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カテゴリ: Book Review
「デッドエンド」(柴田哲孝、双葉社)を読む。

妻殺しの罪で千葉刑務所に服役していた笠原という男が脱走し、女性看護師宅に侵入。彼女を人質にとって逃走を開始する。一方、笠原の娘が義理の祖父母と暮らす石川県の輪島では、笠原の娘が登校中に誘拐されるという事案が発生。どうも笠原という男は只者ではなく、事件も単なる脱獄とは思えない。捜査に乗り出した警察は、笠原の収監後彼の実家で火災が発生し祖父母が死亡したこと、また笠原の勤務先の同僚が不審な交通事故で死亡したことを突き止める。一体、一連の事件の陰に渦巻いている陰謀とは…?

とにかく、息をもつかせぬ展開かつ先の読めないストーリー展開で、話を追っているだけで十分に楽しめる作品。徐々にいろいろなことが明らかになってくるので、「今は判らないけど我慢して進む」という必要がない。派手なアクションや銃撃もあって、単純にエンタメとして楽しめるし、事の真相に辿り着くと(いや、着く前からそうだけど)、社会派作品であることも判る。なかなか私が選ばないタイプの作品なので、余計に面白味を感じた。

以下、気に入った箇所の引用。

離れ小島がたとえ水面下でつながっていたとしても、誰も気付かない。それが日本の警察制度の、恒久的な欠陥でもある。





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Last updated  2019.09.10 08:12:51
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