないほど何回もききかえされるという、モーツァルトもベートーヴェンもかちえなかった作曲家としての名誉を自分のものとしたことになるはずである。

偶々現在「スターウォーズ」の新作が公開中である。私は映画に疎いし「スターウォーズ」は全く観たことがないが、それでも「スターウォーズ」のメインテーマ曲やダースベイダーの曲の冒頭部分は知っている。大ヒットした映画音楽とはそういうものである。つまり、「名作には名曲あり」である。そして、ゲーム音楽が映画音楽などの機会音楽と違うのは、黒田さんも指摘している通り、その聴かれる頻度である。映画はせいぜい2時間、ゲームはクリアするまでに何十時間と要する。その間ずっとプレイヤーに寄り添っていて、しかもゲームを終えた後で更にその音楽だけCDやコンサートで聴きたくなってしまう。それが魅力的なゲーム音楽である。まさに、すぎやま先生の仰る「聴き減りのしない音楽」の面目躍如である。





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Last updated  2018.01.07 09:11:44


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