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久能山に初詣でした後、ふと近くにある庭園付きのイタリアンレストラン「フィオレンティーナ」に寄りたくなりました。

ここはお料理は勿論のこと、内装もしゃれて素敵なのです。
いかにもこのレストランにふさわしい、どこかヨーロッパ風の青年ギャルソンに内装のことを訊ねるうちに、私はアメリカで、イタリア人のおやじオーナーから無理矢理買わされたランプ「リリ」のことを思い出しました。
小さな宝石箱が手頃な値段で売られていたので、お土産に買ってるうちに、おやじに誘われて、地下のもっと素晴らしいコレクションの数々を見せられ、青い百合のランプ「リリ」を無理やり買わされたことー。

(この宝石箱に釣られたのが運の尽き)
名古屋港についてからが、又手続きが大変だったこと、イタリア男はこすっからいので用心が必要、などの話を、思わずギャルソン相手に話していました。
するとギャルソンは、イタリアに研修に行かされたことがあるそうで、思いがけずイタリア談議で盛り上がりました。
「それじゃあ、今度来た時は今日話したランプの写真持って来るわ。」
約束したので、忘れないうちにと、その日の夜早速ランプの写真を撮りました。

そしたら急にライトのついた状態を撮りたくなりました。

久しぶりに点灯したランプは、妖しく美しく、あのイタリア美術店の地下で見た時のように神秘的な姿を見せているではありませんか!
思いがけないイタリアンレストランの青年ギャルソンとの出会いで、もうつけることもないと思っていた青い百合のランプ「リリ」が復活したのです。
それ以来私は毎晩ランプをつけるようになりました。
何だか不思議な話です。
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