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日本の少し昔の詩人がこの1行詩を発表した時、蝶の学校ではちょっとした騒ぎになった。生徒の蝶の一部は、自分も韃靼海峡を飛ばなければいけないのかと泣き出すので、いや、あれは希望者だけやればいいんだと先生の蝶が説明してその場を取り繕ったのである。
校長の蝶も朝礼で、この詩を引き合いにだして、次のように述べている。普通の蝶がそんなことをしたら、雨や風に晒されて力尽きてしまうし、万が一どこかの島に辿り着いたとしても弱りきっているところを捕虫網で捕まってしまうだけだ。
おかげで真面目にその話を聞いていた蝶は今でも海峡を飛んで行こうとはしない。
ところで、今日の問題は「韃靼」という字が読める蝶が極めて少なくなったことであろう。
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