日本の5月の死亡者数は、2月と同じような水準で推移しています。
5月の月間死亡者数も2月の2000人規模と同じくらいになるのではないでしょうか。
感染確認者数は、高水準で横ばいです。
連休時の検査数も影響しているかもしれませんが、実効再生産数は1を超えています。
ワクチン接種が進んでいるイスラエルで死亡者数が激減していることからすると、ワクチン接種が1カ月遅れると1000人~2000人の死亡者数増加につながると見ることもできるかもしれません。
ワクチンの国内治験にこだわって、2~3か月以上ワクチン接種の開始が遅れているとすると、政府の施策内容で5000人以上の死亡者が出ている、あるいは今後出ると考えることもできるのではないでしょうか。
今後、ワクチンの副作用で5000人以上の死亡者が出るのであれば、政府の慎重姿勢も正しいといえるでしょうが。
結局はワクチンは承認されて大人数に接種されるはずなので、ファイザーのワクチンの承認を遅らせた、そしてモデルナやアストラゼネカのワクチンの承認を遅らせている意味はどこにあるのでしょうか。
PMDAや厚生労働省には、ワクチン接種の遅れによって死亡者数が増えるという認識は全くないのでしょう。「緊急事態」という認識は無いようです。「さざ波」だと考えているから、ワクチン承認を急がなかったのでしょう。
「日本は欧米に比べて死亡者数は少ないので、ワクチン接種を急ぐ必要などない」という判断を誰かがしているのだと思われます。
承認審査の手続きは決まっているので、死亡者数については「知ったことではない」というのでしょうか。
死亡者数の増加に対してPMDA・厚生労働省はどういう見解を持っているのでしょうか。「だから、承認審査を急いでいる」とでも言うのでしょうか。
日本のワクチン承認の遅れの理由についてはあまり話題になっていませんが、市長や町長のワクチン接種などよりもはるかに重大な問題です。
メディアは枝葉末節の話題を詳しく報じていますが、ワクチンの国内治験や審査の詳細について報じないのは不可解です。
ワクチン承認の遅れは政治家の保身のためなのか、官僚の保身のためなのか、明らかにしてもらいたいものです。接種体制を整えるまでの時間稼ぎのための審査なのでしょうか。
承認したくないのであれば、「承認しない」という結論にしてもらいたいです。
政府は「ワクチン接種を急ぐ」と言いながら、承認を遅らせています。モデルナのワクチンはすでに空輸されたものが国内で保管されていて、承認を待っています。承認審査前なのに、「大規模接種会場で使用される」などと言われています。
承認前に接種の予約受付を開始するという理解不能な状態です。
無駄な時間をかけて「承認する」というのは全く意味がわかりません。将来問題が生じて訴訟になった時の「保険のための国内承認手続き」以外の理由は考えられません。
重要なのは、接種開始後の経過観察なのではないでしょうか。結局は承認するのに、事前に200~300人の治験を行って承認を遅らせる意味があったのでしょうか。
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