Windows Sonic for Headphonesがどのように音声を処理しているのかはブラックボックスだったりしますが、7.1.2チャンネルのスピーカーのテストトーンの録音データを分析することによって、Windows Sonic for Headphonesの音声処理の様子の一部を垣間見ることができました。
まず、前回記事の復習から始めます。
◆7.1.2チャンネルの10個のスピーカーのテストトーンが順番に流れる動画の音声を録音しました
◆Windows Sonic for Headphonesをオンにして録音したテストトーン 下の図は、テストトーンを録音したトラックを示しています。図の上部がLeftチャンネルのトラックに録音された音声、下部がRightチャンネルのトラックに録音された音声です。
テストトーンは、Left、Right、Center、Subwoofer、Side Left、 Side Right、Back Left、Back Right、Top middle Left、Top middle Rightの順に個別に再生されています。
※スペクトログラム(横軸:時間、縦軸:周波数、色:dB)
Leftのスピーカーの音声の場合、Windows Sonic for Headphonesの処理によってLeftトラックだけでなくRightトラックにも音声が記録されていることがわかります。
◆Windows Sonic for Headphonesの音声処理では、「周波数」「レベル」「時間差」といった要因を利用して、立体的音響を表現しようとしています
音声処理に利用される「頭部伝達関数(HRTF)」には個人差があるので、立体的効果の有無の感じ方は人によって異なるようですが、
Subwooferの効果が得られるということだけでも、
Windows Sonic for Headphonesをオンにする理由になると思います。
Windows Sonic for Headphonesは、しっかりと仕事をしているようなので、やはり、Netflixなどの5.1ch音声の映画やドラマを観る時には、Windows Sonic for HeadphonesやDolby Atmos for Headphonesをオンにするのは有効であることを確信できました。