獺 祭

悪口（？）書く時は検索されにくいように工作してみます@タイトル

今日Ｊ天堂病院に行ったら、玄関にタイトルにした看板が飾ってあって「ありがとうございます」って書かれていました。
アタシの母校は予選落ちして今回は出られないので、なんかむかついたというわけです。普段は愛校心なんかかけらも感じていない、むしろ出身校名口にするの恥ずかしい、なんて思っているのに、なぜかこういう時はすごく気になる不思議。
日本がイヤで離日して外国暮らしの長い人が、ふとした時に頑張っている日本人を見た時に猛烈に応援したくなる感じと似ているかもしれない（いやソレ多分違う、笑）

もとへ。

Ｊ天堂受診日です。

結構細かいセリフのやり取りで記録してあるのは、後でみて「ああ、このころはこの程度の動きしかできなかったんだな」とか「この動きで泣きが入ってたんだな」とかがわかるからです。 
長いしアタシの備忘録で書いてるだけなので、興味のない方はスルーしてね。

いつも通り午前中の診察が終わらないので、Ｓ田先生の診察は形成外科のお部屋で12：45分頃から始まりました。
今日はアタシは３番だったので、13時前に呼んでもらったよ。

「どうですか、痛いですか？」って聞かれて「うーん…」と言い淀んでしまいました。

痛いのは痛いんだけど、骨とか関節が痛いっていう感じだからねぇ。
手術する前とは痛み方は全然違うし、痛い場所も肩の前側なんだけど微妙に違うし。

「今気になるのは、骨とか肩関節がキューってしめつけられてる感じの痛みです。アタシの肩幅、今ものすごく狭くなってる？って思うくらいぎゅーってされてる感じに痛いです」ってもうしあげました。
そしたら「アンカーを刺したところから、腱板の切れてるところを骨側に引っ張ってキツメに結んでつけてあるから、腱が骨を引っ張って締められてる感じがするのかも」ですと。

あー、なるほど。
言われてみればそんな感じかも。

手術映像のビデオもらっておいて本当に良かったと思うわ。
手術の具体的な処置が目に浮かぶので、「あーなるほどね。うんうん、言われてみればそうかもね」って思えるもん。
でもまー、「実際にはわかんないんですけどね。『かもしれない』っていう感じですけども」って続いたので、「おいおい、ちょぉ待てや」って話だけどさ（笑）

先生　「肩を動かすと痛いんですか？」
アタシ「いえ、動かすと痛いっていうよりも冷えると痛いって感じです」
先生　「は？冷えると痛い？古傷が痛む、みたいな感じですか？」
アタシ「古傷ｗ　まだ新しい傷ですけどｗ　でもソレに近いかもｗ　
　　　　雨降るよーとか寒くなるよーっていう、お天気がわかるようになりましたよｗ」
先生　「うーん、痛いですかぁ…」
アタシ「カイロであっためると多少ラクになるんですよ…
　　　　ああ、そうだ。アンカーの素材ってなんですか？」

Ｓ田整外でリハビリ前に「あっためてみようか」という話になったんですが、Ｓ田整外にはマイクロウェーブであっためるものしかないそうなんですね。
で、マイクロウェーブだと金属質のモノが入っていると、肩の中で放電してしまうのでダメなんですね。
なので、アンカーの素材が何かということを知りたかったのですが…

先生　「金属じゃないです。えーと…ポリエチレン…いや、とけるからポリエステルか」
アタシ「ポリエステルですか？」
先生　「ええ、金属は入ってません」
アタシ「解けるっていうことは…
　　　　最終的には骨と同化するというかアンカーの上に骨が形成される？」
先生　「ええ、アンカーはなくなります」
アタシ「糸は？」（←興味津津）
先生　「糸はなくなんないです。骨から糸が出て腱を縛っている状態になります」
アタシ「へー」

アンカーの素材はポリエステルに分類されてる PLLA 、コレのようです。
手術前に説明されたような気もしますが、手術前に聞くのと後に聞くのとではやはり現実味が全然違うんだよね。

半袖を着て行ったので肩の傷を出して「あと骨の痛いのとは別に、ズキズキ痛むのが肩のこことここの傷のところ」ってお見せいたしました。
それは手術の傷のところなので、「癒着してるのかもしれないなぁ…。注射してみます？」って聞かれたよ。

アタシ「注射って、なにを？何の薬ですか？」
先生　「ステロイドです」
アタシ「ステロイドは…打って３～４日後から２週間不正出血があるからイヤです（キリッ）」
先生　「ええ？肩の注射でもそんなことありますか？」
アタシ「いつも２週間、じゃーじゃー血が出て（←）、婦人科のお世話になるんです。
　　　　偶然かもしれないんですけども、でも打った時といつもリンクしてるんで、イヤです。
　　　　そもそも癒着に対するステロイドの効果って何ですか？」
先生　「炎症をおさめるとか…」
アタシ「今この肩が癒着して炎症を起こしてるってことですか？」
先生　「それもあるかもしれないし、注射すれば癒着がはがれることもあるんですよ」
アタシ「針ではがすの？」（←基本的に整外は野蛮な処置をすると思っている）
先生　「イヤ、液が入ることによって、くっついているところがはがれるんです」
アタシ「あー、なるほど…。でもステロイドはイヤです（キリッ）」
先生　「ｗ　じゃあ生（理）食（塩水）と麻酔だけにしてみますか？」
アタシ「注射の液ではがすっていうだけならそっちの方がいいです。
　　　　でも、動かしてみて癒着しているっていう感じはないんですよねぇ…」
先生　「ああ、じゃぁまずどこまで動くようになりましたか？万歳してみて」
アタシ「結構上がりますよ。ばんざーい」

って腕を上げたら、先生の目に褥瘡の痕が入ったようでして。

先生　「ええ？その傷、そんな痕になっちゃったんですか？」
アタシ「ええ、痕になりましたともさ（威張り）
　　　　ずっとガーゼ当ていて、もういいよってＯＫ出たの先週くらいなんですから！」
先生　「うわー…ケロイドになっちゃったんですね」
アタシ「ええ、いろんな人に気の毒がってもらってます。
　　　　この痕、治るのかなーって悲しくなりますよ」
先生　「いや、本当に申し訳なかったです　（うおう、謝ったよ！！）
　　　　実はあのあとからスリングを換えたんですよ」
アタシ「えー？そうなんですか？」
先生　「『スリング２』だったのが『スリング３』にバージョンアップしたんです」
アタシ「えええー。もっと早くそうしてほしかったですぅ。
　　　　アタシの前の患者さんで、こういう人いなかったんですか？」
先生　「イヤ、ここまでひどい人はいなかったんですよね」
あたし「えええー。でも、いないわけじゃなかったんでしょう？
　　　　もっと早くそういう患者の声を業者に届けてほしかったなぁ…（ぶーぶー）」

でもまー、Ｓ田くん謝ってくれたから、いいとするよ。
医者に謝られたの、正直、初めてだわさ。

で、あらためて、またばんざーいです。
先生　「ああ、上がりますねぇ。外旋は？」
アタシ「そこそこですね。こんな感じです。
　　　　これ以上は痛いので、動かしたくなくって動かないです」
先生　「後ろに手を回すのは？」
アタシ「これはあんまり…
　　　　お尻の上に親指がつくので精一ぱ…（軽く腕を持ち上げられた）
　　　　…！！痛いですって！！！無理無理無理っ！！！」
先生　「うん、大丈夫ですよ！！（いや、待てその前に謝れお前）　
　　　　３ヶ月で挙上120度、外旋30度をもう軽く超えてますから。
　　　　この調子で行けば絶対元通りです。大丈夫！！」
アタシ「…アタシ、先生のそのポジティブなところ、大好きです（涙目）」
先生　「暗示かけてるわけじゃないんですよ。本当に大丈夫！！」
アタシ「暗示じゃないなら、おまじないにして」（←痛くて何言ってるかわかんないｗ）

文字制限に引っ掛かりそうなので、続く。