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カテゴリ: Book Review
「チェンジ!」(柴田よしき、ハルキ文庫)を読む。

本との出会いは人との出会いに似ている、って最近他の本についても書いた気がするが…。

柴田よしきの作品を最初に読んだのは学生時代、NPB初の女性投手を描いた作品だったと思う。その後、野球以外を題材にした作品は幾つか読んでいたのだが、久しぶりに野球作品を見つけて読んでみた。

5篇からなる短篇集で、どの作品も華やかなプロ野球界の華やかではない陰の側面を描いている。例えば、
・ゴールデングラブ獲得経験者がコンバートされる話、だったり
・エースナンバーを若手に譲り、大きな背番号を背負う投手の話、だったり
・本格派オーバースロー投手が生き残りをかけてスリークオーターに挑む話、だったり
と、某TV番組を彷彿とさせるようなストーリーばかり。

勿論、主人公たちは下の若手からは突き上げられ、上からは「自由契約」をちらつかされるという苦しい立場にあり、いずれにしても逃げられない状況に置かれている。そこで悩み苦しみ、それでも野球が好きで続けたいから、いい歳こいて頑張って新たな挑戦に踏み出す姿、これが印象的なのだ。

以下、特に印象に残った箇所の引用。

君子危うきに近寄らず。妻が勝ち気な場合はなおさらである。

約束を果たしたい、という名前の、未練です。





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Last updated  2019.11.21 11:03:26
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