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日本シュンランの在来種が開花しました。昨年と比べて12日遅れの開花です。10日ほど前に本品を取り上げた際、開花は翌週の半ば・・・という予想を披歴しましたが、見事に外してしまいました。原因は今年のサクラが全国的に遅れたことと同じです。 この品種は、現在全てを露地に植えています。生存率や健康状態に注視すれば、露地植えの方が圧倒的に有利ですが、逆に不都合な点は、写真撮影時のアングルが大きく制約されるという点です。個体数は何の心配もない程に増加しており、一部をポット植えに戻すことを考える必要がありそうです。
2024年03月31日
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日本サクラソウの芽出しは九分通り進み、いよいよ花芽の出動フェーズに入りました。ポットの大型、中型に関わらず、上画像の大枠の状態を達成しており、これから芽出しする空地は残りわずかになっています。そうした中で、芽出しが早かった個体では花芽が顔を出し始めており、昨日現在「鹿島」や「濡燕」で確認できました。大きさは、まだ1cmにも届かないサイズです。この週末以降は格段に気温が上がりそうで、こうした気象条件の好転を受けて、花芽の生成も急速に進みそうです。楽しみな季節の足音が聞こえて来そうです。
2024年03月30日
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タッタソウが開花しました。いつも通りの淡い藤色の花は、落ち着きや奥ゆかしさが感じられます。昨年と比べて9日早い開花です。全国民の・・・と言っていいほどの期待を集めたサクラをも、開花日の大幅遅延に追い込んだ現下の冷え込みを物ともせず(?)、早咲きして見せた実績は褒めておきます。この早咲き以外にも大きな進歩がありました。それが豊作ぶりで、昨年1輪だけだった花が、今年の開花見込みは4輪に増えています。 一方で反省点もあります。画像を見ての通り、花の周りの茎(葉柄)が想定外に増えてしまい、背の低い花は周りの茎に押されて、花の形は歪んでいました。撮影に当たってはそうした茎を左右に掻き分けて、何とか花を正常な形に戻しています。秋の手入れでは、こうした過密を解消できる様、株の分割と最低限の距離を確保することを優先して対処します。
2024年03月29日
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福寿草の「福寿海」が開花しました。昨年と比べると、実に4週間も遅れての開花です。ここでも「暖冬なのに開花が遅れる」という割り切れなさが募ります。それも数日から1週間といったよく見かける日数ではなく、ほぼ1ヶ月に迫る大幅な日数差です。何か不都合な変化を伴っていないか・・・などと株元から葉の先端まで眺め回しているのですが、現時点で不審な点は見つかっていません。この品種は5月に入ると休眠に入るため、1年の大半を、健康状態観察もできないため、何かあるとほぼ手遅れになるのが常態です。 ところで、株の状態は?・・・というと、地中の塊根は7号ポット一杯になるほど広がっています。この画像には収まっていませんが、茎はほぼほぼ180度の対辺に散らばって芽を出しました。もしや中間部は壊死したりしていないか気になるところですが、この秋の手入れではこうした点を重点的に観察して、場合によっては塊根の分割も考える必要がありそうです。
2024年03月28日
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クロユリの芽出しが始まりました。新芽の胴回りは単4電池と同等以上のしっかりした構えです。これなら5年続きの作落ちを打ち止めにできるかもしれません。 長年の作落ちを招いた原因はよく分かっていません。ただ、この間に置きた特異な症状として、球根の微細化です。通常は多数の鱗片が結合して、梅の実ほどのサイズになります。これが、どうしたことか鱗片がバラバラに分離して、小さな欠片の集まりになっていました。この症状は、植替え時に確認したものです。こうした小さい鱗片でも、春になれば芽を出しますが、生成する株は貧弱で、結果として花を咲かせるスタミナはありません。こうして起きた作落ちも、昨年の植え替えでは球根サイズが回復しており、次の春には・・・という期待を持たせるものでした。この春には、長期作落ち癖の汚名が返上できることを念じて大注目です。
2024年03月27日
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白花コマクサが発芽しました。本品では播種日を表示していませんが、種蒔きは昨年6月頃でした。動きがあるとすれば、サクラが終ってからだろうと思っていたのですが、大きな読み違いでした。・・・という風な状況説明は横に置いて、発芽そのものは実に嬉しい”事件”です。 この発芽の元となったコマクサ株は昨年の夏越しできず、早々と枯死してしまいました。そもそもこの品種は中部山岳で言えば標高2500m辺りを主な生息域としています。この標高なら平地で35℃を記録する時でも25℃に届くことはありません。という風に、甚だしく過酷な環境で「咲けよ。育てよ」と要求している訳で、ヒトの道に反する行為と言えなくもありません。今回発芽した若芽にも、この過酷な生活を課することになりますが、今年は33℃を超えそうな日には空調の効いた屋内に収容することも考えます。
2024年03月26日
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雪割草の千重咲品「興野の紅」が花のピーク期を迎えました。この品種は昨春大型化していたポットを3分割した内の1つです。均等な分割ができず、このポットが一番大きな塊になってしまいました。幸いにも全ポット無事に春を迎えることができましたが、他の2つは比較的こじんまりとしており、花も2輪か3輪しか咲きませんでした。 この品種はそろそろ弾を使い果たす頃合い(残りは3輪)で、見応えとしては今がピークです。咲き始めて1ヶ月が経過しましたが、まだ1輪も散ったものは出ていません。花は時間の経過とともに持ち味の赤が薄くなるので、花の新旧はほぼ正確に判定できます。因みに最も早く開花したのは、画像で9時の位置で横顔を見せている個体です。この品種に関しては、あと2週間ぐらいで見納めになろうかと思います。
2024年03月25日
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濃色シコクカッコソウもが葉陰に隠れながら密かに(?)開花への準備を進めています。横方向から見ると、花芽の存在にも気が付き難い状態ですが、葉の隙間から覗き込むと、こんなツボミの塊が少なくとも3ヶ所認められます。昨年のサクラの時期に、ちょうど開花しているものをリクルートしましたが、花は1軸3輪と簡素な咲き方でした。1年経って地力を付けた結果として、前年比5倍を超えそうな勢いを見せており、豪華な花見ができそうです。
2024年03月24日
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芝生の一隅に植えた白花タンポポが、年毎に株別れが進行し、扱いに困るほどに肥大化してしまいました。絶滅は望まないにしてももう少しこじんまりした存在にしたい・・・ということで、一旦全ての株を掘り上げて、必要最小限の規模に絞り込むことにしました。 とは言え、この品は地上部の繁茂ぶりを超えて、地中でも広く深くゴボウの様な塊根を張り巡らします。で、掘削に当っては本格的にスコップを持ち出し、深さ35~40cmまで掘り下げましたが、そこで大きな石に阻まれてしまい、それ以上は掘り進めることはできませんでした。塊根はその石を迂回して伸びている様でしたが、お手上げです。 地中の措置はそこまでとして、次は株の縮小にかかります。大きな塊となった株の凡そ1/10相当の株を切り分け、元の場所に植え戻しました。下画像がその様子ですが、大ナタを振るった様子はご想像頂けるかと思います。これだけ絞りはしましたが、来念の今頃には2倍から4倍に増える筈です。更に1年経つ頃には、上画像に近い大群落が復元されてしまうのは間違いありません。この生命力のお陰(?)で、雨が降ろうが火が降ろうが、この品に関する限り絶滅の心配は全く必要ありません。あ~ア(溜息)。
2024年03月23日
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オキナグサが開花に向けて最終仕上げに入りました。既にツボミの最外周の萼弁は小豆色に色付いており、仕上げは順調そうに見えますが、惜しむらくは草丈が4cm前後と伸び足は止まっている状態です。加えてここに来ての冷え込みは、サクラだけでなくこの野草にも応えている様子が窺えます。そうした背景を考え合わせると、開花は早くて来週後半ぐらいか・・・と見ています。この品種の場合、開花期は3月半ばから4月上旬まで幅があり、これでも標準のペースとも言えます。
2024年03月22日
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タッタソウも開花に向けて最終仕上げの段階に入りました。ほんの2-3日前まで、地べたと同じ高さで胡坐(?)をかいていたのが、遂に離陸して空中に浮きました。この変化が開花の向けての最後の動きと見做して不都合はありません。 昨年はこうしたツボミが1個だけでしたが、今年は4個顔を出しています。1年間の成長の証しと言える姿で、豪華な花見ができそうです。問題は足下の気温の低下で、動き始めてみたものの、この寒さでは・・・という様なことにならなければいいのですが ....
2024年03月21日
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先月末、秋から冬を冷蔵庫で過ごさせた大輪トキソウ(ピンク花)の定植を紹介しました。当時はまだ新芽らしきものは確認できませんでしたが、定植後3週間が経過して最初の1芽が顔を見せました。この方法で冬季の保存を始めて数年になりますが、定植後に芽出しが始まったのは初めてです。という具合に、今年は蔵出しから定植まで実にうまくコトが進んだ様に見えます。 じゃあ、今年の花はどうなりそうなの?・・・と進みそうですが、実は昨年は3/6に開花していました。芽出しの時点で、既に2週間もの後手を踏んでいる訳で、開花まで含めると3週間から4週間の遅れは避けられそうにありません。
2024年03月20日
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シュンランのツボミが開花に向けて最終仕上げに入りました。昨年はどうだったか、というと、3/18には開花していました。暖冬なのに開花は遅れる・・・という、何となく割り切れない現象が、この品種でも起きています。それはそれとして、開花は何時頃?というのが関心の的になりますが、天候の方がね~。一旦寒くなる、という予報ですが、それやこれやを足したり引いたりして、来週半ばぐらいでしょうか・・・
2024年03月19日
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本来は常緑性で冬も葉を茂らせて通す黄花イカリソウの「アンバー・クイーン」ですが、この冬はどうしたことかほぼ全ての葉が枯れてしまいました。間もなく花の時期を迎えますが、このままでは何とも見苦しい上に、新たに芽を出す新株の成長の妨げになるし、咲いた花を眺める上でも邪魔になります。 ということで、この際、枯れてしまった茎や葉を全て刈り払うことにしました。既に新株の芽出しが始まっており、気軽にサクサクと・・・という訳には行きません。慎重に新株を避けながら作業を進めること20分、すっかり綺麗になった様子がこちらです。新芽の中にはツボミを抱いたものも混ざっていて(円内)、開花の時が待たれます。
2024年03月18日
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前日に着手したプチ菜園の雑草抜きの続報です。晴天微風、気温18~19℃という絶好の天候に恵まれ、勇んで外に出ました。因みに、上画像は昨日掲載したものの使い回しです。 前日に凡そ1/3ほどは片付いていました。その範囲には主にホトケノザが繁茂していて、これは根の張り具合も簡素で、比較的抜き易い部類に属します。一方、前日処理し残したエリアには、品種名は調べが付いていませんが、イネ科と思しき頑固な雑草が中軸です。根回りの土を解して抜き上げると、絡み合った大量のヒゲ根に土壌がてんこ盛り状態で付いて来ます。草抜きで根回りを叩き崩して土を払い落とすのですが、この処理に作業時間の大半を喰われた印象です。 とまあ、こんな具合で2時間半ほどかけて雑草どもを完封した様子が下画像です。「完封」とは言ってみたものの、この状態が維持できるのは精々半月ほどです。2ヶ月もすれば上画像の状態に戻るのを止めることはできません。そんなことの繰り返しなので、このプチ菜園では比較的雑草に成長を妨げられることが少ない山芋類を植えようか・・・などと思っています。
2024年03月17日
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3月に入って気温の上昇と共に急速に繁茂する範囲が広がったプチ菜園の雑草を、一旦は綺麗にしようということで草抜き作業に取り掛かりました。こちらが作業対象の全景ですが、左から後方に広がる長い葉は各種リコリスで、3ヶ月後には休眠に入り、培地は更地状態に変貌します。ということで、抜き取りの対象となるのは、画像中央部の背の低い群落です。今は草丈5~15cmですが、サクラが散る頃には成長の早いものは25~30cmに達し、中には種子を実らせ飛散させる品種もあり、繁茂の再生産が始まってしまいます。 という訳で手前右側から草抜きに取り掛かり、1時間弱で1平米ほどを片付けました。そうした雑草の草陰で身を隠す様に活動を始めていたのが上画像のムサシアブミです。この個体は、自然に還すために、仮植えしていたものですが、落ち着き先が決まる前に芽出しが始まってしまいました。移植作業は花後(正しくは仏炎苞)になりそうで、最後の晴れ姿はこの場所で披歴して貰うことになります。
2024年03月16日
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フクジュソウの「福寿海」が、草丈3cmほどまで伸び上がりました。と同時に、葉っぱの塊の中にツボミが視認できる様になりました。手ぶら(=作落ち)でなかったことが何よりも嬉しい話です。昨日時点で確認できたツボミは1個だけでしたが、来週中頃までは暖かめに推移しそうな予報です。この期間に後を追うツボミが顔見せするかもしれません。今年は作年(1輪のみ)より数を増やしたいというのが本音ですが、昨年の夏の勢いを思うと高望みはできそうにありません。
2024年03月15日
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ニリンソウも動き始めました。と言っても、昨日今日動き始めたものではなく、地上に顔を出して3日、4日は経っている身だしなみです。ここ数日は雨だったり厳しい寒さだったりで屋外まで足を伸ばすのを怠っていました。この間に芽出しが始まってしまった様です。 という具合に、主が身を縮めてコタツで丸くなっている間にも、野草は己が出時をしっかり押さえている様です。今動き始めている品種は4月の上旬には花を見せてくれる筈です。主も狂喜乱舞する(!?)季節がやって来ようとしています。
2024年03月14日
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冷蔵庫で低温保存して来たラン科品種の定植第3弾です。品種はウチョウラン(羽蝶蘭)です。画像は保存時の梱包状態と取り出したバルブの様子を切り替えて表示しています。バルブ8個の内、3個は今まさに芽出しを始めようとしているところでした。この取出しが遅れて、新芽が2cmか3cmに伸びてしまうと、花も望めず1年を棒に振ることになってしまいます。その意味で今年の定植作業は絶好のタイミングだったと思っています。 新居は3.5号陶鉢を用意しました。裁断したミズゴケと微粒の赤玉土・鹿沼土混合土を概ね1:1で配合したものです。植え付けを済ました様子がこちら。当面は屋内で保管しますが、サクラが咲く頃には屋外に移すつもりです。
2024年03月13日
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2年前にリクルートしたばかりの雪割草、二段咲・赤花白シベの美麗種でしたが、初年度の夏越しに失敗し、以来1年半を重篤な病人状態で過ごして来ました。何しろ野口英雄4人を投下した品種で、親としては見放す気になれず、健康体と同じ扱いをしていました。その甲斐があったかどうかは定かではありませんが、久し振りに健康そうな葉を出して来ました。まだ完全な健康体を回復したと言い切れる状態ではありませんが、復活への意気込みが窺える姿ではあります。今年の花までは期待すべくもありませんが、来春には何としても花を見たいという執念を注ぎ込んでサポートして行くつもりです。
2024年03月12日
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オキナグサ(日本在来種・赤花)も開花に向けて準備に取り掛かりました。左右に1対の花芽が姿を現し、やる気満々といった雰囲気を醸し出しています。と言っても、ツボミはまだ満足に形成されておらず、袋状にまとまった茎葉を軽く摘まんでみても、スカスカです。平均的な開花時期が4月上旬であることを考え合わせると、そりゃ~そうだ、ということでもあります。今週後半はグンと暖かくなるようで、成長に弾みが付くかもしれません。 この品の親類に当たるプルサチラ・ブルガリス(洋種オキナグサ・白花)の方は、始動はしたもののまだツボミの形成は始まっていません。こちらも週後半の暖かさで開花への動きが加速するものと思われます。
2024年03月11日
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見てくればかり大きくなって、一向に花を咲かせる気配の見えないクジャクサボテンを再生するために、差し芽を行って3ヶ月が経過しました。品種は「満月美人」と言い、「月下美人」よりやや小さめの花を咲かせ、後に実を付けると言われていますが、10年近く同居していて一度も目にしたことがありません。 ということで株の再生の最初の一歩として差し芽を行いました。着手したのが11月初め頃だったので、寒の底の時期に発根と枝葉の再生が始まったことになります。この間、2段階の壁やドアで区切られた屋内で過ごした訳ですが、最低気温が18℃前後と比較的暖かかったことから、3ヶ月ほどで再生した枝(葉?)が16cmまで伸びました。4~5月になれば屋外に出せる様になるかと思いますが、そうなれば成長のペースは更に上がると思います。花は今年は無理としても、来年には何とかしたい、というのが今思い描いている目標です。
2024年03月10日
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雪割草、千重咲の「興野の紅」1番花が開花して10日経ちました。花としては全開の域に達しましたが、1点だけ不満が残ります。それは花軸が一向に伸びていない、という点です。これまでに開花した他の品種では、晒し首状態で地面スレスレで咲いた個体でも、10日、半月と日時を費やすに連れ、花軸は伸びて四頭身、五頭身が実現していましたが、この「興野の紅」は頑なに1.5頭身を維持しています。後追いで開花した弟や妹たちは、花軸は適度に伸びていますが、1番花は寒気に耐える中で体力を使い果たしたのかもしれません。余談ですが、この品は昨年の内に株分けして3鉢に分植しています。2番、3番鉢はこれから開幕、といった状況で、今月20日前後がクライマックスになりそうです。
2024年03月09日
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昨年3月に開花し、5月に完熟するのを待って採り蒔きしていた雪割草が発芽しました。現時点でこの様な二枚葉が6芽確認できます。蒔いた種子の数は記憶していませんが、これで終り・・・ということはない筈で、後追いで数は増えるものと思っています。 数は分からんとして、花の様子はどんなんかな~、ということであれやこれやと思い出そうとしてみましたが、結果はやはり思い当たるものがありません。ということは花が咲く様になるまでは「怪人X」ということになってしまいます。雪割草を広く栽培している人の話では、最短2年で花を咲かせたという話も聞きますが、ワタクシの栽培技術では夢の様な話です。とは言え、結果は早く知りたいというのが人情というもので、少しでも早い開花を目指してアレやコレやと手を尽くしてみようと思っています。
2024年03月08日
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開花から半月が経過したコシノコバイモです。開花当時は打ち首を地面に投げ出した様な晒し首スタイルでしたが、この半月で首下がグングン伸びて、平均値には届いていないものの、そこそこ見られる容姿になりました。左が元晒し首の個体、右が数日遅れで開花した妹分で、こちらは生まれも育ちも絵に書いた様な美形です。この週末ぐらいまでは現状の容姿が維持できるかと思います。 半月と言えば、春本番頃なら花の寿命3個分に相当する時間です。「寒の時期の花はご長寿」という経験則に照らしても、半月経ってもこの鮮度を維持しているというのは驚きです。3月、4月に開花を迎える品種が列を成して待機中ですが、いずれも寿命は数日で、うかうかしていると見頃を逃しかねない品種のオンパレードです。
2024年03月07日
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今年に入って「アレが始動」だの「コレが開花」などと紹介して来た対象は全て「草」でした。それらに対して今回取り上げるのは樹木です。名称は「白花重弁ヤマシャクヤク」という売りの文句に釣られて購入したものですが、栽培してみると、年を重ねるに連れ樹木に近付いてしまいました。7年がかりでやっと開花した花は、カタログ通りの花でしたが、正体は「牡丹」そのものです。 そのヤマシャクヤクもどきが葉を出して本格的に動き始めました。この品種は数年間作落ちが続いており、この辺で汚名を返上して貰いたいものなのですが、現段階ではそれが実現するかどうかは見通しが付きません。ポット栽培では土壌から吸収できる養分にも限界がありそうで、この子たちも一旦露地に移して樹勢の回復を図るべきかもしれません。
2024年03月06日
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9月にツボミが地上に出て以来、凡そ半年の間「死んだふり」でもする様に、動きを見せなかったシュンランが、やっと動きを見せました。画像で上半分のふっくらと膨らんでいる部分がツボミで、下半分の少し締まった部分が花柄に相当する支持体です。3月に入って僅か4日ですが、この期間だけで約2cm伸びた計算になります。開花までにはこの支持体部分だけで7~12cmほどに伸びます。開花の時期は3月の半ばから3月末までで、花の寿命は2週間ほどです。視線を上げればサクラ、落せばシュンラン・・・と言った季節感ですが、生憎分布域は大きく異なるので視線の上げ下げだけで両者を見比べることはなかろうと思います。
2024年03月05日
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昨日は雪割草の花が正常に咲き始めたことを紹介しました。雪割草だけでなく、昨秋からポツリポツリと咲き続けていた白花タンポポも厳寒の1月、2月に開花した様子と今開花している様子では大きな変化が起きています。 厳寒の1月半ばに開花した花は花弁の先端部が縮んだ様に変形するものが大半を占めていました。縮み以外にも褐色に変色するものもあります。また1日や2日では全ての花弁を開くことができず、温かさが短期間で過ぎると開き残しが出ることも珍しくありません。基本的に夜は花弁を閉じるので、そのまま花の寿命を終えるケースもありますが、開花しなくても受粉して種子を実らせる点は流石の生命力と言わざるを得ません。 そうした開花時の欠点も、今咲いている花ではすっかり影を潜めて、スッキリ、伸び伸びと綺麗な形状に変貌しています。厳寒期には花弁先端の切れ込みが、殆ど確認できませんでしたが、今はほぼ全ての花弁で視認できます(右・円内)。という具合に、単に「花が咲く」だけでなく、「綺麗に咲く」という格上げ現象も起きています。
2024年03月04日
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昨日から今日にかけて、新潟市の新津フラワーランドで越佐雪割草展が開催され、その場に行く気満々だったのですが、生憎この期間は現地は雪模様らしい、ということで出発を見送ってしまいました。こうした気象条件で、関西人のワタクシ如きがうかうか出掛けては、思わぬ交通障害の原因になり兼ねません。1週間後には別の展示即売会が予定されていますが、気象に大きな変化はなく、今年は全面撤退ということになりそうです。 といった業界の動きとはかけ離れてしまいますが、我が家の雪割草はいよいよシーズン本番に入った様です。1月、2月に先行して開花した花は、例外なく何らかの欠点、例えば花弁の変形、花弁とシベの不揃いが見られましたが、ここに来て気温は低位で迷走しているものの、開花する花は本来の仕様通りのものが増えて来ました。画像は二段咲・白シベのお気に入り品種ですが、花弁の変形やシベの成長遅れといった欠点は影を潜めています。この先開花するものはこうした好ましい変化が前に出る様になる筈で、待ちに待った花期の本番に突入することになります。
2024年03月03日
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1年前、ちょうど今頃のことです。某所の山野草店の店頭に福寿草がたくさん並べられていました。その内の「秩父紅」という品種のうち1株が一際弱々しく、枯死寸前といった状態で控え目に展示されていました。値付けは健康株の1/3ほどに設定されていました。この値段なら「枯れて元々」ということで買い求めて来ました。 それから1年。2/21に待望の芽出しが確認できました。「枯れて元々」が大化けしたた訳です。ところがその2日後、いつも通り鉢植えを見廻っていて、当の「秩父紅」の新芽が激しく食い散らかされているのを発見しました。被害部位は株の中心部で、大切な成長点やツボミが収まっている部位です(画像中央)。今年は花はなしか・・・と半ば諦めていましたが、1週間が過ぎた昨日、被害株に目をやると、何と何と食害部分の周辺から再生が始まっているではありませんか。この様子なら、品種としての生存は勿論、上手く再生が進めば花も期待できるかもしれません。という具合に、この1週間ほどは、気分の浮き沈みの激しい期間となってしまいましたが、何とか再生が上手く進む様願いつつ、食害へのバリアーも強化して見守っている状態です。
2024年03月02日
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露地植えのコシノカンアオイが開花しました。昨年は作落ちしたので、意味は薄れますがもう1年遡って一昨年と比較すると1週間遅れという結果になります。遅い年は3月中旬になることもあるので、これでも取り立てて遅い・・・ということはありません。 それにしても、もう少し大きく口を開けてから開花宣言を・・・とお考えの向きもあろうかと思いますが、何分にもピーナッツの殻の様に固い花です。大きく口を開くこともありますが、このまま固まってしまうことも少なくないので、この品に限っては半開きでも開花として扱うことにしています。それにしても、花の下半身、つまりお尻を半ば地中に埋めた様な開花の姿は頂けません。次年度以降はこんな姿勢でツボミが現れたら、土壌を掘り上げて全身を出させる様にします。
2024年03月01日
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