のんびり・ゆっくりダイエット

のんびり・ゆっくりダイエット

2026/06/03
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カテゴリ: 国内旅行





まだ朝の空気がひんやりと残る時間帯で、
車を降りた瞬間、森の香りがふわぁ~と漂ってきました。

伊達政宗公が眠る場所を最初の目的地にしたのは、
旅の始まりに“静けさ”を迎えたかったからかもしれません。
深呼吸をひとつして、ゆっくりと参道へ足を踏み入れました。







瑞鳳殿へ続く参道は、背の高い木々に囲まれ、
風が葉を揺らす音だけが静かに響いていました。
まっすぐ伸びる道の先に、歴史の深さがそっと潜んでいるような・・






参道を進むと、やがて石段が姿を現します。
一段一段がしっとりと苔むし、
長い年月を静かに刻んできたことが伝わってきました。

木漏れ日の中を上っていくと、
心が少しずつ整っていくような、不思議な静けさがありました。






石段を上りきった先で、ふっと視界が開けました。
森の緑の中に、黒漆と金具、極彩色の彫刻が重なる唐門が立っていました。
静けさの中に突然現れるこの華やぎは、
まるで「ここから先は特別な場所ですよ」と告げているようでした。

旅の最初に訪れた瑞鳳殿で、
この唐門が最初に迎えてくれた“華やぎの瞬間”でした。






唐門(黒漆と極彩色の彫刻が施された瑞鳳殿最初の門)
唐門をすすんでいくと、空気がさらに澄んでいきました。
その先に現れるのが中門。
黒漆の静けさの奥に、本殿の極彩色が浮かび上がります。

門をひとつ越えるごとに、
華やぎが少しずつ深まっていくこの構造は、
瑞鳳殿ならではの美しい参拝動線です。

旅の始まりに選んだ場所で、
この“門越しに見える本殿”の景色は、
心に残る印象的な場面になりました。






中門をくぐると、いよいよ本殿が目の前に現れます。
黒漆の深みに金箔が静かに輝き、
龍や鳳凰の彫刻が壁面を彩る姿は、
まさに桃山文化の粋そのもの。

旅の最初に訪れた場所で、
こんなにも重厚で美しい建築に出会えるとは思いませんでした。
静けさの中に、確かな力強さが息づいています。






本殿に近づくと、軒下の装飾が目に飛び込んできました。
龍・鳳凰・牡丹などの吉祥文様が細密に彫られ、
その上に丁寧に彩色が重ねられています。

光の角度によって表情が変わり、
まるで生きているかのように見える瞬間がありました。
ここに宿るのは、ただの装飾ではなく、
政宗公への敬意と、職人たちの祈りそのものです。











本殿の脇へと歩みを進めると、
静かに並ぶ供養塔が目に入ります。
石の質感は長い年月を物語り、
その前には色とりどりの花が供えられていました。

華やかな本殿とは対照的に、
ここには深い静けさと穏やかな祈りが満ちていました。
旅の始まりに訪れたこの場所で、
時を超えて続く祈りの重みを感じました。







本殿を後にして石段を下りると、
木々の間から差し込む光が柔らかく揺れていました。
行きに見上げた階段を、今度はゆっくりと振り返りながら降ります。
その一段一段に、政宗公の時代から続く祈りの時間が重なっているように感じました。

赤い柵の向こうに並ぶ石灯籠、
苔むした石の質感、そして風に揺れる葉の音。
どれもが、瑞鳳殿という場所の静かな呼吸を伝えてくれます。







階段を降りた先にある供養塔の一角。
石碑の前には、色とりどりの花が供えられていました。
その姿に、今も誰かがこの場所を訪れ、祈りを捧げていることを感じます。

風が通り抜けるたびに花が揺れ、
その柔らかな動きが、長い年月を静かに語っているようでした。







階段を降りてくる若い二人の姿が、
この場所が今も多くの人に親しまれていることを教えてくれました。






石段を降りた先にある門をくぐると、
行きとは違う光の色が迎えてくれました。
朝にくぐったときの静けさが、
帰り道では穏やかな満足感に変わっていました。

木の香り、風の音、そして門の影。
そのすべてが、旅の始まりと終わりを静かにつないでくれるようでした。

門の向こうに広がる森の緑が、
まるで「また来てください」と語りかけてくるようでした。







瑞鳳殿を歩いた時間は、
華やかな装飾の美しさだけでなく、
その奥にある静けさと祈りの深さを感じるひとときでした。

森の緑、石の冷たさ、木の香り、そして光の柔らかさ。
それらが重なり合って、
「美しさとは静けさの中にあるもの」だと教えてくれるようでした。


続く


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Last updated  2026/06/03 11:07:55 AM
コメント(10) | コメントを書く


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Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
歩世亜  さん
お早う御座います。

霊気に包まれているのでしょうね。 (2026/06/03 11:44:53 AM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
エンスト新  さん
おはようございます
静寂さの中に趣きありますね。 (2026/06/03 11:55:46 AM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
コメントを読みながら一緒に旅をしているような気分になりました

台風は岐阜はさほどではなかったのですが、関東地方はたいへんそうですね (2026/06/03 12:07:27 PM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
こんにちは!

どのお写真も緑が気持ちよく素敵ですねえ。
こんな道、日常的に歩くことができたら
どんなに素敵でしょう~。

瑞鳳殿の環境は素晴らしいですね✨

(2026/06/03 01:44:39 PM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
chorus mama さん
伊達政宗を検索🔍したら、長い長い。笑😆東北の王者と略して覚えておきます。
京都よりも雅な墓所🪦ですね。

なんで天下を取らなかったんやろ⁉️

teapottoさんの語りは、大河ドラマとかの語りに負けてないですね。その場の空気感を良く捉えてます。

台風🌀の影響が心配です、床上浸水したエリアもあるし、警報🚨が新設された直後に、ハザードmapで危ない地域は案の定被災してるし、

温暖化なんとかせなアカンし。 (2026/06/03 03:03:30 PM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
かずまる@  さん
teapottoさんお疲れ様です!
政宗公は、仙台人のプライドの象徴のような位置にあるんですが
実際、ナニをした人なのかわかってる人は少ないです。
戊辰の役の時に政宗公が居てくれたら・・・列藩側は負けはしなかったでしょうね~~って妄想してしまいますがw
いいね! (2026/06/03 03:30:53 PM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
chiichan60  さん
こんにちは。

瑞鳳殿には伊達政宗公祀ってあるんですね。

実はteapottoさんのブログ(昨日のブログ)を読んでからSNSに仙台の七夕祭りの吹き流しと瑞鳳殿を観たんです。

それであっ、同じだ、瑞鳳殿だとわかりました。
仙台といえば伊達政宗公ですよね。

こんなに緑の木立に囲まれた静かな場所にあるんですね。
そして重厚な装飾が本当に素晴らしいですね。
もちろんteapottoさんの文章も素晴らしいです。
いいねをしていきますね。 (2026/06/03 03:43:13 PM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
いつもありがとうございます。
直接感じられたように
ここからは特別な場所なんでしょうね。
(2026/06/03 06:15:02 PM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
odetto1990  さん
素晴らしいですねーーー
静寂も伝わってきます
(2026/06/04 02:35:14 AM)

Re:金婚記念の東北旅行・・(3)(06/03)  
naomin0203  さん
なんという絢爛豪華なお堂でしょう。
繊細で緻密で、たくさんの色や彫刻が見事に麗しい。

瑞鳳殿へ続く参道の静けさは、この豪華なお堂を見せるためのプロローグですね。

「その一段一段に、政宗公の時代から続く祈りの時間が重なっているように感じました」
まさに長い長い祈りの時間が積み重なって、ここを特別な場所にしているのでしょうね。

旅のはじまりに敬虔な気持ちになる場所を選ばれて、いつまでも記憶に残る旅になりそうですね。 (2026/06/04 06:44:59 AM)

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