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こんにちは!前回の「ほめ言葉」ですが、このテーマだけでもずいぶん書くことが多いことに気がつきました。そこで、もう少しほめるポイントを細分化・具体化して、少しずつご紹介していきたいと思います。今日は料理の味や食感に関するほめ言葉です。sweet : [形]甘い : 特に説明はいりませんよね。salty : [形]しょっぱい : これも皆さんよくご存知だと思います。ポテチとか好きならI love salty stuff.とか。savory : [形]塩味の効いた、薬味の効いた、風味が良い : 私は知らなかったのですが、これも良く使われる表現のようです。料理持ち寄り式のポトラック・パーティーで"sweet and savory"を持って来い、という案内があれば、甘いもでもしょっぱいものでも持って来て、という意味になります。moist : [形]しっとりした : パンやケーキについて、「しっとりしていておいしい」とか言いたい時に使います。crispy : [形]シャキシャキした、パリっとした、サクッとした : パンのクラストのサクっとした感じや、新鮮な野菜のシャキシャキ感、鳥のカラ揚げのサクッとした感じなどを言い表すのに使われるようです。crunchy : [形]ザクザクした、バリッとした、カリッとした : ピーナッツやアーモンド、クッキー、ビスケット、クラッカーなどの食感に。 juicy : [形]みずみずしい : 日本語としてもよく使われますよね。肉汁や果汁など、汁気のあるものについてほめる時に使いましょう。spicy : [形]香辛料の効いた : 料理に使われているスパイスには、何かしらその人なりのコツというか、秘訣が込められているものです。どんなスパイスを使っているのか質問すると、会話もはずみます。もちろん、スパイスやハーブの知識がまったくないと、答えが返って来ても困るんですが。fluffy : [形]フワフワした : マシュマロとか、ケーキのスポンジとか、クリームとか、そういうフワフワしたものをほめる時に使います。chewy : [形]モチモチした、コシのある、歯ごたえのある: ベーグルのようなモチっとした食感や、やわらかいキャンディーやキャラメルの食感などに使います。酸っぱい(sour)ややわらかい(mushy)など、まだまだありますが、今日はこの辺で。
2005年12月14日
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こんにちは!「ビジネス英語」があるなら、「キッチン英語」もあるだろうということで、私が出会ったり、使おうと思ったりした英語表現をご紹介しようと思います。実は、キッチン英語って、結構、思ったよりも使う機会は多いんです。主な機会はなんといってもパーティーでしょう。アメリカでは、大小あわせていろいろなパーティーに呼ばれる機会が非常にたくさんあります。その時に、ホストが作ってくれた料理についてコメントしたり、レシピについて質問したりすると喜ばれます。また、パーティーのスタイルとして、参加者がちょっとした料理を持ち寄るポトラック・パーティーというのもよく行われるので、そういう時に、自分の料理について質問されることもあります。「キッチン英語」が活きるのはパーティーだけではありません。会議や学会で一緒になった人とご飯を食べる時、あるいは、ご飯を食べながら会議をしたりする時(ランチミーティングやパワーブレックファストと言うらしいです)、仕事の話だけじゃなくて、出てきた料理の話に花が咲くことあります。今日のトピックは「ほめ言葉」。アメリカに来て驚いたのが、こちらはかなり「ほめ合う文化」だなあということです。極端な話、小切手にサインするだけで「Excellent!」とか「Perfect!」などと言ってくれます。最初はなんて調子の良いヤツラだ!と思いましたが、特に下心があって言っているわけではなさそうなので、割とカラっとしていて気持ちが良いです。「お世辞の応酬」というよりは、ほめ合うことを通じて、お互いがどんな価値観を持っているのかを確認しあっているような感じかなあ。壁に飾ってある写真をほめられて嬉しそうにしていれば、「ああ、この人はこの写真を大事に思っているんだな」とか。私もこの習慣を見習って、隙あらば何かほめてやろうと機会をうかがっているわけですが、いかんせん、ボキャブラリーが貧弱なので「good」「nice」「great」ばっかり繰り返し使う羽目になってしまいます。 いろいろとごたくを並べる前に、とにかく「これは良い!」と思っていることを相手に伝えることが大事です。というわけで、これから使ってみたい「一言ほめ言葉」を集めてみました。hmm!:[間]ウーン : 料理を一口、そして「ウーン!」。これが何といっても一番簡単で伝わりやすいほめ言葉じゃないでしょうか。もちろん、料理だけでなく、何かに感動したら「hmm!」が使えます。yummy:[形]非常においしい : 辞書には小児語やスラングとして出ていますが、比較的よく聞く言葉です。なぜか、女の人がドスのきいた声で力を込めて言う場面に何度か遭遇しました。上述の「hmm!」の後に続いて言ってみましょう。delicious : [形]とてもおいしい : おなじみの単語ですよね。でも、私は意外と口からすんなり出てこないんですよ。「デ-リ-シャス」と長いのと、「L」の舌の位置が気になるからかな?tasty : [形]おいしい、風味のきいた : ジーニアス英和大辞典では、deliciousがvery tastyということになっているので、ただのtastyだと、deliciousほどではないということでしょうか。また、同辞典によれば、甘いものについてはdeliciousというのが一般的だそうです。こういう細かな使い分けもやってみたいところですね。gorgeous : [形]豪華な、見事な、素敵な : 「豪華だ!」とか「すごい!」と思えば何に対しても使えます。日本でゴージャスというと、ファッションや内装のことを指すことが多いイメージがありますが、料理に対して使うことも多いような気がします。料理の見た目や盛り付けに手が込んでいそうだと「It looks gorgeous!」だし、とってもいい香りがすれば「It smells gorgeous!」、そして、口の中でいろんな食材やらソースやらが渾然一体となってハーモニーを奏でる…とかなんとかだったら「It tastes gorgeous!」になります。pretty good : [形句]なかなか良い : 良く聞くほめ言葉。料理だけでなく、何にでも使います。嫁さんがなぜか気に入って、口癖のようによく使ってます。lovely : [形]すばらしい : アメリカではあまり聞いてませんが、アイルランドに行った時に良く聞いたほめ言葉です。可愛らしいという意味だけでなく、いいなと思えることは何でもlovelyです。もちろん、アイルランド人も、かなりlovelyな人たちです。他にもいろいろありますが、今日はここまで。
2005年12月12日
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どうも!お久しぶりです!皆様お元気ですか?1年とほぼ半年振りの登場です。「今後の5年間くらいを決定付けるような岐路」に立った結果、今、アメリカのスタンフォード大学に来ています。パンは、以前のように頻繁に焼いてはいませんが、時々、パーティーなどに焼いて持っていくと、好評です。そうそう、こちらのオーブンは大きいので嬉しいです。近況などぼちぼち書いて行こうと思いますので、懲りずにまたお付き合いくださいませ。それでは。
2005年12月10日
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ご無沙汰~。6月半ばから、私の今後の5年間くらいを決定付けるような岐路に立たされてて、なかなか、こちらに顔を出せませんでした。すいません。結果が出たらお知らせしますね。さて、その他の近況報告いってみましょー。6月の終わりに、パン教室にいって来ました。第4コースの7回目。ハイリッチな生地を使ったパンということで、コーヒーケーキ、スイートバンズを作りました。コーヒーケーキは、「コーヒーに合うパン」という意味だそうで、コーヒーが入っているわけではないです。(右奥の渦巻きはコーヒーケーキの「オペラスネーク」カスタードをしぼって、プラムを真ん中にのせてあります。その下の切ってあるのはコーヒーケーキの「ツイスト」これは、ねじった生地を三つ並べて型に入れて焼きました。下の丸い二つはアップルバンズ。具として、シナモンをまぶしたりんごのシロップ漬けが入ってます。左端はロングチーズバンズ。アップルバンズと同じ生地ですが、こちらは具としてチーズがはいってます。言うまでもないですが、写真をとった後は、ペロリでした。)そうそう、宿題だったスイートポテトロールを持っていきました。インターネットで拝見した、先輩方のホームページでは、この宿題のパンを見るなり、先生が「温度が低いんじゃない?」とか、「アルミの型使ってるの?」とか、タチドコロに製法や問題点を見抜いてしまう様子が書かれていたので、内心ドキドキでした。でも、「あら、きれいに焼けたわね~」で終わってしまってちょっと拍子抜け。第4コースは次回で終わり。そして、いよいよ8月からは最終コースになります。去年の今頃、一緒に第1コースをやっていた人たちはずいぶん減ってしまって、寂しい限りではありますが、卒業まで頑張るぞ。先週末はピザを焼きました。今週末に、会社の同僚を呼んでワインの会をするので、その練習のため。今回は、ピザソースも手作りです。ソースは玉ねぎ、ピーマン、ニンニク、ショウガを刻んだものをトマトピューレで煮込み、塩コショウとバジルで味と香りをつけました。ピザの具は、プチトマトとナスとベーコン、そしてとろけるチーズです。生地をうす~く伸ばしたので、クリスピーなピザになりました。チーズをもうちょっと奮発してもよかったかな?と思ったけれど、かなり満足な出来でした。英検の結果が帰ってきました。残念ながら不合格。でも、合格ライン82点のところ、80点。おっしー!あー!オッシィーー!とりあえず、手ごたえは感じられたので、次回(10月)はピシッと合格を決めたいですね。リスニングが課題だな~。今朝、久しぶりにパンを焼きました。クルミ、ウォールナッツ、レーズンがたっぷり入った、「ノア・レザン」。本当はパヌトンという籐の籠で仕上げ発酵させるんだけど、ないので竹ざるで仕上げ発酵。うまくいったら、「ノア・レザル」と名づけようと思っていたのですが、あまりきれいな網目模様は入りませんでした。今回は「生地のこね過ぎ」というハプニングもあったりして、かなりどっしりした作りになりましたが、久々に早起きしてパンが焼けたので満足です。
2004年07月08日
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うちの会社には小さな空き地を利用した菜園があり、そこで警備員さん(農業暦ウン十年)が季節に合わせて大根やら玉ねぎやらジャガイモやらを無農薬で作ってくれ、獲れた野菜を社員に提供してくれています。昨日はジャガイモの収穫がありました。立派なジャガイモがたくさんとれてホクホクです。いつもありがとう!警備員さん!せっかくいいジャガイモが手に入ったので、今日はこれを使ったパンを作ることにしました。じゃがチーズと、じゃがマヨです。---------------------------2004年 6月 18日 晴れ 27℃(ちょっと蒸し暑い)材料(1)強力粉(麦の里えべつ) 150g砂糖 15gイースト 6g水 195g(温めず、そのまま使った)材料(2)強力粉(麦の里えべつ) 150g塩 6gスキムミルク 6g材料(3)バター 15gじゃがいもをふかすじゃがいもを、電子レンジで5分間。そのまましばらく置いておいて、まだ中まで火が通ってなさそうだったのでさらに2分間。皮をむき、塩コショウし、つぶして冷ましておく。ちょっと味見をした時に結構ぴりっときたので「ちょっと入れすぎたかな?」と思った。嫁さんは塩コショウをしすぎる傾向があって、私は彼女の料理にいつも「ちょっとスパイシー!ビリビリくるねー」とコメントしているのだが、今日は自分が言われる立場になってしまったかと心配になった。まぜる 02:44~02:49 5分材料(1)をゴムべらでかき混ぜる。今日も小麦粉がダマになりやすかった。ひょっとして袋の中の粉がしけってきてる?1回目の捏ね 02:49~02:59 10分材料(2)を加えて、生地をこねる。ちょっと水分が少なめだったようだ。2回目の捏ね 02:59~03:09 10分材料(3)のバターを揉みこんで、さらにこねる。生地ののびがよくなった。捏ね上げ温度は31℃になった。そろそろ仕込み水は冷やして使った方がいい頃なのかな?1次発酵 03:10~03:45 分 35分じゃがいもをふかした後で、電子レンジの庫内の温度がまだ高かったので外で発酵35分。分割・ベンチ 03:45~04:15 30分8分割して、丸めて、ベンチタイム20分。成形 04:15~04:30 15分ガス抜きをしてつぶしたじゃがいもをのせて包む。8つのうち半分は一緒にとろけるチーズも包んだ。生地に水分が少ないためか、若干綴じ目を閉じにくかった。仕上げ発酵 04:30~04:55 25分(発泡スチロール) 04:40~05:20 30分(ビニル袋+発泡スチロール)8つを二度に分けるので発泡スチロールコース(4個)と、ビニル袋コース(4個)に分けて仕上げ発酵。発酵後、はさみで十字に切り込みを入れた。チーズを包んでいないやつには切り込みにマヨネーズをかけた。焼成 4:55~5:15(第1陣) 20分, 5:20~5:40(第2陣) 20分180℃で天板ごと予熱。今日は15分焼いてもあまり焼き色がつかなかった。過発酵というやつだろうか、それともオーブンのがんばりが足りなかったのだろうか。時間を延長して20分ほど焼くと、ようやくそれっぽい焼き色になった。心配されたジャガイモへの塩コショウだが、パンと一緒になると味が薄まるためかうまい具合に気にならなくなった。しめしめ。結果オーライである。ジャガイモはメークインタイプのしっとりした品種だったようで、ポクポクと栗のような味がした。チーズとマヨネーズの塩味もいい感じ。それではいってきます。
2004年06月18日
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梅雨だというのにいい天気が続きますね。いい気候なので寝れて寝れてしょうがないです。ここのところ寝坊続きでパンが焼けてなかったのですが、今日は久しぶりに早起きできたので、パン教室で宿題になっていたスイートポテトロールを焼いてみました。---------------------------2004年 6月 16日 晴れ 25℃材料(1)強力粉(麦の里えべつ) 80g砂糖 16gイースト 5g水 48g(温めず、そのまま使った)卵 48g(温めず、そのまま使った)コンデンスミルク 11g(温めず、そのまま使った)材料(2)強力粉(麦の里えべつ) 80g塩 3gさつまいも 76g(適量は107gだが・・・)材料(3)バター 16g芋をふかすさつまいもを、電子レンジで5分間。そのまましばらく置いておいた。皮をむき、マッシュして冷ましておく。まぜる 03:17~03:22 5分材料(1)をゴムべらでかき混ぜる。水分が少ないためか、粘り強い生地。小麦粉がダマになりやすかった。1回目の捏ね 03:22~03:32 10分材料(2)を加えて、生地をこねる。さつまいもも、このタイミングで混ぜ込んだ。芋の香りがおいしそう。やっぱり粘り強い。2回目の捏ね 03:32~03:42 10分材料(3)のバターを揉みこんで、さらにこねる。生地ののびがよくなった。捏ね上げ温度は30℃になった。結構高い。1次発酵 03:46~04:34 分電子レンジの発酵機能で30分。ぜんぜん膨らんでないので、+10分。まだまだ。さらに5分。結局45分。イーストが少なめなのでブワーと膨らまないのだろうか。そういえばフィンガーテストをするのを忘れていた。まだちょっと弾力が残っていたかも。分割・ベンチ 04:34~05:04 30分8分割して、丸めて、ベンチタイム20分。成形 05:04~05:15 11分ガス抜きをして上から折ってコッペパン状に成形。8つもやると時間がかかってしょうがない。仕上げ発酵 05:15~05:40 25分(発泡スチロール) 05:15~06:05 50分(ビニル袋)8つを二度に分けるので発泡スチロールコース(4個)と、ビニル袋コース(4個)に分けて仕上げ発酵。発酵後、はさみでチョンチョンと切り込みを入れ(ヒゲ根のつもり)照卵。焼成 14分。180℃で天板ごと予熱。10分後から様子を見ながら焼き色が良さそうになったところで取り出し。結局、第2陣まで全部焼くのに6:25までかかった。1次発酵であまり膨らまなかったので心配していたのだが、できあがってみると、確かに教室で作ったのもこんな大きさだったかなという感じ。焼き上がりはフカフカで、噛むとサツマイモの香りがふんわりとした。出来のいいやつを2つほど冷凍しておいて、今度の教室に持っていこう。
2004年06月16日
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今日は、英検を受験してきました。実は、毎年この時期に受験しているのですが、なんと、去年は一昨年とほぼ同じ点で不合格(しかも不合格C。合格にはほど遠いことを意味する)という進歩のなさだったのですが、今年は少しは進歩したかな?してて欲しいな~。と、思っていたら、いつの間にか出題傾向が変わっていて、とまどいました。TOEIC等の英語力判定試験との競争で、英検の出題者もいろいろ工夫しようとしてるんでしょうね。さて、手ごたえの方はというと、リーディングとライティングはちょっと進歩した(と自分では思う)けど、ボキャブラリーとリスニングがまだまだといった感じです。いつもなら、解答速報を目を皿のようにして探すんですが、今日はそんな元気も残ってないです。はあ。明日から、もっと英語に触れる時間を長くとれるようにしよっと。
2004年06月13日
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これ、私的には注目のコンサートです。予定が合えば行きたいなあ。中年男性が気軽に楽しむコンサート 河合氏呼びかけ実現へ河合隼雄先生のコンサートには、以前に一度行ったことがあります。フルートあり、語りありのとても面白い演奏会でした。なんと、CDもあるんですよ。そうそう、1ヶ月前くらいだったかな?近所の駅で河合隼雄先生をお見かけしました。私がエスカレーターを上っているときに、何気なく追い抜いた人のカバンに何か白い紙が貼り付けてありました。何だろうと思ってみると名刺で、「HAYAO KAWAI」とあるではないですか!とっさに振り向くと確かに先生その人でした。うわっと思って「ファンです!」とか声をかけようかと思ったんですが、「フンフン~♪」と気分よさそうにハミングしていらっしゃったので、声をかけそびれてしまいました。今度会ったら、絶対に声をかけよう。しかし、何を話せばいいかな?---------------------------2004年 6月 9日 くもり 25℃材料(1)強力粉(麦の里えべつ) 150g砂糖 15gイースト 6g水 195g(温めず、そのまま使った)材料(2)強力粉(麦の里えべつ) 150g塩 6gスキムミルク 6g材料(3)バター 15gまぜる 03:16~03:21 5分材料(1)をゴムべらでかき混ぜる。1回目の捏ね 03:21~03:31 10分材料(2)を加えて、生地をこねる。2回目の捏ね 03:31~03:41 10分材料(3)のバターを揉みこんで、さらにこねる。昨日はちょっと生地がだれ気味になってしまったので、今日はおそるおそる捏ね、早めに切り上げて生地を整えるようにした。こね上げ温度は29℃1次発酵 03:45~04:30 45分電子レンジの発酵機能で30分。あれれ?ぜんぜん膨らんでない。で、5分。まだまだ。さらに5分。うーんもうちょっと、で、5分延長。結局1次発酵に45分かかった。なんでだろ?私も今日は「眠い眠い」といいながら準備していたので、生地の方でも機嫌が悪かったのか。(多分、ボールのまわりに入れた水の温度が低いのと、量が多かったのだと思うけれど)分割・ベンチ 04:30~05:00 30分4分割して、丸めて、ベンチタイム20分。成形 05:00~05:05 5分ガス抜きをして丸め直し、上から押さえて平べったくする。仕上げ発酵 05:05~05:35 30分発泡スチロールで。カップ1杯のお湯で。5分で41℃。それから徐々に温度が下がって30分後には36℃に。今回はクープを入れずに焼いてみよう。焼成 05:35~06:05 30分180℃で天板ごと予熱。いや~、1次発酵が遅いのでどうなるかと思ったけれど、なんとか焼けました。しかし、本当にこの粉は香りがいいです。おなかすいたー!
2004年06月09日
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おはよーございます。今、例の粉でパンを作っているところです。(今、ベンチタイム中)まりぃジョー ^^ さんから、「かつてこんなに熱いパン焼き人がいただろうか・・・笑」というコメントをいただきました。ありがとうございます。しかし、いつの時代にも熱いパン焼き人はいました。私など本当に足元にもおよびません。例えば、ワーグナーのオペラ「ニュルンベルグのマイスタージンガー」では、パン焼き組合の親方たちが下のように大合唱します。(旗をひるがえして)おなかがすいて死にそうだ!こんなたまらぬ苦しみはない!パン屋が毎日パンを作らにゃ、この世はすべて死に絶えるベック!ベック!ベック!(焼けや、焼け!)毎日きちんとパンを作れ!わしらのお腹を満たすのだ!元気がでますね~、ベック!ベック!ベック!------------------2004年 6月 8日 雨 26℃(蒸し暑い)材料(1)強力粉(麦の里えべつ) 150g砂糖 15gイースト 6g水 195g(そのまま使った)材料(2)強力粉(麦の里えべつ) 150g塩 6gスキムミルク 6g材料(3)バター 15gまぜる 03:20~03:25 5分材料(1)をゴムべらでかき混ぜる。1回目の捏ね 03:25~03:35 10分材料(2)を加えて、生地をこねる。なんか、生地にプリプリ感がある。まな板にくっついた生地がはがれるときに、スーパーキングだと「ブツブツ」っとはがれていたんだけど、この粉は「プリプリ」っとはがれる。弾力があるんだろうか。2回目の捏ね 03:35~03:45 10分材料(3)のバターを揉みこんで、さらにこねる。途中で生地がゆるくなって、前よりもべとつくようになってしまった。ひょっとして、捏ねすぎて生地がだれてしまったのだろうか。捏ねあがり温度は31℃。水を温めていないのに、結構高い温度になってしまった。1次発酵 03:52~04:22 30分電子レンジの発酵機能で30分。分割・ベンチ 04:22~04:49 27分4分割して、丸めて、ベンチタイム20分。成形 04:49~04:55 6分ガス抜きをして丸め直し、上から押さえて平べったくする。仕上げ発酵 04:55~05:25 30分発泡スチロールで。カップ1杯のお湯で、39~41℃で安定。ちょっと高めだが、ふたを開けたり閉めたりしなくていいので楽だ。途中でオーブンの予熱をはじめる。焼成 05:25~05:55 30分180℃で天板ごと予熱。生地を入れて30分。もう~、焼き上がり直前はめちゃめちゃおいしそうな匂いでいっぱいになった。(なんとなく、チーズっぽい匂いがした)焼き色は薄めで私好み。ベーコンとトマト、チーズでサンドイッチにした。緑の野菜を切らしていたのがちょっと残念。パンはスーパーキングの時ほどふくらまなかったものの、固すぎず、柔らかすぎずで、サンドイッチにちょうどよかった。これを書いている間にも、パンの香りがびんびん鼻を刺激する。うー、もう一個食べていくか!・・・もう一個、皮と中身を別々に食べてあらためて分かったのですが、中はモッチモチでした!
2004年06月08日
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どうも、おひさしぶりです。先週は火曜日から日曜日まで出張で東京に行ってました。結構忙しくて、パン屋のはしごはできなかったのですが、一軒だけ神保町の「ハートビート」というパン屋さんに行ってきました。天然酵母を使った小さなお店です。一日目はベーコンエピと日替わりメロンパンを食べました。二日目はウグイス豆が入ったフランスパンとそばパンを食べました。どれも酸っぱくなくておいしかったです。粉のうまみというか、コクがある感じがしました。(写真も撮ったのですが、パソコンがまた壊れているのでアップは今度にします)帰ってくると、572310.comに注文していた例の粉が届いていました。早速、今日、焼こう!と思っていたのですが、寝坊。う~む、出張で生活ペースがずれてしまった・・・今日は早く寝て、この生活ペースをもとに戻します。明日こそ焼くぞ!
2004年06月07日
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おはようございます。いよいよ梅雨入りみたいですね~。奈良はまだ雨は降ってきてないですが、午後に向けて天気が崩れてくるようです。じめじめして、つい気分も滅入ってしまいがちですが、元気に過ごしたいものですね。先週、図書館で本を借りてきました。「秘伝 自然発酵種のパンづくり」です。作者は林弘子さん。小麦と水だけから起こす自然発酵のパン種と、それを使ったパンのレシピが紹介されている本です。独学で行ってきた実験のエッセンスが詰まってます。特にシビレルのは、「麦を育ててみよう」と、麦の入手方法や育て方まで紹介されているところですね。追求の姿勢がすごいです。本の中で一番気に入ったフレーズをメモしておきます。「麦という大地の穀物と水、そして空気と時間。たったそれだけで、他のどの酵母にも劣らない強い発酵力と芳しい風味を持つパンがつくれるなんて、麦畑ロマンの夢が実現したような気持ちになりました。麦畑を尋ね回ったり、恥や冷や汗をかきながら世界中をほっつき歩いた甲斐があったと思ったし、古代エジプト人がまるで今、隣にいる人みたいに思えました。」いや~、まさにロマンです。かっこいいです。他にも、「元種の維持と管理」の章では、種継ぎで定期的に追加する小麦と水のことを「(酵母の)エサ」と呼んで、なぜ、多すぎたり少なすぎたりすると良くないのかということを分かり易く説明してくれています。さて、是非とも小麦で起こす天然酵母のパンにチャレンジしてみたいところですが、元種を1ヶ月かけてゆっくりゆっくり育て上げた後に、1次発酵に5~16時間(季節による)、2次発酵に1時間弱かかるそうです。う~む、どうしたものか・・・
2004年05月30日
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おはようございます。昨日は会社の新人さん歓迎会で遅くまで飲んでました。いやー、厳しい就職活動を勝ち抜いてきているだけあって、最近の新人さんは優秀ですわ。今後の活躍に期待です。さて、タイトルの通り、嫁さんが実家に帰ってしまいました。ケンカしたわけでなく、彼女の高校時代の友人の結婚式です。「なあんだ」って思った?彼女は自慢の「のど」で友人を祝うために、数週間前からヒトリカラオケで練習を続けてきました。その成果がいかんなく発揮されますよう、奈良から祈ってます。今日は、午後からパン教室。「健康パン」というのを焼く予定です。楽しみ~。------------------------焼いてきました!「健康パン」。第4コースの6回目です。健康パンというと、バターを使わないパンとか、そういうのを想像していたのですが、そうではありませんでした。「穀物が入ったパン」ということで、スイートポテトロール、コーンミールブレッド、グラハムブレッドの3種類を作りました。スイートポテトロールは、ふかしたサツマイモを入れたパンです。細長く成形して、芋の「ひげ根」を表すようにハサミでちょんちょんと切り込みを入れました。ふんわりしっとりとしたパンになりました。しかし、ネーミングほど「スイート」ではないですが、芋の香りがいい感じです。コーンミールブレッドは、コーンミールを煮上げたものを生地に入れた、さらに生地のまわりにも粉末のコーンミールをまぶしたパンです。シンプルな味で、いくらでも食べれそうです。(嫁さんがいないので歯止めがきかない。やばいやばい)グラハムブレッドは、小麦を粗引きした「グラハム粉」を入れたパンです。グラハム粉というのは、アメリカのグラハム博士が提唱した粉だそうです。精製せずに小麦を丸ごと挽いた粉で「全粒粉」とも言われ、胚芽やふすまが含まれる分、食物繊維やミネラル、ビタミンB群などが豊富なのが特徴とのこと。以前に全粒粉を使ったパンは家でも焼いたことはあったのですが、今日使った粉は結構粗引きで、小麦のゴリゴリした感じがまだ残っています。教室では、ハチミツを入れたり、モラセスという黒蜜のようなシロップを入れたり、レーズンを入れたりして食べやすくしているそうです。逆に言うと、グラハム粉のクセをなんとかごまかしてるってこと?食べてみたところ、味や香りは申し分ないのですが、「ゴリゴリ感」がちょっとあわなかったなあ。小石が入っているみたいな感じ。さて、今回、はじめて「宿題」が出ました。お題は、「次回までに上記の3種類のパンのうち、どれかを焼いてくること」。うーむ、グラハムブレッドはあんまり自分で焼きたいと思わなかったし、コーンミールブレッドは型が必要だし、どうもスイートポテトロールしか選択肢が残ってないなあ。来週は練習しないとなー。左端の円柱状のパンがコーンミールブレッド。これは「パンドミー型」という煙突のような形の型を使って焼いたもの。パンドミーというのはフランス語で「食パン」という意味で、お店のパンドミーはたいてい四角いのに、なんでパンドミー型というんでしょうね。クルテクが持っているのがスイートポテトブレッド。そして、右端がグラハムブレッドです。--------------------------------------そうそう、572310.comさんから、さっそく「麦の里えべつ」についての質問に対する回答をいただきました。結論から言うと、ブレンドに使われているのは「ホロシリ」そのものでした。「キタノカオリ」はまだ一般に出回るほどの量は収穫されていないみたいですね~。気になる「はるゆたかブレンド」との違いは、下記の通り。はるゆたかブレンドはハルユタカコムギが30~50%、残りは北海道でも過産気味のホクシン中心です。麦の里えべつのパン用粉はホクシンを使わず、ホロシリで構成し、はるゆたかも50%入っています。というわけで、スペックで超えているのは「はるゆたか」そのものではなく、「はるゆたかブレンド」という商品ということになります。とりあえず、これで疑問解決!ですかね。店長の加藤さん、お忙しいところ丁寧なお返事をありがとうございました。ちなみに、「試作したところたいへん美味しいパンが焼けています」とのことでした。商品の到着が楽しみです~。
2004年05月29日
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おはようございます。先週、毎日新聞の兵庫版の「きらり阪神なひと」という特集記事で「ビゴの店」のフィリップ・ビゴさんが紹介されていました。タイトルは「やればいいんや、やれば」。阪神大震災からの再起を目指した時のセリフだそうです。日本に本場のフランスパンを伝来させた「フランスパンの神様」の人生は読み応えがあります。(しかし、めちゃめちゃネイティブ関西人って感じだな~。フランス人とは思えん)・第1回 本場の味を広めて40年「フランスパンの神様」・第2回 頑固な少年時代、母の死が日本へ旅立つ決心をさせた・第3回 家庭も仕事も、すべて順風満帆・第4回 パリの店を手放し、金策に走り回る日々・第5回 日仏交流に貢献、レジオン・ドヌール勲章を受章ビゴさんは1942年ノルマンディー生まれ。第二次世界大戦の「ノルマンディー上陸作戦」が1944年6月6日だから、ビゴさんは生まれて間もなく、この戦火の渦中にいたということになります。ノルマンディー上陸作戦は、「史上最大の作戦」「プライベート・ライアン」などで映画化されています。ロバート・キャパの本「ちょっとピンぼけ」も読んだりして、ノルマンディーには行かねばと思っていたのですが、「行きたい」理由がまた一つ増えてしまいました。もちろん、戦没者の追悼だけが目的ではなく、乳製品とリンゴの一大産地としてのノルマンディー地方がお目当てだったんですけどね。さて、今日はブレックファーストブレッドという、卵とバターの入ったリッチなパンを焼いてみました---------------------------2004年 5月 29日 晴れ 25℃材料(1)強力粉(スーパーキング) 150g砂糖 30gイースト 6g卵 32g水 163g(卵とあわせて電子レンジ30秒で35℃)材料(2)強力粉(スーパーキング) 150g塩 5gスキムミルク 15g材料(3)バター 30gまぜる 03:00~03:07 7分材料(1)をゴムべらでかき混ぜる。材料を計って温度を測って、時間まで記録していると、嫁さんがあきれたように「本当にはかるのが好きだねー」と言われた。一年前の私も、今の私に同じことを言っただろうな。しかし、すべては酵母様に機嫌よく働いてもらうためなのだ。とかなんとか話ながらぐりぐりとかきまぜて、いつまでたってもアラームが鳴らないなあと思っていたら、タイマーをかけ忘れていた。うーん、まだまだだなあ。1回目の捏ね 03:07~03:17 10分材料(2)を加えて、生地をこねる。今日も粘る粘る。湿度が高いのだろうか。2回目の捏ね 03:17~03:27 10分材料(3)のバターを揉みこんで、さらにこねる。捏ねあがり温度は31℃。ちょっと高いか?1次発酵 03:32~04:07 35分電子レンジの発酵機能で30分。今日も早く発酵するかと思いきや、あまりふくらんできていなかったのでさらに5分延長。大きなボールにぬるま湯を入れて、その中に生地を丸めた小さなボールを入れているのだが、ぬるま湯の温度が低かったのだろうか。分割・ベンチ 04:07~04:33 26分4分割して、丸めて、ベンチタイム20分。成形 04:33~04:40 7分ガス抜きをして丸め直し、上から押さえて平べったくする。この間に仕上げ発酵用のお湯を沸かす。仕上げ発酵 04:40~05:10 30分発泡スチロールで。カップ2杯のお湯で。うっかり10分程放っておいたらで45℃に。あわててふたをあけて閉めると41℃に。そのままさらに20分。途中でオーブンの予熱をはじめる。発酵が終わったら照卵した。焼成 05:15~05:45 30分180℃で天板ごと予熱。今日はオーブンの中で非常に勢いよくふくらんだ!おかげで、途中からオーブンの横の壁にパンがつっかえて天板が回転しなくなってしまった。ふたを開けるわけにもいかないし、どうしたものかと思っていたら、逆回転をはじめた。「おお!かしこいじゃん!」と思ったけれど、やっぱりちょっと動いては止まり、ちょっと動いては止まりと、やりにくそう。卵を塗ったおかげで焼き色は濃い目についた。自己評価:Bものすごいふくらみは良かったが、ちょっと焦がしちゃったかな。コーヒーみたいな香りがした。しかし、中身はフワフワ。最近は、先に皮だけ食べて後から中だけ食べるのがお気に入りの食べ方になっている。行儀が悪いとは思うが、皮のバリバリ感も満喫できて、さらに中身のフワフワ感も最大限楽しめるのだ。サンドイッチは、ベーコン、サラダ菜、トマトにスクランブルエッグを奮発して追加。さて、それでは行ってきま~す。
2004年05月28日
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昨日、たまたま朝日新聞の北海道版で、「パン用“ブランド麦”作った」という特集記事が出ていたのを見つけました。「キタノカオリ」という小麦粉の新品種です。なんでも、「(製パン試験結果の)4項目すべてで、高い人気を誇る道産の春まき小麦ハルユタカを上回った。」とのこと。使ってみたいなーと思って楽天を検索したんですが、結果は0件。それもそのはず、記事でも「06年産から本格的に市場に出る」ということなので、実際に手に入るのは3~4年後ということになります。あらら、残念~、と思っていたら、今朝、572310.comからひさびさのメールマガジンが。そこに「あの、はるゆたかブレンドを凌ぐかもしれない、いや、すでにスペックでは超えているパン用粉です。」といううたい文句で、「麦の里えべつ」という小麦粉が紹介されているではないですか!ただブレンドされているのは、ハルユタカコムギとホロシリコムギが50%ずつ。「ひょっとして?」と思って朝日新聞の記事を読み返してみると、「キタノカオリ」の元になっているのが「ホロシリコムギ」とハンガリー種の小麦とのこと。う~む、これはどういうことなんでしょう?ホロシリコムギが既にはるゆたかを超えているのか、それとも、「麦の里えべつ」にブレンドされているのは実はキタノカオリなのか・・・せっかくだから、質問メールを出してみました。結果はどちらにしても、一度は使ってみたいですね。■関連記事・パン用秋まき小麦 キタノカオリ 北海道農業研究センター麦育種研究室・国産小麦パンは北の香り 新品種「キタノカオリ」育成 農業技術ヴァーチャルミュージアム
2004年05月27日
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ご無沙汰しております~。3月の出張ラッシュの後、いろいろ書きたいことはあったのですが、「4月に入って落ち着いたら」「ゴールデンウィークで時間ができたら」「暇になったら」などと先延ばしに延ばしているうちに5月も終わりになってしまいました。日記をお休みの間も見に来てくださった方、ありがとうございます。掲示板へのお返事もせずにごめんなさいでした。いっそ閉鎖しようかとも思ったのですが、相変わらずパンは焼いているので、このまま撤退するのはもったいないということで再開します。ただ、しばらく忙しい日々は続くので、なるべく今の生活ペースの中でできる範囲に限ることになってしまうと思います。掲示板へのお返事などが遅れ気味になったりするかもしれませんが、今後ともよろしくです。3月、4月の日記は今後時間があればぼちぼちアップしていくことにします。ちなみに、私のパンの近況としては、「早起きしてサンドイッチを作ること」にはまっているのでパン自体は結構シンプルなものばっかりを焼いています。そうそう、それから私もついに「ママの手作りパン屋さん」ユーザーになりました。ママではないですが、同じユーザーの方々、今後ともご指導よろしくお願いします!---------------------------2004年 5月 26日 晴れ 23℃材料(1)強力粉(スーパーキング) 150g砂糖 15gイースト 6g水 195g(電子レンジ30秒で35℃)材料(2)強力粉(スーパーキング) 150g塩 6gスキムミルク 6g材料(3)バター 15gまぜる 02:50~02:55 5分材料(1)をゴムべらでかき混ぜる。1回目の捏ね 02:55~03:05 10分材料(2)を加えて、生地をこねる。最近は、周りは寝静まっている時間帯なので、バシンバシン打つのではなく、「の」の字を書くようにこねる。今日はなんだかやけに粘る。湿度が高いのだろうか。2回目の捏ね 03:05~03:15 10分材料(3)のバターを揉みこんで、さらにこねる。捏ねあがり温度は29℃。1次発酵 03:22~03:57 35分電子レンジの発酵機能で30分。生地温が高かったので早く発酵するかと思いきや、あまりふくらんできていなかったのでさらに5分延長。分割・ベンチ 03:57~04:23 26分4分割して、丸めて、ベンチタイム20分。成形 04:23~04:30 7分ガス抜きをして丸め直し、上から押さえて平べったくする。丸めたままだと高さがありすぎて、うちのオーブンだとてっぺんが焦げてしまうのだ。仕上げ発酵 04:30~05:00 30分発泡スチロールで。カップ2杯のお湯で、5分程度で45℃に。それから一度ふたをあけて閉めると41℃で安定。そのままさらに25分。途中でオーブンの予熱をはじめる。発酵が終わったらクープを入れた。焼成 05:00~05:30 30分180℃で天板ごと予熱。これまで、うちでは「電気オーブンは温度が下がりやすいから」という理由でかなり高めの温度設定(250℃)にしていたのだが、最近のパンの焼け具合を見ると実は180℃くらいが一番いいことが分かった。陶器の天板ごと予熱するようになって温度が下がりにくくなったからだろうか。ちなみに、天板を予熱しておくとパンの底がパリパリに焼けてめちゃくちゃうまいのだ。自己評価:Aオーブンから出すとかすかにパチパチという音が。最近はこの音に一喜一憂する毎日だ(今日はちょっと小さかったかな)。朝ごはんにはそのまま食べる。皮がバリバリとして香ばしい。弁当用にマスタードバターを塗って、ベーコン、サラダ菜、トマトをはさんでマヨネーズをかけてサンドイッチに。それでは行ってきま~す。
2004年05月26日
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さて、のど自慢の興奮冷めやらぬ次の日(3/14)、我々夫婦は表参道に向かっていました。この日、ここで聖パトリックデーのパレードが行われるのです。聖パトリックというのは、アイルランドにキリスト教持ち込んだ聖人だそうです。彼の命日にちなんで、3/17はアイルランドでは、国を挙げてののお祭り騒ぎになるそうです。表参道とアイルランドの関係はよく知りませんが、アイルランド音楽好きの私としては、この機会は見逃せないということで行ってきました。さて、あまり意気込みすぎたおかげで、パレードが始まるずっと前に表参道に着いてしまいました。せっかく来たのだから、表参道のパン屋さんをはしごしようということで、紀伊国屋、アンデルセン、まい泉の3軒を回ってきました。紀伊国屋は、パン屋さんというよりは、高級食材・輸入食材を扱うスーパーです。ここの2階にパン売り場があって、ここではいろんな国のパンが売られているそうです。パンの本を読んでいると、結構、紀伊国屋のことや、紀伊国屋出身のベーカーの方が出てくることが多いので、前から一度は行ってみたかったお店です。ここでは、有名だったのでイギリスパン、おいしそうだったのでチーズクッペ、そして珍しかったので丸くて黒々としたパン(名前は忘れた)を買いました。この黒くてツヤツヤしたのは、麦芽糖蜜を表面に塗っているからだそうです。ライ麦とジャガイモ繊維が入っていて、モチモチしてました。ただ、この糖蜜がくせもので、手やら口やらにくっつく!くっつく!ちょっと食べにくいパンではありました。(左からチーズクッペ、丸くて黒々としたパン、イギリスブレッド。チーズクッペは焼きたてで最高においしかった!イギリスパンには、これまた紀伊国屋で買ったハムとお惣菜のポテトサラダをはさんで食べました。これもうまい!)さて、次に行ったのは青山アンデルセン。青山通りと表参道の交差点にあるお店です。デニッシュ系がよかろうということで、ダークチェリーデニッシュと、クロワッサンを買いました。(デニッシュもクロワッサンもサックサクでした!でも、この手のパンって、どうしてもパンくずがわらわらと出ますよねー。外で食べたら服がパンくずまみれになってしまった。なんとかならないもんでしょうか。)そしてトドメがまい泉(マイセンって読むらしいです)のカツサンド。「箸で切れる」ほど柔らかいカツで有名なんだけど、個人的にはもっと繊維質なお肉の方が好みだなー。何しに来たんだっけ?ああ、パレードを見にきたんだった。というわけで、聖パトリックのパレードのはじまりはじまり~。パレードの先頭は、やっぱり聖パトリックの仮装です。真ん中の白ひげのおじいさんが聖パトリックね。次に来たのがバグパイプの楽団。サングラスにタータンチェックのスカートがしぶい!そして、パイプの音もしぶい!お次はどっかの軍隊(米軍かな?)のブラスバンド。かっこいいですね。でも、テロには気をつけよう。アイルランドのビール、ギネスも街を練り歩きます。何の集団かわからんけど、子供がかわいい!アイリッシュのバンドも歩いてます。私もティンホイッスルを練習して一緒に歩けるようになりたいものです。アイリッシュダンスの一団。真ん中の人はダンスの伝統衣装を着てました。きれいな刺繍ですね。アイリッシュセッターという犬の集団。でかいです。犬といえば、我々夫婦の隣にいたフランス人のご夫人は、ホワイトテリアを連れてきていました。その手前にいるのは、嫁さんが奈良から連れてきた鹿です。街中を引っ張って歩いたら、表参道の人の視線も釘付けでした。あっという間に楽しいパレードは終わってしましまいた。その後、近くでアイルランド関連グッズを売っているお店に行って、アイリッシュミュージックのバンドダーヴィッシュのCDを買って帰りました。躍動感あふれる音楽でした。うーん、シビレル!
2004年03月18日
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お久しぶりです!先週は火曜日から日曜日まで東京にいたのですが、なかなか充実した時間を過ごすことができました。なんといっても、一番の事件はのど自慢のチャンピオン大会。奈良県代表のWちゃんが見事優勝を果たしてくれました。応援に行っていた我々も大興奮!ということで、パンの話ではないので恐縮ですが、応援顛末記いってみましょー。----------------「Wちゃん、チャンピオン大会に出るんだって!すごいよねー。応援に行く?」2月の半ば頃、のど自慢出場者のカラオケ同窓会から帰ってきた嫁さんが、興奮気味にたずねてきました。それを聞いた私の最初の感想は、「えー、のど自慢の応援?また、行列に並ばなきゃならんのかー」。ところが、よくよく話を聞いてみると、今度はちゃんと応援団席というのが準備されているらしいのです。そして、応援団員は家族でも誰でもいいのですが、桜井市ののど自慢出場者の人にも来て欲しいとのことでした。さらに、すべての開催地のチャンピオンが出場できるわけではなく、テープ選考を勝ち抜いた16人しか出場できないとのこと。おお!そんな人を応援する機会なんて、滅多にないチャンスじゃないか。ひょっとしたらいい線までいくかもしれないし、是非とも応援に行ってきたら。つーか、俺も一緒に行かせろ!ということで、私も応援に行くことになりました。ま、実際は、3月の頭までは予定がつくかどうかで迷ってたんですけどね。本格的に応援に行くことが決まってから、今度はどんな応援をするかで悩みました。横断幕は桜井市ののど自慢で「ひょっこりひょうたん島」を歌った方が作ることだけは決まっていたのですが、嫁さんは何だか物足りなさそう。「どうするのがいいかなー」「どうしようかなー」と何度も聞いてきます。私は横断幕もあるんだし、後は声出して応援してあげればいいじゃない、と思って適当にあしらっていたのですが、嫁さんの「どーしても応援する気持ちを形にしたい!」という情熱に押されて、最後には「応援うちわとか作ってみたら?」「ペンライトを皆で持つのもいいなー」などと応援団参謀として引き込まれてしまいました。いやー、氷川清ファンに囲まれて心細い思いをした経験がこんな形で活きる時が来ようとは。氷川ファン様様です。3/6、7の週末に100円ショップやスーパーを回ってどんな材料があるかを下見して、月曜日に材料購入して作成です。次の日は仕事で出張だというのに、私もしっかり手伝わされました。とほほー。嫁さんは、のど自慢の個人サイトを運営している方にもメールして、どんな応援がいいかアドバイスをもらっていました。曰く、「鹿や大仏など、奈良らしさを出すか、Wちゃんの故郷のモンゴルにちなんだ応援がいいんじゃない?」ということで、急遽おみやげ屋で鹿と大仏の指人形なんかも仕入れてきました。で、用意できたグッズが下のような感じ。これの他にも、ペンライトとビニル人形の鹿も準備しました。パネルに何を書こうかと嫁さんと相談して、「がんばれ」という意味の中国語「加油」と書くことにしました。ジァヨォと読むそうです。うーん、インターネット仕込みのにわか中国語で大丈夫か?さて、私は火曜日から東京出張だったので、翌日から東京へ。嫁さんは金曜の夜から上京して合流。さらに、その他ののど自慢出場者達は金曜の夜に車で奈良を出発、土曜の朝に東京着の強行軍での応援参加でした。14:00にNHKホール前で落ち合いましたが、応援団全員が揃わなくては中に入れません。応援には他にもWちゃんのご家族の方が駆けつけていらっしゃるはずでしたが、誰も面識がありません。一時は大丈夫かと思われましたが、なにやら中国語っぽい言葉で会話をしている一団を発見。それがWちゃんのご家族、および関係者の方でした。それから後はほとんどトコロテン方式。にょろーっと入って、にょろーっと出てくるだけです。まず、本番とほとんど同じ形式でのリハーサル。さすがチャンピオンだけあって、みんな、レベルが高いのにびっくり。いい線いくんちゃうかーという期待も吹っ飛びました。休憩が入って、会場のお弁当売り場で弁当買って食べましたが、みんな言葉も少なげ。かろうじて、応援の掛け声を「加油(ジァヨォ)」に統一することに決めて、本番開始を待ちました。本番は、出場者も応援団もさらに気合が入ります。あっという間にWちゃんの番になり、我々応援団は前後の見境もなく、「加油!」なんだか、「がんばれー!」なんだかよくわからずとにかく、「ワーッ!」と声を出して応援したのでした。Wちゃんのお父さんは、リハーサルの時は頑固に端っこで座ってだけといってきかなかったのですが、本番ではご自分で用意された紙に「加油!」と書いて掲げて、必死の形相で応援してたのが印象的でした。Wちゃん本人といえば、リハーサルの時は線が細いと思われた声もよく出ていて、歌いっぷりも堂々としていて、素晴らしかったですね。そして、優秀賞が発表され、いよいよグランプリの発表です。照明が落とされ、ライトが交差し、ドラムの音が会場に響き渡ります。みんな固唾を呑んで見守っているんですが、会場のカメラは我々応援団の方を向いているんです。「あれ?ひょっとして?」と思ったら、「14番!」と彼女の名前が呼ばれました!「うわー!」っと、応援団席はもう大狂乱。「おめでとー!」と声をかけると、彼女もようやく安心したのか応援席の方を見て手を振ってくれました。最後にもう一度「もらい泣き」を歌って番組終了となるのですが、応援団(特にご家族の方)はもうボロボロ泣いてました。うちの嫁さんも泣いてたかな。お互い、よかったね、よかったねと声をかけあって、握手をしました。前に座っていた、他の方の応援団の方からもお祝いの言葉をいただきました。番組終了後、この喜びを是非ともWちゃん本人とも分かち合いたかったのですが、チャンピオン同士のセレモニーがあるということで、応援団のメンバーだけで近くの飲み屋さんで祝杯をあげました。いやー、楽しかった!奈良ののど自慢出場者組は、翌朝、奈良で用事がある人もいて、その後またすぐに車でUターンしていきました。我々夫婦は、東京でもう一泊して、私は日曜日に奈良へ、嫁さんは火曜まで彼女の姉のところに居候して帰ってきました。お祝いの席で、ある方がぽつりと言った言葉が心に残りました。「Wちゃんだって、最初は予選の応募はがき一枚から始まったはずや」そうなんですよねー。チャンスは、全ての人に与えられていたはずなんです。のど自慢に限らず、自分に与えられらたチャンスをがっちりとつかんでいけるようになりたいものだと思いました。我々応援団をつなぎ、元気を与えてくれた彼女の歌に、感謝、感謝です。
2004年03月17日
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はい!伊勢志摩からは3/6に帰ってきてたんですが、今は藤沢に向けて新幹線に乗ってます。ちょっとハイテンションなwhiskey_in_the_jarであります。昔は新幹線の中でパソコンをやっているビジネスマンを漠然と「ハタラキモノだなあ」と思って見てたんですが、いざ自分がそうなってみると、単に「会社で仕事を片付けられない要領の悪いやつ」と紙一重だったりします。(しかも、やってるのは楽天日記だし)伊勢志摩はきれいでした。青い空に青い海。入り組んだ海岸と島々の上に、うっすらと雲がかかっています。でも、この景色は結局ホテルの中から拝んだだけで、木・金・土の3日間、ずーっと缶詰状態でした。今度は観光で行きたいなあ。その気になれば日曜日に観光して帰ることはできたのですが、嫁さんほったらかしで観光してると後が怖いし、その日はパン教室があったので帰ってきました。第4コースの第1回。テーマは「朝ごはんのパン」です。左上から時計回りに、ミルクブレッド、ブレックファストブレッド、ピーナッツクリームブレッドを焼きました。ミルクブレッドは、その名の通り水分に牛乳を使ったパンで、1.5斤の食パン型に入れて焼きました。1単位の生地を分割せずに長方形にのばして、くるくるっと巻くのが難しかった。ブレックファストブレッドは、ええと、テキストが手元にないのでうろ覚えですが、確かタマゴが入ったシンプルなパンでした。なんでも、教室の社長が昔ニューヨークで食べておいしかったパンを再現したものだそうです。これは、5分割して21cmのデコレーション形に入れて焼きます。この成形は、丸めも簡単なので私も家でよくやってます(型は使ってないですが)。ピーナツクリームブレッドは、生地に粒入りのピーナツクリームが練りこんであるパンです。これはひも状にのばした生地を三つ編みしてパウンド型で焼きました。三つ編みは第3コースでやって以後、家でもちょっと練習していたので、今回はわりとうまくいったかな。さすがに後半のコースだからか、先生のお言葉も少々厳しくなってきてます。丸めにもたついていると、「はい、いつまでも生地をいじらない」とか。麺棒を強くかけすぎると、「ほら、こういう風に生地を痛めてしまうから気をつけてって言ったでしょ」とか。型に入れた時に高さに偏りが出ていると「これは厚みが均一になってない」などなど。ついこないだまでは、少々の失敗でも「お上手、お上手」「楽しく、楽しく」でやってきていたもんだから、ちょっと面食らってしまいました。まあ、おかげでどんな失敗をするとパンがどうなるということが、前よりも分かるようになりました。また、今回からパンの材料についての講義も始まりました。今回は小麦粉。パンをふっくらふくらませるために、ゴムのようにのびる「グルテン」がどんなものか、実際に生地を捏ねたあと、その生地を水で洗ってみせてくれました。初めて単独で見たグルテンは、まるで、誰かが噛んだ後のチューインガムのようでした。これをちぎってオーブンで焼くと、あら不思議!ぷっくらまん丸にふくらんだ麩になりました!(実際の麩は、もち米の粉をまぜるそうです)食べた感じでは、もちろん味噌汁に入れてもよさそうですが、ジャムなどを塗って食べてもおいしそうです。そうそう、チョコをくるんで焼けばきっと「和風パイの実」といったところになるんじゃないかな。でんぷんを水で洗い流してしまうのがもったいないので、あまり作らないとは思うけど。
2004年03月09日
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どもー、またまた悪い癖(サボり)が出てしまいました。すいません。3月は忙しいので、どうも日記を書く気になれなかったんです。どのくらい忙しいかといいますと、・明日から伊勢志摩に出張・来週(火~日)は藤沢に出張・21日~27日は中国に出張という感じです。この日程を縫うように、いろいろ〆切もたてこんでます。うーん、忙しい自慢をしてもしょうがないんですが、今日は嫁さんがいいものを作ってくれたので日記を書かずにはいられなくなってしまいました。そう、嫁さんの挑戦自慢をしましょう!今日はいつもの通り会社から帰ってきたら、部屋がなんとなく甘い香りに満たされてました。テーブルの真ん中には、なんと!バナナブレッドが!鎮座ましましてる~!聞いてみると、誕生日のケーキのつもりでインターネットでレシピを調べたとのこと。出所がどこかわからないですが、メモを渡されたので、書いておきますね。バターじゃなくてサラダ油を使っているのがポイントだそうです。サラダ油 95g砂糖 90gバナナ 3本レモン汁 少々卵 2個小麦粉 210g重曹 小さじ2牛乳 50cc塩 1つまみ作り方は嫁さん曰く「まぜるだけ」だそうです。それを180℃のオーブンで20~30分焼きます。焼く前の写真もしっかり「自分で」撮ってました。カップは100均で買った弁当用の紙カップですが、なかなかいい感じです。サラダ油を使っているからなのか、全体的にふわっと軽く、あっさり味でした。すっかり、オーブン使いになった嫁さん。私のためにパンを焼いてくれる日も近いのだろうか?いやいや、むしろ反動が怖かったりして。
2004年03月03日
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私の好きなカレル・チャペックの本に、「園芸家12ヶ月」というのがあります。これは、1年12ヶ月、ずっと植物(いや、むしろフカフカの土)のことで頭がいっぱいの「園芸家」という生き物について、面白おかしく書いた本なんですが、似たようなタイトルの本を見つけました。それが、「パン作り12ヶ月」こちらは、チャペックのように年中パン作りで頭がいっぱいの人の話ではないのが残念ですが、月ごとにその季節にあわせた発酵パンとクイックブレッドの2種類づつのレシピが紹介されていて、参考になります。なんでも、著者の七沢なおみさんが、ベーカーの谷上正幸氏に依頼して、自宅でパン教室を開いた時のレシピだそうです。この教室では、「発酵パンの発酵時間に発酵なしのパンを焼く」というコンセプトで行われていたそうで、それで発酵パンとクイックブレッドが2種類づつ出てくるんですね。私は、このコンセプトを読んだとき、「なんて、一粒で二度おいしいんだ!」と感動したのですが、実際、自分でやろうと思っても、発酵時間はやっぱり休憩したいですね。(最近は、発酵時間に楽天で日記書いてますが)参考までに、パン作り12ヶ月で紹介されるレシピの一覧を載せておきます。こんなにたくさん、クイックブレッドが紹介されている本もあまりなさそうです。「パンを作ってみたいけど、発酵に時間がかかるから・・・」と二の足を踏んでいらっしゃる方は、この本で紹介されているようなクイックブレッドから初めてみてはどうでしょうか。(左が発酵ありのパン、右が発酵なしのパンです)1月のパン ベーグル/レーズンスコーン2月のパン イングリッシュブレッド/ポテトブレッド3月のパン クロワッサン/甘食4月のパン ブリオッシュ/オニオンブレッド5月のパン ナッツブレッド/キャロットブレッド6月のパン フラーデン/ブルーベリーマフィン7月のパン カンパーニュ/ソーダブレッド8月のパン グラハムブレッド/バナナブレッド9月のパン フォカッチャ/パンプキンブレッド10月のパン ピタパン/ポンデケージョ11月のパン オリーブパン/アプリコットロック12月のパン マリネ(シュトーレンを基にした谷上氏オリジナルパン)/セサミブレッド---------------------------------うひゃー!なんだこのでかい広告は!何やってんだか、楽天!
2004年02月26日
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パン教室では、コースが終了すると「おさらい会」というのを1回やってくれることになっています。今回終了したのは第3コースでしたが、私はまだ第2コースのおさらい会を受講していなかったので、そちらを受講してきました。テーマは「リッチな生地に慣れよう」ということで、第2コースで1度作ったブリオッシュと、ブリオッシュと同じ生地にレーズン、ナッツをたっぷりと入れたシナモンレーズンナッツというパンを作りました。ブリオッシュは、雪だるまのような成形(アテート)だけを1人3つずつくらい練習しました。初めて作った時は頭がころんと落ちてカメのような、おじぎをしたお坊さんのようなブリオッシュがたくさんできたものでしたが、コツを教わったおかげで、頭が落ちるケースはずっと少なくなりました。コツといっても、だるまの頭と胴をそれぞれしっかりガス抜きしてまるめ、頭をぐぐっとおさえてくっつけるだけなんですけどね。シナモンレーズンナッツは、ブリオッシュと同じリッチな生地に加え、レーズンとナッツが山ほど入って、まるで盆と正月が一緒に来たようなパンでした。クープを4本並行に入れ、シナモンシュガーをふって焼きました。生地作りでは、コスモ○ートのデモンストレーションもやってました。ここでふとよぎる不安。ひょっとして、この機械を使えないと(買わないと)卒業できない?
2004年02月25日
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パン教室第3コース6回目は、デコレーションサンド、セミハードブレッド、チーズスティックの3種類を作りました。デコレーションサンドは、写真左奥のパンです。写真だと、ただのタマゴサンドかレタストマトサンドのようにしか見えませんが、これを作るのが楽しかった!500gの粉で作る生地をなんと、25cmのケーキ型に入れて焼くんです。超巨大バーンズが1個のできあがり。これをケーキと同じようにスライスして、間にタマゴとレタストマトをはさみました。パーティー向けのパンだそうです。しかし、できあがりを一人一人に切り分けるのがまた難しく、先生も四苦八苦してました。セミハードブレッドは、水分の大半に牛乳を使ったパンで、粘りがあります。クープを平行に5本入れるのがちょっと難しかったかな。しかしおかげで、クープを入れるコツが少しつかめたような気がします。ゆっくりゆっくりクープを入れようとすると、どうしてもパンの表面の皮を引きずるようになってしまうんですが、シュッシュと入れた方が綺麗なクープになるようです。チーズスティックは、生地にエダムチーズという匂いの強いチーズを入れたコクのあるパンです。ビールのおつまみにいいそうです。1単位の生地を25分割と小さく分けて、次から次へひも状に伸ばしてねじっていくのが楽しかった。さて、第3コースは今回でおしまい。次回からは第4コースです。ここまで来ると、「最後まで行ったれー」てな感じで、全員次のコースに進むことになりました。先生方も、「ここでやめたらもったいない」を繰り返し、受講生の説得に一生懸命でした。私としても、受講生不足で曜日が変わったりすることになると困るので、とりあえずよかったかなー。今年の卒業目指してがんばろっと。
2004年02月24日
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世の中に、パン派か、ご飯派か、あるいは麺類派かという分類があるとすれば、実は、嫁さんはご飯派なんです。彼女が好きなふりかけに、「しそわかめ」というのがあります。わかめとしその葉とゴマと塩が入ったちょっとウェットタイプなふりかけなのですが、これが滅法うまい!このうまさを、是非、パン派の人々にも普及させたいと、しそわかめパンを考えてみました。---------------------------作った日 2004/2/1 室温 19℃材料(1)中力粉 150g砂糖 15gイースト 6g水(45℃) 195g材料(2)中力粉 150g塩 6g材料(3)バター 15gしそ 15g(みじん切り)乾燥わかめ 10g(水で戻しておいた)ゴマ 15gまぜる 5:40~5:45 5分材料(1)をゴムべらでまぜる。1回目の捏ね ~5:55 10分材料(2)を加えて、捏ねる。朝早いので、おそるおそるである。2回目の捏ね ~6:05 10分バターを加えて、さらに捏ねる。捏ねあがったら、水で戻しておいたわかめと、しそのみじん切り、ゴマを入れて揉みこむ。わかめは、水で戻したあと、水切りをしたつもりだったが、十分に水切りできていなくて、おかげで生地がネチョネチョのドロドロになってしまった。ウワー、やばい。1次発酵 ~6:50 45分ドロドロの生地のまま、とりあえずボールに入れて32℃で30分発酵。あまりあがってきていなかったので、さらに15分延長した。分割 ~6:55 5分発酵後もベトベトでとまとまりがないが、とりあえず6分割。ベンチタイム ~7:10 15分15分間の休憩。どういう風に成形しようか悩む。仕上げ発酵 ~7:30 15分下手にさわると、まとまりがつかなくなりそうなので、ちょっとガス抜きしただけで、ほとんど触らずに仕上げ発酵へ。40℃で15分。焼成 ~7:50 20分250℃で予熱。そのまま20分焼いた。自己評価:Bわかめを水で戻したばっかりに、苦労するはめになり、ゴツゴツした外見になってしまったが、味はだいたい想像通りでおいしかった。特に、しそとわかめをバリバリと噛み切るところがちょっぴり新食感。シソの香りとゴマの風味もマッチしていて申し分ない。ただ、ふりかけ版しそわかめに比べると、塩味が少ないのが不満なところ。ふりかけだと、塩の粒がまぶしてあるので、ちょっとの塩分でもその味が楽しめるのだが、パンにするとなると、生地の中に溶け込んでしまうので、そういうわけにもいかない。塩を多めに入れたとしても、パン全体がしょっぱくなってしまうだけだろう。局所的に塩分を保持してくれるような材料、例えばチーズやベーコン、あるいは味付け海苔などを合わせて入れてみるといいかもしれない。今度作るときは、(1)わかめは乾燥させたまま、すり鉢で粉々にして入れる、(2)チーズを一緒に入れてみる、ことにしよう。
2004年02月23日
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今、パンを作ってます。今日は、前から気になっていた生クリームパンにトライしてみることにしました。------------生クリームパン2004年2月22日 曇り 22℃(暖房してないのにこの暖かさ!春ですねー)材料(1)中力粉 150g砂糖 15gイースト 6g水 145g生クリーム 50g (水をあわせて電子レンジで1分。39℃にした)材料(2)中力粉 150g塩 6g材料(3)バター 15gまぜる 14:00~14:05 5分材料(1)をゴムべらでかき混ぜる。生クリームの香りがいい。1回目の捏ね ~14:15 10分材料(2)を加えて、生地をこねる。久しぶりに昼間のパン作りなので、気兼ねなくバンバン打った。あ~、気持ちいい。2回目の捏ね ~14:30 15分材料(3)のバターを揉みこんで、さらに打つ。中力粉だが、なめらかでいいグルテン膜ができたようだ。捏ねあがり温度は27℃。1次発酵 ~15:00 30分32℃で30分。いい感じであがってきた。分割・ベンチ ~15:20 20分3分割して、ベンチタイム15分。成形 ~15:30 10分ひも状にのばして、三つ編みにして、輪っかにした。仕上げ発酵 ~15:50 20分発泡スチロールで。いつもどおりカップ2杯のお湯を入れたのだが、あっというまに51℃になってしまったので、あわてて1杯を取り除いた。これで38℃。焼成 ~16:05 15分250℃で天板ごと予熱。10分間250℃、その後、200℃で5分。ちょっと焼き時間が短いかなとは思ったけれど、焼き色は十分だったので、そこで打ち切り。自己評価:A焼きあがりから、牛乳の香りが部屋中に漂って、冷めるまでが待ち遠しかった。手でちぎろうとすると、のびるのびる!これは、中力粉を使ったからだろうか、それとも生クリームを使ったからだろうか。噛むとモチモチしていて、コクがある。たちまち1単位全部、嫁さんと食べつくしてしまった。--------------------------19:00頃、図書館に本を返しに行ったのですが、帰りはどしゃ降り、雷の大変な天気になってしまいました。おかげでびしょぬれです。天気が不安定なのは、春が近いということでしょうか。あと、外出したとたんに天気が崩れるのを我が家では「日ごろの行いが悪い」と言ってます。
2004年02月22日
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日記をお休みしていた間のパンの話をしましょう。1月の終わりにパン教室がありました。クロワッサンと同じ生地で、6種類のデニッシュを作りました。左の皿からざっと説明しましょう。左端は、アーモンドデニッシュ。マフィン型に入れてアーモンドプードルで作ったクリームを絞り、その上にピーカンナッツを置いてます。照卵して焼成後にはアプリコットジャムを塗ってあります。上は、チョコレートデニッシュ。カスタードクリームを塗って板チョコをのせ、それをはさんで焼き、粉砂糖をふりました。右下は、フルーツデニッシュ。三角に折って切り込みを入れ、開いて互い違いに重ねて器を作ります。これが結構難しく、折ったときに生地がくっついてしまったり、器がえらく小さくなったりしてました。焼きあがったらアプリコットジャムを塗って、カスタードクリーム、フルーツをのせます。次に、右側の皿。左から、マロンデニッシュ。四角く切ったデニッシュ生地を前回も使ったIFトレーに敷いてカスタードクリームを絞って焼成。焼きあがったら、さらにその上にマロンクリームを絞ってマロンをちょこんと置いてできあがり。その右が、ハムロールデニッシュ。ハムをのせてマスタードとマヨネーズを塗り、生地を閉じて十文字に切込みを入れました。最後、その下。カスタードデニッシュ。デニッシュ生地をひも状に切ってねじり、両側から巻いてカスタードクリームを絞ります。焼きあがったらアイシングをかけました。いつもは、みんなで作って、一緒に焼いてしまうので、どれが誰の成形かわからない状態になるのですが、今回は自分の作品を最後まで面倒みることになりました。おかげでちょっと緊張しましたが、どこをどうしたら、仕上がりにどう影響するかがよくわかって満足。帰って、嫁さんと食べて、サクサクの生地とバターの風味に、大満足でした。しかし、疲れたー!
2004年02月21日
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おはようございます。案の定、今日は起きれませんでした。----------------今日はバレンタインに嫁さんが作ったマーブルチョコクッキーの話をしましょう。バレンタインの前の週末、いつものように食料調達に近所のスーパーに買い物に出ていたら、突然嫁さんが「ショートニングってバターと違うの?」という質問をしてきた。なんと珍しい質問。「何か作ろうと思ってるの?」と聞いてみると、「クッキーを作る」とのこと。へぇ、クッキー。家では今までずっとバターでパンを作っていたので、ショートニングはなかったのだが、いい機会だからということで買って帰った。その日の夜、「これを作る」といって見せてくれたのがキューピー3分間クッキングのマーブルチョコクッキー。どうやら、子供が作っているのを見て、「自分にもできそう」と思ったようだ。「なるほどー、バレンタインに作ってくれるの?」と聞いて見ると「違うよ。会社に持っていく」だって。ちぇー。おまけに、成形とオーブンの調整を手伝わされるはめになった。ちょっと天板いっぱいに敷き詰めすぎかなーと思ったら、案の定、焼いている間に膨らんで隣同士がくっつき・・・一枚の大きなクッキーになった!手伝いのごほうびに3枚もらって食べたら、これがうまい!サクサクしてて、風味もいい。ショートニングのほかに四葉バターも使ったからかな。しかしなー、これ会社に持ってっちゃうのかーと思っていたら、火曜日になっても持っていかない。どうやら気が変わったようだ。湿気てきていたので、残りも全部もらった。さて、木曜日。会社から帰ると、嫁さんがまたクッキーを作っていた。金曜日に、こないだののど自慢出場者同士が集まってカラオケ同窓会をやるんだそうだ。ははあ、こっちが本命か。週末のは練習だったわけか。あの時は、全部くっついちゃったから、今度はきれいに作るんだろうなあと思いつつ、私は論文にかかずらっていた。いいにおいがしてきたなーと思ったら「できたー」と声があがった。台所に行ってみると、これ。あらー、またくっつけちゃったのかー。というか、そういうの気にならないタイプなわけだ。今回は手伝ってなかたったけど、つまみ食いさせてもらった。残りは予定通り、カラオケ同窓会に持っていった。というわけで、私のバレンタインはつまみ食いしたクッキーで終わった。そうそう、桜井市の優勝者だったモンゴルの女の子は、3/14頃にチャンピオン大会に出るそうです。こりゃー、彼女にクッキーを焼いてあげて応援せねば!
2004年02月20日
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どうも、またサボってしまいました。最近、日記はいつも言い訳から始まるwhiskey_in_the_jarであります。11月に一生懸命書いた論文が残念ながら不採用になってしまったおかげで、ちょっとブルー入ってました。投稿先を変えて、えいやっと書き直して、ようやく落ち着いてきたところです。今日は早起きできたので、パンを焼いてます。ただ今、一次発酵中です。それにしても暖かくなりましたね~。この調子で毎日早起きできるようになるといいなあ。今焼いているパンのレシピです。久しぶりなので、基本のパンです。材料(1)強力粉 150g砂糖 15gイースト 6g水(43℃) 195g材料(2)強力粉 150g塩 4g(本当は6gだけど、塩切らしちゃったよー。買ってこなきゃ)スキムミルク 5g材料(3)ショートニング 15gまぜる 5分 5:53~6:03材料(1)をゴムべらでかきまぜる。うーん、やっぱりパンはいいな。1回目のこね 10分 ~6:13材料(2)を入れて、捏ねる。朝早いから、静かに捏ねようと思っても、ついつい力が入ってしまう。2回目のこね 10分 ~6:23材料(3)をもみ込んで、さらに捏ねる。バレンタインデーに嫁さんが「クッキーを作りたい」と言ったので、我が家にショートニングがやってきた。今日はそのショートニングを使ってみることにする。嫁さんのクッキー作りの話は、近いうちにアップしますね。1次発酵 35℃ 30分 ~6:53発酵中に、NHKでラジオ体操が始まった。今日は女性が体操の掛け声をやっていた。こんなところにも、男女雇用機会均等の考え方が反映されているのか。よく、初の女性の電車の運転手とかだと「子供の頃から夢でした」という記事が新聞に出たりしているが、このお姉さんも、やっぱり「ラジオ体操の掛け声をするのが夢」だったのだろうか。分割・ベンチタイム 32分 ~7:256分割。ベンチタイムは20分。ちょっと生地の表面を乾燥させてしまった。仕上げ発酵 37~40℃ 30分 ~7:55丸め直していつものクーロンヌの形に置いて、仕上げ発酵。うむ。いい感じであがってきた。発酵後、クープをシュッシュッと入れる。焼成 20分 ~8:15250℃で予熱。そのまま5分。焼き色がついたところで温度を下げて210℃で15分。自己評価:A塩がちょっと少ないのと、ショートニングを使ったので、けっこうあっさり味のパンになった。まだあったかいうちからほおばると、フワフワ。おいしい!さて、もう8:30だ。いってきまーす。(掲示板にまだレスできてなくてすいません。順次レスしていきますので、首を長くしてお待ちを~)
2004年02月18日
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さて、そろそろパンの話に戻りましょうかね。パン教室第3コースの4回目は調理パンと編みパンだった。(左端と右端:チーズロール、右下:じゃがマスタードバーンズ、上:8の字結びパン、真ん中:三つ編みパン。他に一結びパンも作ったが教室で食べてしまった。)調理パンは、チーズロールとじゃがマスタードバーンズという2種類を作った。チーズロールは、生地を楕円に伸ばして、そこにチーズとハムをのせ、切込みを入れて編みこんでいく成形である。あんパンのように具を生地の中に包むだけの成形と比べると、なんとなく手が込んでいてオシャレな感じがする。じゃがマスタードパンは、「IFトレー」という型に生地を敷いて、その上に具を載せて焼いた。焼きあがってから刻んだパセリをふりかけたので、いい色になった。IFトレー(アイエフトレー)というのはこんな形。確かにパン屋さんの調理パン(惣菜パン)でこんなのがあるなあ、という感じだ。編みパンはすりゴマの入った香ばしい生地だった。成形は一結び、8の字結び、三つ編みの3種類。一結び、8の字結びは、自己流でもやったことがあったので、「簡単、簡単」と思っていたが、教室では布巾をパン生地に見立てて結構しっかり練習させられた。三つ編みに至っては、ちゃんと練習用の紐まで用意されているという念の入れようである。そこまでやらなくてもいいだろうと思っていたら、実際にパン生地を結ぶときに穴で生地がくっついてしまって結び目ができなくなっている人がいた。なるほど、やっぱり練習は大事だ。この三つ編みパン、ベーグルと同じように「ユダヤのパン」だそうだ。そういえば、サックス奏者チャーリー・パーカーの生涯を描いた「バード」という映画では、ユダヤ人の結婚式のシーンに一瞬だけこの三つ編みパンが登場していた。翌日、我々夫婦の友人宅へ遊びに行く予定があったので、この三つ編みパンを持参した。ゴマが入っているだけのシンプルなパンなので、人にあげるのは気が引けたが、とても感激されたのでよかったよかった。
2004年02月01日
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嫁さんからのレポート、後半です。前半は27日の日記をどうぞ。ところで、昨日、先輩に録画してもらったDVDを見ました。会場ではそんなに思わなかったけど、テレビだとなんだか、嫁さん、ガチガチになってましたねー。そうそう、氷川きよしファンのおかげ(?)で、私も4、5回画面に出てましたよー。(ほとんど横顔だけど)------------------------------------------つづき230番くらいになった再び会場へ。相変わらずみんな楽しくてうまい。ますます希望はうすくなるばかりだ。最後に遅れてきた方が歌われ、予選終了。5時過ぎくらいだったか。40分後に審査発表があることが告げられた。この合間時間に受信料のお知らせや奈良支局からのお知らせ、クイズがあった。○×クイズで、ここは早々に間違って敗退したが、さっき地上放送情報を入手した旦那を大いに活用。旦那を置いてステージに上がるまでは首尾上々だったけど、すぐ後のテレビチャンネルの問題でぼろがでてしまった。くどいようだが、見ていないんだよ。審査が難航したそうで、10分程度遅く始まった審査発表、なんと、、96番呼ばれたよー!やったー!!またもや旦那を置き去りにしてステージへ!(われながらなんてヒドイ奴なんだ!)そこからはまさに用意されたトコロテンコースだったわけではありますが、するする~っと出てしまいました。唯一にして最大の難関が朝5時半起きでした。そこから、2時間、アンケート記入、面接、編曲の先生との練習がありました。要領よくやればさっさと終わることができたのですが、私は後手にまわり、じっくり見聞きしました。合間で宮川さんとお話の打ち合わせ。島倉さんと母のお話をする内容をちゃんと考えてくることという宿題をいただきました。わたしはここで王さんの「もらい泣き」をはじめて聞き、圧倒されました。「さくら」の彼はおもわず歌詞をど忘れしましたが、すごくいい声、いい歌いっぷり。レベルが違うなー。私の練習のときは、前奏の確認でさらりと終わり、夜になって、ほんとうはCDの高い調(c-moll)でやりたかったんだ!ということを思い出したのですが、後の祭り~。このへんからだんだん動転してきたのかな?夜はやっぱり、興奮してあまり眠れなかったですね。すっかり気に入ってしまった「星空に両手を」がぐるぐる頭をまわり、いやいや、この曲じゃなくて♪こいしーているんだもん♪や~とか、転調問題などさすがに明日では難しかろう、など思っているうちに・・・うつらうつらしながら・・■1月25日シャレにならん位寝坊な私は、かつて仕事も寝坊で何度もブッチしたことがある。しかし、今日はちゃんと5時半に起きた。やはりのど自慢には出たい。朝食準備も早々に出発。旦那もついてきてくれる。なんていい奴なんだ。私なら絶対行かんやろう。でも私は知っている。旦那は今日英語の試験だったのだ。万一私が本選にでたら、試験はブッチすると言っていたが、うそから出たまこと、、きっとシャレ半分だったのだろうが、幸か不幸か彼にとってものど自慢ウイークエンドとなってしまった。何事もはまると研究熱心な奴はもう相当のフリークだ。昨日は帰りの電車でちゃんとゲスト曲とゲストでない曲との当選確率を計算してくれた。ありがとう。いつも本当に感謝している。あなたなしではこの出場は考えられない。再び、桜井市市民会館へ到着すると、観覧希望の列がすでにざくざく並んでいる。私が旦那の名前で出した一般観覧希望のはがきははずれてしまい、出場応援者用のはがきを握り締め、旦那はこのくそ寒さのなか、列に並ぶという。なんてことだ。病気になるで。しかし、私も時間がないので、勝手にしてもらうしかない。いそいそと控え室へ。7時50分には全員集合し、今日の進行の説明、そして舞台へ。立ち並び、座り並びを入念にチェックされる。そして入場の練習。「これ以上ない満面の笑顔で!うそやろ?ってくらい笑って!」と何回も練習する。やっぱりオープニングって大事なんでしょうね。私もがんばって、終始「うそやろ?」笑いに努めました。歌のあわせは一人1回だけ。みんないつもより長い1コーラスだけど、私はいつもと同じ短い1コーラス、、、わたし、今回かなり番組の時間管理に貢献してると思う。(それも選ばれた理由かな?)その後、宮川さんと再度お話の打ち合わせ。3人で楽しくお話して、島倉さんに母へのメッセージをお願いすることと決定。このトーク、結構歌よりも重要だよーと重みに気づいてからは回線切れ状態の頭でそちらも気になって仕方なくなっていくのです・・・・もう、みんなうまいなんてもんじゃない。今回は大量合格ちゃうん?なんて隣の素麺屋さんと話しながら、みんなでの応援の手振りをしていました。そうそう、途中で、氷川きよしさん入場、素麺屋さんは、さっそく握手してもらい、「あんたも握手してもらわな!」って言われ、でもなかなか機会もないし、ほかのひともいるんだしなーって思っていると、なんと最後の通し稽古では氷川さんからもらえる特別賞の役になり、握手もしてもらってしまいました。(握手してやったで。氷川と。←なんだかんだいって相当混乱気味)その後氷川さん、島倉さんのリハーサルをかぶりつきで拝聴。。ファン垂涎ものです。かれこれ、10時半くらいまで、舞台であれこれし、1時間の休憩。お昼を食べたり、私は控え室でゆっくりし、MDを聞いたり他の方とお話したりしていたのですが、結構外でみんな練習していましたね。今思えば、確かにちょっと当日は練習&気合不足だったかも知れません。さあ、11時45分、会場に向かいますよー。との号令で決まった隊列を組み、最後のトイレタイム。もう後には引けないんだー。堂々会場へ入場し(この直前もみんなで信じられんなーとかいいつつも士気を高めあっていた)、観覧のみなさんへの挨拶。舞台に上がって自分の位置に立つと、なんと目の前に旦那が!前から5列くらいは氷川きよしファンがうちわや、蛍光ライトなどを持って堂々占拠しているというのに、あんたという人はまあ、よりにもよってこんなところに!!でもおかげで安心できました。番組がはじまり、「ほんまに全国に放送されてるんかなー」とか思いつつ、入場、自分の歌も済んで、気がかりのトークもなんとかうまくいったと思います。よかった。。島倉さんほんとうに素敵な方でした。そででご挨拶させていただいたときも、「お母様、還暦ですって」ってちゃんと覚えていてくださって感激しました。本番後のアトラクションでもとってもかわいらしいお話ぶりやしぐさに、私は釘付けでした。氷川きよしファンの方が大いに番組を盛り上げてくれ、内容も盛りだくさんのいい45分だったんじゃないかな~、少なくとも、私にとってはキラキラしたとてもたのしい時間でした。順番が早かったから他の人の歌もじっくり聞けたし。テレビで見てくれた家族や友人も楽しんでくれたようです。昨日電話して言っといたのに何を歌うのかも良く聴こえなかったという母は多分相当、びっくりしたと思うけど、我が家はここ数年結構いろんなことがあり、大変だったので、お金では絶対買うことのできない、印象的なプレゼントができてよかったと思っています。「人生は60歳から」つまり「人生はここから」と、私もこれから、大変なことにでくわしたとき、自分へ言い聞かせられるよう・・今回のことは、作戦もヒットしましたが、とにかく運がすごく良かったです。きっと一生思い出すような日になるんだろうな~。(そしてしばらくは言われつづけるのか)ただ、「のど自慢に出よう」と思わなければ、のど自慢には出ることはなかった。「のど自慢に出たい」と思ったからこそ、出ることができた。そして今回は「合格したい」とまでは強く思ってはいなかった。(しかし合格のラインは相当高い)思わなければ、叶わない。そして何かの思いを込めて「歌う」ってのがこれまたいいですね。ワタシの人生も30年でいろいろあり、夢や希望もなかりけり、という絶望に直面したこともありましたが、「思う」「願う」ことの大切さ、良さを痛感した体験となりました。そして、今私はもうひとつの強く願って頑張っていることがあります。しばらくは試験に集中します。それにしてものど自慢、おすすめですよ!私は日本の正しい一般大衆として認められた気が勝手にしました。(誰も認めていないぞ!でもそう思える自分ってことです)自分をほめてあげたい気持ちになれます。かなり自己肯定パワー高し! 今回の必要経費はがき代 100円CD代 1200円カラオケ代 560円電車代 1720円だんなの応援 0円 合計 3580円
2004年01月28日
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嫁さんが、自分の視点でのレポートを書いてくれました。長いので27日と28日に分けてお届けします。-----------------------------------NHKのど自慢に出場しました。[概略]■12月4日奈良県桜井市でのど自慢が開催されることを知る。私は小学校から合唱団や声楽を長くやってきたが、最近の節約道で歌もやってないし、これからはのど自慢を趣味にするのも楽しいかなと挑戦を決意。インターネットで調べるとなかなか奥が深そうだ。 曲目は迷ったが、もともと最近の流行曲にはぜんぜんついていけず、カラオケでもスローテンポの懐メロが好きなのでゲストの島倉千代子さんの「恋しているんだもん」に決める。動機は後付けだが、母がよく鼻歌で歌っていたのを思い出したので、「母がよく歌っていた」と記入。■12月5日応募はがき投函。いよいよ、私ののど自慢人生の始まりだ。ネットで聞ける島倉千代子の曲は一部分のみなので、やはりCDを買うべきか。3月の三重県津市の予選に応募するかなど、思いは駆け巡ったが旦那に「CDは予選通過はがきが来てからにしたら」とたしなめられ、我に返る。まだ予選出場も決まっていないのだ。「お金のかからない趣味」としてののど自慢をたしなむためにはしょうがない。■1月9日予選出場はがき到着。「やったー!」早速、今日から鬼の練習を始めなければと、すぐさまネットでCDを注文。成人式による連休があるが、3日後にはCDが届いた。そして、13日、CD到着。改めて曲を全部通して聴く。CDをかけながら何回も練習する。お風呂の中でも練習。歌う時間は40秒なので、多分1番だけで終わってしまうだろう。本当にあっという間だ。でも、CDをかけているとついつい2番、3番も歌ってしまい、歌詞を間違えてしまう。まだまだ練習が必要だ。■1月22日いよいよ、予選2日前だ。これまで連日家でCDで練習してきたが、やはり、実際にマイクを通して歌ってみなければ。職場近くのカラオケ屋は平日夜19:00まで30分140円だ。前々から気になっていて、仕事帰りの「ひと歌い」を趣味にしようと思ったこともあったが、さすがに「ひとりカラオケ」には足を踏み込めずにいた。しかし、今日、私はその禁断の果実を味わってしまったのだ。「恋しているんだもん」は、少し昔の曲なので、私は前夜、カラオケ屋に電話し、この曲が入っているかどうかと値段の確認をしておこうと思った。電話口の若い店員は一瞬、「島倉千代子の恋しているんだもんは入っていますか?」との私の質問に一瞬たじろいで、「それは新しい曲ですか?」と聞いてきた。「いや、結構古い曲です」と答えると、少し調べてくれて「ありますよ」と答えてくれた。「やったー。」これで、「もしひとりでカラオケ屋に入って、この歌いたい曲が収録されていなかった場合の悲劇」という問題は解消された。カラオケ屋の受付では自信を持って「ひとり。1時間。」と言って部屋に案内された。果たして、カラオケの曲目リストを見ると、「こ」のページになんと!「恋しているんだもん」がない!島倉千代子の曲リストの中にもない!「ガーン!」どうしよう、なんてことだ。「恋しているんだもん」がなくて、私は一体どうしたらいいのか。あの若い店員は、いいかげんなことを言いっていたのか?そういえば、受付の人が「カラオケの機種は選べませんけどそれでいいですか?」と言っていたが、他の機種なら収録されているのかなあ。ここは電話をして聞いてみるべきなのか。昨日の電話は顔が見えなかったからよかったけれど、ここで電話をしたら「昨日の電話はあの女だったのか」とバレてしまう。受付でちゃんと聞いてから入ればよかったのか。一人だから機種が選べないのかもしれないし・・・迷っているうちにもどんどん時間が経ってしまう。「ぎゃー、どうしよう」いつもは自意識過剰で遠慮がちな私だが、のど自慢はここでも私を成長させてくれた。私は受付に電話して「あのー島倉千代子の恋しているんだもんを歌いたかったんですけど、入っていないみたいなんです。昨日電話した時は『ありますよ』って言われたんですけど」と、伝えると「少々お待ちください」と言って電話は切れてしまった。私は置いてけぼりになった気分になったり、「わがままな客だなあ」と思われていはしないかと思ったり、ここで何か歌っておいたほうがいいんだろうかと思ったりしながら、長い時間をただひたすら待った(実際には5分もかかってないけど)。ほどなくして若い女性の店員が入ってきて「こちらの部屋に入っております」と、笑顔で案内してくれた。「よかったー」さすがここは関西だ、言ってよかった。早速、「恋しているんだもん」を立て続けに入力。実際に歌ってみると、音程が難しい。でも何回か歌ううちにだんだん調子に乗ってきて少しずつうまく歌えるような気がしてきた。「立って、歌詞を見ずに歌わないとダメだ」と思い、壁に向かって少しはフリもつけようと、歌詞の「空いっぱい」のところは手を挙げてみようなどとと試行錯誤した。しばし練習し、同じ曲ばかりだとさすがに中毒になりそうなので、4回歌っては島倉千代子の他の曲「からたち日記」や「人生いろいろ」なども間に挟んで歌った。しかしもはや、他の歌手の歌のことは考えられない。「千代子漬け」だ。「恋しているんだもん」は、全部歌っても2分ちょっとと短いので20回は軽く歌ったと思う。演奏解除キーを使って曲の途中で止め、特に1番を何回も歌った。会計で280円を払って娑婆に戻った。「あー、ひさびさに歌って喉が疲れた~」それにしても、ワンドリンク付きでものすごいコストパフォーマンスだ。2月はじめはさらに半額なので、また来ようっと。明日も練習だ。うちに帰ると予選の出場番号変更のはがきが来ていた。なんとご丁寧なことだ。98番→96番なんて、ほとんど違わないのに。と、一瞬不思議に思った。でも、予選では番号と曲名を言うのできっとみんな、練習で番号を言っていて、番号変更は重大なんだ。しまった。「私も番号と曲名の練習をしなければ」と思った。■1月23日さて仕事が終わった。今日の練習は仕事が休みの旦那が観客になることになっている。「ケータイを忘れた」という使えない旦那が待ち合わせを厳守しているかあてにはできないなと思っていたが、さすがにちゃんといた。まあ、私はもう「一人でもカラオケに入れる女」だから、心配はないのだけれど。明日に備えてのどを使いすぎないよう30分だけみっちり「恋しているんだもん」を歌った。間でだんなが一曲だけさだまさしの「風に向かって立つライオン」を歌った。その曲ではのど自慢出場は難しいぞ。短い時間で決めなければいけないんだから、わからない奴め(俺はのど自慢に出るために歌ったんじゃないっつーの![旦那])。長い曲だったから途中でカットした。マイクのエコーを消したり、カラオケ用のキーを調整したりしているうちにどんどん声が出てきた気がする。かなりばっちりだ。自信を持って練習を終了した。二人30分で280円。今日も安かった。うちに帰るとNHKから封書が届いていた。中には「のど自慢放送日時」や「予選会の放送についてのお知らせ」や他の番組の案内とともに、「受信料の申込書」が入っていた。とてもびっくりした。うちにはテレビがないので「テレビがありません」と言えば受信料は払わなくて済むと思っていたのだけれど、お上はすべてお見通しだったのか。「あなたものど自慢を楽しんでいるんでしょう?だったらNHKを視聴しているんでしょう?だったら受信料を払いなさい」ということなのかなー。のど自慢を聞いているのはラジオなのにー。でも、ラジオだけなら払わなくてもいいのか、実際に確かめてみたことはなかった。これは、調べてみなくては。調べて見ると本当に「ラジオのみであれば受信料の支払い義務はない」ことがわかって安心した。それにしても、なんて効果的なDMなんだ。のど自慢に出場したい心理をついている。危うく払ってしまうところだった。■1月24日予選は12:40から。土曜の朝は特に遅起きなのだが、今日に限っては10:00前に起床。もし、本戦に出ることになったら、明日はもっともっと早起きなのだ。このくらいの早起きはへっちゃらだ(自慢することじゃねえだろ![旦那])。CDと、予選出場はがきの持参物、簡単に作ったお弁当とお茶を持って桜井市へ出発だ!駅へ向かう人がみんなライバルに見える。桜井市文化会館に到着。まだ時間に余裕があったので、前の方の席も空いていた。右も左も皆、出場者のワッペンをつけている。舞台のセットもできていて、明日への準備も万端だ。最初に説明があり、人気者の宮川さんが登場した。すごいカリスマだ。「皆さんの元気を日曜日のお茶の間に届けましょう!」という言葉に大いに納得。私も元気に楽しもうと思った。1時すぎころ、生のバンド演奏で予選会が始まった。バンドの人は一曲一曲、全部で250曲を演奏するのだから大変だ。一分毎に楽譜をめくっては次の曲を演奏していた。さすがプロ。曲がどんどん変わるので、聞いているのはなかなか楽しい。でも、自分の番が近づいてきてだんだん緊張してきた。あんまり聞いていると自分の曲がわからなくなってしまう。これは、本番の時も思ったけれど、それでも自分の曲の世界でうまく歌えないとダメなんだなあ。プロの歌手だって、自分の歌を歌っているだけじゃなくて、他の人の曲も聞いた後に歌ったりしているんだし・・・島倉千代子の歌の人がいると、ついライバル視してしまう。ランニングに半パンの足がきれいなマラソンおばあちゃん、めちゃ大きい横断幕に家族の応援あり、かなりの強敵だ・・・(負けてる・・)30番ずつ舞台に右手に集合し、いよいよ舞台の上へ。予選でも出場者席に座って自分の番を待つのだ。これは多分、審査の対象ではないと思うけれど、私は待っている間も楽しそうに振舞うことにした。椅子に座っているときは、直前までほとんど緊張しなかったので、「大丈夫、大丈夫」と思っていた。でも、立ち上がってから歌が終わるまではやっぱり動転していたように思う。でも、ホール一杯に歌えるように頑張ったつもりだった。あっという間に自分の歌は歌い終わって宮川さんの前へ。何も聞かれないんじゃないかなと思っていたけど、「お母さんが歌っていた曲なの?」と声をかけられた。「そうです。母が好きで、よく歌ってくれました。」そして、名前の確認をして終わった。私の後ろのおばさんも同じ「恋しているんだもん」を歌っていた。落ち着いていて、私よりもちゃんと歌っているようだった。後悔先に立たずで、ここからは自分の写り具合をみてもほかの人の歌を聞いても怒涛の反省ばかりだ。心なしか旦那も「今ひとつだったな」と思っている様子だ。「さくら」は「さてはサクラかー」というくらい歌う人が多かったがみんな男性でも高い声がでて、歌に自信のある人ばかりなのか、うまいうまい。とくにめちゃめちゃうまい人がいた。(そしてやはり本選に受かり、合格した)250人の予選は4時間にわたるものなので、ひたすら長い。私は実は受験生なので、後半は会場に入らず、2Fロビーで勉強することにした(実際は半分昼寝していた)。1Fロビーから30分前の編集ほやほやの音が聞こえてくるが、なんだかみんな上手いよ。なかなか勉強は手につかない。(本当はこんな回顧録書いている場合でもないんだが、、、とりあえず、今の心理状態を収めるためにもここで総括しておかなければならないのでしょう!)だんなはNHKの親切な係の人の地上デジタル放送の案内を聞いたりしていた。そういえば、ロビーには予選本選両日受信料ブースが設置されていた。じつは先に書いた予選前日のDMもよく読むと、予選出場者全員に送られたそうだ。もう一度いうが、うちにはTVはない。実はまだ放映ビデオも見ていない。見たらこんなものは書けなくなるだろうな。主観とは。事実とは。TVは箱のなかの造形物なのだ。つづく
2004年01月27日
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本戦当日は5:30起床。嫁さんも私も朝が弱いので心配してましたが、なんとか起きられました。簡単な朝食を食べて、出発の準備。嫁さんは「あまり眠れてないなー」とのこと。まあ、無理もないか。彼女は8:00集合でしたが、応援者である私は9:30からにならないと座席の引き換えが始まりません。彼女は「後で来てくれればいいよ」と言っていたのですが、一緒に行くことに。電車の中で、「キンコンカンコン!キンコンカンコン!キンコンカーン!おめでとうございまーす!島倉さんにお母さんに向けて一言お願いしましょう。なんて言ってもらいたいですか?」などと、勝手に宮川さん、島倉さんとのカラミを想定練習したり、「合格しなくても、『足りないよ?あれ?足りないよ!』って言えばポポポポッて追加点が入るよ(そりゃ仮装大賞じゃ!)」などと冗談を言い合ったりしてました。会場には7:40頃到着。彼女はそのまま楽屋へ直行。私は、この時間で既に会場前に行列ができていることにびっくり。聞いてみると、みなさん、今日のゲストである氷川きよしのファンで、早い人は昨日の夜から並んでいるとのこと。確かに、ウィンドブレーカー、レジャーシート、折りたたみイス持参の完全装備。会場係の人の話では、特に「家族席」や「応援席」があるわけではなく、誰でも座席引き換え券1枚につき2名までの指定席と交換されるだけで、観覧場所の希望は聞けないとのこと。「これはやばい!」のんびりと朝のコーヒーを飲んでる場合ではなくなってしまいました。うっかり会場時間間際に来ようものなら、立ち見で応援なんてこともあり得るということです。しかも相手は「筋金入りの」ファン達。席取り合戦に遅れをとってはならぬと、まだ座席引き換えには1時間半以上も前でしたがその列に並ぶことにしました。会場係の人が列の前の人から順番に、座席引き換え券に「2」という数字を書き込んでいきます。これは、その券1枚で何人分の指定席をとるかということのようです。私は自分ひとりで応援に来ているので「1」と書いてもらいました。これが後で大きな波紋を呼ぶことになろうとは知らずに・・・30分もすると列は倍の長さになり、私の周りは氷川きよしファンクラブ会員の交流会の場となってしまいました。近所のスーパーにもいそうなおばあちゃんから、いわゆる「マダム」と呼びたくなるような品の良さそうなそのオバサマまで、めいめい写真付きのケータイストラップをジャラジャラいわせ、「KIYOSHI HIKAWA」のロゴの入ったカバンを持ち、そのカバンにはやはり「きよしちゃん」の缶バッジをいくつもくっつけているその様子は、本当にすごかった!私は彼女達のパワーに圧倒されるとともに、そのパワーの源となっている「氷川きよし」なる人物の凄さを実感したわけです。9:00頃。既に列はどんどん長くなり、とうとう最後尾は見えなくなってしまいました。それまでは明るく晴れていた空には、重たそうな雲が出てきたかと思うと、雪が降り始めました。この雪の中でも、熱い熱い交流会はまったく衰えを見せません。曰く、「○○では私に向かって手を振ってくれたんだよー」「手紙はね、返事はくれないけど、全部目を通してるからね」「○○のコメントは高感度高かったねー!なかなかああは言えんよ」「私はもう、200万つぎ込んでる」などなど。ああ!なんて切ない!昨日まで隣に座っていたはずの私と嫁さんの間の距離は今や、氷川きよしとそのファンとの間と同じくらい開いてしまったように感じたのでした。お互い自作の応援ウチワを見せ合ったり、自作したと思われるブロマイドを交換したり、きよしちゃんの写真入り名刺を交換したりして、ひととおり話題が一巡した頃、ファンの中の一人のおばちゃんが、話の輪に入らずに突っ立っている私に気がつきました。「兄ちゃんもきよしちゃんのファンな?」と聞かれたので、「いえ、家内が歌うんです。島倉千代子さんの歌を」と答えると、それがわらわらっと人づてに伝わって、私より4~5人くらい前に並んでいたおじさんが「おー!島倉さんのファンですか!これは嬉しい!」と握手してくれました。そのおじさんは、夫婦で島倉さんの後援会に入っているそうで、会員番号は旦那さんがNo.3、奥さんがNo.4という、気合の入った島倉千代子ファンなのでした。心強い味方を得たような気分になったのもつかの間、私の周りでは「なんで出場者の家族がこんなところに並んでるの?応援者席があるでしょう」という話題になりました。いや、応援者席というのはないらしいですよ、ホラ、私が持っている座席引き換え券も皆さんと変わりないでしょうといって胸ポケットからはがきを取り出すと、そこにはさっき会場係りの人に書いてもらった「1」という数字が。「えー!信じられなーい!」突然、私の後ろの女の子が大きな声を上げました。私は最初、何のことかわからなかったのですが、どうやらこの「1」が問題だったようです。ここに並んでいる皆さんの戦略では、はがき1枚につき2名分の指定席をゲットしておき、席を確保できなかった仲間と一緒に観覧するのに使ったり、あるいは余りを代わりに売りさばいてくれる人に売ったりするのだそうです。なるほど、どおりでみんな「2」と書いてもらっていたわけだ。しかし、困ったことになりました。さっきまでの誇らしげな気分はどこへやら。私は彼女たちの間で「応援者席にも座らず、しかも、せっかくの2席分の権利も行使しない、愚か者」ということになったようです。まあ、そう思われるのも無理はない。彼女たちは何枚も何枚もはがきを書いて応募して、幸運にもやっと1、2枚が当たって来ているわけです。さっきの島倉千代子ファンの人は50枚出して1枚しか当たらなかったとも言っていました。とにかく、なんとかこの場をおさめるために、改めて応援者席がないか確認してみることと、「1」を「2」と間違えましたと言ってみるということを約束させられました。「応援者の隣だったら、テレビに映るかもー!垂れ幕ないの?書こうよ!一緒に応援してあげるよ!奥さん、『あれ誰?』ってびっくりするかもねー!」9:30。指定席券と引き換えのため、列がゆっくりと前に進み始めました。やっと針のムシロのような状態からは開放されると思うとほっとしました。同時になんとなく、ばかばかしくなってきました。人数を間違えましたと言って2枚もらってどうしろと?おばさんにあげればいいのか、それとも後ろの女の子にあげればいいのか、あるいは島倉さんのファンにあげればいいのか。えーい、馬鹿でいいわい。と、結局1枚だけ指定席をもらって、あとは適当に会場係りの人と雑談して、おばさんたちには、いかにも無理な話をかけあっているように見せておきました。さて、なんとか座席の確保はできましたが、開場は10:50。まだ、1時間以上あります。私は近くの喫茶店で時間をつぶすことにしたのですが・・・皆考えることは同じのようで、さっき列で一緒だった方たちがいました。「どうでした?」と聞かれたので、「いやー、やっぱり2枚は無理でした」。「どの辺りの席?」と聞かれたので「あ列の31番だそうです。なんか、はじっこみたいですね。」と答えておきました。実際、この時点では、私は「あ列」というのは舞台に向かって一番右端の列の前から31番目だと思っていたのです。別のおばさんは「いやー!一番前やー!よかったなー!ちょっと端っこやけどなー!やっぱり応援者は違うわー!」と言ってました。いや、だから応援者席はないってば。それにしても、仮に本当に「あ列」が一番前の席だったとしたら、これはむやみに見せびらかすのは危険だと思い、その後に会ったプチ顔見知りの人たちには、「いやー、なんか端っこみたいですわ」とだけ答えておきました。この時は、この「端っこ」がどんなに凄い「端っこ」を意味しているなのか分からないまま・・・10:50。喫茶店にいるのもなんとなくいたたまれなくなって会場へ。ホールの後ろから入ると、あら、確かにあ列は一番前だ。じゃあ、31番はどの辺?と思いながら歩いていくと・・・気がついたら最前列真ん中ブロックの右端に座ってました。「マジで?!」めっちゃかぶりつきやん!そして隣は(というか2列目、3列目も)、あの、「前日から並んでいた(と思われる)氷川ファン!」さっきのおばちゃん達よりずっと筋金入りの人たちです。正直、生きた心地がしませんでした。ファンクラブの中にも、ヒエラルキーというか階層関係というのがあるのかよくわかりませんが、とにかくこの最前列の人のところに次から次へと他のファンの人が挨拶に来てます。すごいです。私は隣で内心、「すいません、すいません。ファンでもないのに、こんなええ席、とってしまってすいません。」という気分で座ってました。さて、しばらく座って落ち着いてくると、自分がなぜそんな席に座れたのかということについて分析できるようになってきました。どうも、みんなが「2」枚づつ座席を確定させていくものだから、ブロックの一列が奇数だったら1人席が1つ余ることになります。そこに、馬鹿正直がすぽっとはまったというのが事の真相のようです。私の後ろの女性も、「いやー、列では結構後ろだったのに、こんな前に座らせてもろうて悪いですわ。1人ていうたから、席が余ってたんやろか」と言ってました。しかし、さっきの行列といい、今まわりに座っている人たちといい、会場は昨日の予選会とはぜんぜん違った空気になっています。昨日は出場者とその応援者がほとんどだったのに対し、今日は出場者よりもけゲストが目当ての観客が大半なのです(きっと)。この空気に飲まれてはいけない。氷川きよしを目当てに来た人は何百人もいるだろうけれど、うちの嫁さんを目当てに来た人は私1人なわけです。「負けるものか。たった一人でも、嫁さんコールをするのだ」、とココロに決めました。11:40。収録35分前。会場には宮川さんが出てきて、相変わらずの素晴らしいトークで出場者、観覧者の緊張をほぐします。そして、「明るく、楽しく、元気よく」のテーマの説明。嫁さんは、私の位置がすぐにわかったようでびっくりしてました。「なんか知らんけども、あんたはそこで今日、歌うことになったし、俺はこんな前に座って観覧できた。ありがたいことじゃないか。昨日もあんなに楽しかったんだから、今日も楽しんで帰ろうや」声を出せばお互い話せそうな距離でしたが、それは声にはなりませんでした。気持ちは伝わっただろうか。12:15。秒読みが開始され、なだれこむように本番開始。やり直しなしの生放送です。あとは、皆さん、テレビで見てくださった通りです。島倉さんにもお声をかけていただき、本当にありがたかったです。とはいえ、我々はテレビを持っていないので、どんな風に映ったのかわからないんですよねー。(会社の先輩がDVDに焼いてくれる手はずにはなっていますが)。そうそう、ファンのパワーも凄いですが、やっぱりご本人のパワーはもっと凄いですね。なんというか、例えるなら、うちの嫁さんのように鐘二つで終わった人が懐中電灯の光だとすると、合格した人は車のライトの光、そして、プロは(特に氷川きよしさんは)でっかいサーチライトの光という感じでした。特に、私の席では声のが「聞こえる」というよりは「ビリビリが伝わってきて気持ちえ~」という感じ。さて、年末の嫁さんの気まぐれから始まったこの事件の顛末記もこれでおしまい。この週末の出来事は夢のように過ぎ、今はすっかり日常生活に戻っています。今後、のど自慢がライフワークになるかどうかは、まだわかりませんが「挑戦するだけの価値はあるなあ」というのが、二人の共通の認識です。皆様には、ホームページを通じて激励や暖かいお言葉をいただき、ありがとうございました。クルテクがつけている青のバッジは予選の参加賞。緑のバッジは本戦の参加賞。(今、渋る嫁さんを説得しつつ、嫁さんの視点でのレポートを書いてもらってます。出来上がり次第、アップしますのでそちらもお楽しみに)
2004年01月25日
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先ほど予選から帰ってきました。お伝えしたいことは山ほどあるのですが、明日の予定が早いのでもう寝ないといけません。とりあえず、速報ということで。嫁さん、予選合格しちゃいました。マジで。確かに、昨日はカラオケで練習もしました。合格祈願のお菓子をたんまり買い込んで食べたりもしました。しかしはがきによる応募は1100組、うち予選出場が250組、そのまた先の本戦出場は20組です。「ウソだろ~????」というのが今の旦那としての感想です。どこまで行ってしまうんだ!嫁さん!明日は朝8時集合、12時15分から生放送されます。曲は「恋しているんだもん」。お時間あったら応援してやってください。----------------- ここからは、後日書いています。予選前日(23日)は、2人でカラオケに行きました。嫁さんは既に目をつけたカラオケ屋に電話して、設備に収録されている曲の中に、「恋しているんだもん」が入っているかどうか確認してました。確かに、収録されてないとカラオケに行く意味はないんだけど、ようやるなあ。あまり喉を使いすぎるといけないということで30分間だけ集中して。カラオケの予約画面には、1曲目 恋しているんだもん2曲目 恋しているんだもん3曲目 恋しているんだもん4曲目 恋しているんだもん5曲目 恋しているんだもん・・・途中でドリンク運んで来たおねえちゃんは、何も言わなかったけれど、どんなカップルだと思ったでしょうね。聞いてみたい。私はというと終始、手拍子係でした。私にできることといえば、手拍子、拍手と、「いよっ!」とか「がんばれー!」とかの声かけくらいしかないのです。そうそう、カラオケの帰りに合格祈願のお菓子を買って帰りました。家でスナック菓子を食べるのは久しぶり。願をかけるだけのつもりが、ちょっと食べ過ぎてしまった・・・日付変わって24日。いよいよ予選の当日です。嫁さんは電車に乗った瞬間から緊張していたのか、「この電車に乗ってる人みんな、ライバルに見える~」。いくらなんでもそりゃ気が早すぎるだろー。案の定、仮想ライバル達は郡山駅、平端駅でほとんど脱落していきました。よかったよかった。駅前の通りにうっすらと残った雪にびっくりしながら、会場には30分前くらいに着きました。嫁さんの受付を済ませて一緒に観客席へ。おおー。会場は既に予選出場者達の熱気でムンムン。コスチュームにめっちゃ気合はいっているグループあり、化粧に余念のない大姉さんありと、ライバル同士の視線がバチバチと飛び交う中、ほとんど普段着と変わらない我々夫婦は、そろりそろりと席に着きました。12:40。いよいよ予選の開始です。進行役の人と簡単に拍手の練習をした後、その拍手に迎えられてミスターのど自慢、宮川アナウンサーが登場。宮川さんの語り口で薄氷のように会場にはりつめていた緊張がみるみる解けていきます。すごい!挨拶の冒頭で、「今日は1100組のはがき応募の中から250組の方がこの予選に進まれました。明日の本戦に出場できるのはこのうちの20組。今日、ここにお越しいただいているほとんどの皆さんとは、今日でお別れです。」と、数字にするととても厳しい話を面白おかしく語ってくれました(文字だとそれがうまく伝えられませんが)。そして最後に、「のど自慢のテーマは、明るく、楽しく、元気よくです。今日は楽しんでいって下さい。」これには感動しました。テーマには「歌のうまさ」は入ってないんです。そして、この予選会は厳しいオーディションではなくて、お祭りと同じように「楽しむもの」なんです。おかげで我々夫婦にもちょっぴり希望が出てきました。予選で歌う順番は単純に「曲名のあいうえお順」でした。つまり、「愛の~」なんて曲はかなり最初の方ですが、「別れの~」なんて曲は最後までヤキモキしながら待つことになります。そして、当然といえば当然ですが、同じ曲を歌う人は連続するんですねー!ライバルを目の前にしてみんな燃える燃える!今回はゲストに氷川きよしが来るとあって「大井追っかけ音次郎」や「きよしのズンドコ節」は何人も連続して歌ってました。(ゲストではないけれど森山直太朗「さくら(独唱)」もすごい競争でした。しかもレベル高っ!)さて、我らが嫁さんが挑戦する曲は「恋しているんだもん」は96番。こりゃー、時間がかかるなあと最初は考えていたのですが、その心配はありませんでした。なにしろ、自分をアピールできるのは一人たったの40秒。予選では、テレビで見るような舞台上での宮川アナウンサーとのカラミなんてありません。歌った後に、舞台下で宮川アナウンサーと演出担当の方が簡単なインタビューすることはありますが、とにかくすごいテンポで出場者が回転していきます。みんな、他の出場者で拍手・手拍子はしているけれど、なんとなく自分の出番が気になって上の空気味。出場者のコンセプトも、「のどに自信あり!」の人、「みてみて!面白いでしょ!」の人、「えーい、当たって砕けろー!」の人、「・・・真っ白」の人、と様々です。気がつくと会場はいつの間にかすっかり、「村の祭りのカラオケ大会」になっていたのでした。いや~、予選は本戦より玉石混交で、ずっとオモロイです。そういうわけで、嫁さんの順番が回ってきた時には、すっかりリラックスした雰囲気になってました。「楽しんできなよ~」と嫁さんを舞台に送りだし、彼女がマイクを持った時には気軽に「ガンバレー」と声をかけてました。ワンコーラス歌ってあっという間に終了。宮川さんには選曲の理由をたずねられたとのこと。自分達の番が終わると30分後にロビーのテレビで、自分の番がどういう感じでテレビに撮られているかが見えるようになっています。おー、結構アップで映るんだなーと感心しつつ、テレビ画面を写真に収めました。(画面に動きがあるから、なかなかいい写真にならなかったけど)歌い終わって30分の時差放送も見てしまうと、我々2人になんとなく冷静さが戻ってきました。そうなると、嫁さんはうまい人の熱唱ばっかりが目に入ってくるのか、「みんなうまいなー」「熱意が違うね」「やっぱ甘かったかなー」などと半ば放心してつぶやいております。私は「まあ、今日は楽しめてよかったじゃない」となぐさめのコメントをしてみたり、「明日、集合時間朝8時だろ。どうやって早起きするかが問題だなー」と妙に強気のコメントをしてみたりと、空回り気味。あっという間に過ぎ去った前半とうって変わって、後半は時間の流れをやたら長く重く感じつつ、我々は会場の片隅で座っていました。予選の出場者が全部歌い終えた後、40分間の審査時間があり、そこからさらに審査は難航。さらに10分間待たされました。この頃には「今から舞台の上に立ってさ、○番と○番と○番の方は失格となっておりますので、帰ってくださって結構ですとか、偽の発表をするのはどう?」とか、ありもしないことを冗談で言って笑ってました。実際に発表があったのは18:00。合格者は番号と名前を呼ばれると、ステージ上に上がっていきます。合格者発表は小さい番号から始まって、飛ぶように大きくなり、そして「96番」と、聞いたことのある番号が呼ばれました。既に帰り支度をしていた嫁さんは慌てて壇上に上がり、私はぽつんと観客席に。その時は「うわー!やったー!」というよりは、「これから晩飯食いに行こうって話してたのに、行っちゃうの?」という感じでした。
2004年01月24日
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1/20の日記へのコメントで、皆様には嫁さんへ暖かいお言葉をかけていただき、ありがとうございます。彼女はインターネットは見るけど(そしてこのページも見ているけれど)、ホームページ運営はまだ一歩引いているところがあるので、一緒に運営するにはしばらくかかりそうです。しかし、よく考えて見るとこのページに登場する嫁さん像というのは、「ぶどうパン食べたい」とか、「うまいうまいとペロリと食べた」とか、非常に食欲旺盛で即物的でワガママで専制的(おっと、手が滑った)という一面的な紹介になっていたなあと、反省しているところです。そこで、「プロジェクトY 嫁さんの挑戦」シリーズ第一弾として、嫁さんの頑張る姿を2話(うまくいったら3話)連続でお送りします。「のど自慢に出たいなあ」去年のクリスマスの前の週だったろうか、突然、嫁さんがポツリとつぶやいた。聞けば2004年1月に「NHKのど自慢」が奈良県に来るという。確かに、我が家の日曜午後のお決まりの番組は「NHKのど自慢」だ。しかし50年を超える歴史を持つこの長寿番組は、何十年も前から「死ぬ前に出たいぃ~」と言ってようやく出られたおじいちゃんや、「20年前に出場。今度は子供と一緒の出場が悲願でした!」という親子など、深い深い思い入れを持った人たちがしのぎを削る大舞台なのである。彼女は「無理難題を言って私を困らせて喜ぶ」のが趣味だから、私は当初「また始まったか」と思って聞き流していた。「NHKのど自慢」への出場。それをライフワークとして取り組んでいる人々が大勢いるというのに、思いつきで応募して出られるはずがない。「まあ、宝くじだって買わないと当たらないんだから、のど自慢も応募しないと出られないよ(きっと応募しても宝くじと同じくらい当たらないよ)」とか「ネットにのど自慢体験記とか載せてる人もいるだろうから、"のど自慢"、"出場"、"予選"とかのキーワードで検索してみたら(その人たちの熱意をみれば、あきらめるだろう)」と、適当に返事をしておいた。次の日、仕事から帰ると嫁さんが聞きなれない演歌を聴いていた。「島倉千代子の曲で応募しようと思うんだけど、どれがいい?」なんと!彼女は本気だったのだ!ネット上ののど自慢体験記を調べあげ、自分なりに戦略を立てていたのだった。それによると、「最初のはがき選考で勝ち残らなければ意味がない」ということで、番組の本番当日ゲストでいらっしゃる島倉千代子さんの持ち歌で応募することにしたのだという。確かにゲストの持ち歌を歌う人が必ず1人か2人はいるものだけれど、誰でも考えそうな作戦だ。そんな甘い考えでいいのか?これがどうやら、甘い考えでもよかったようだ。松の内が明けて早々、NHKから「予選出場のお知らせ」のはがきがやって来た。戦略が良かったのか、単に運が良かっただけなのかは分からない。しかしとにかく、最初の関門は突破したわけである。そういえば、お年玉つき年賀はがきも、私は1枚しか当たらなかった(切手シート)のに、彼女は6枚も当たっていた(うち1枚はレターキット)から、今年は彼女に「はがき運」がついているのかもしれない。予選出場はがき到着の日から、本格的な練習がはじまった。毎晩毎晩、同じ曲を聴き、口ずさむのである。ああ、昔の歌というのはなんと聞き取りやすく、分かりやすく、そして覚えやすいのだろうか。私が出場するわけではないのに、ここ2週間は、家でも、会社でも、ご飯を食べていようと、電車に乗っていようと、そしてこうやって日記を書いていようとも、島倉千代子が頭の中でぐるぐるぐるぐる回るようになってしまった。そんな生活も、今週末で区切りがつく。そう、明日こそはその予選の日なのである。今日は夕方からカラオケで嫁さんの練習に付き合うことになってしまった。彼女は既に、どのカラオケ屋のどの部屋に出場曲が収録されているかまで調査済みである。こうなったら、私もできる限り応援しよう。受験生ではないが、下の必勝アイテムを準備していこうっと。きっと勝つ!キットカット寝ても木から落ちない!コアラのマーチ きっちり通る!キシリトールガム明日第2話は、予選の結果をお送りする予定です。
2004年01月23日
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どうも、お久しぶりです。年明けからいろんなことが重なって、ついつい更新が滞ってしまいました。「今年は定期的に更新するぞー」と正月には思ってたのに、メンタル的にまだまだ弱いなー。今回、なかなか日記を書く気になれなかったのは、嫁さんとしょーもないことで喧嘩したのが原因。で、喧嘩の原因というのが、この楽天広場。嫁さんにしてみれば、私が実に楽しそうにパン日記をつけたり、掲示板にコメントを返したりしているのがちょっとシャクだったようです。私としては、パン焼きは嫁さんにも喜んでもらっていると思っていたし、このページの運営も応援してくれているものと勝手に思っていただけに、結構ショック。まさか、こんな身近な人が「ホームページ作成の悩み」になるとは。「どうすりゃええんじゃ~」と、解決策のないまま今日までお休みしてました。とりあえず、ここ数日間は落ち着いてきたので、日記を再開しようと思います。ただ、掲示板へのお返事はあまり頻繁にはできなくなりそうです。ごめんなさい。ほそぼそ~と続けていくつもりですので、暖かく見守ってください。
2004年01月20日
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新年最初のパンの本の紹介は、これ。もっとおいしいパン生活去年の8/18の日記で、渡辺政子さんの「パリのパン屋さん」という本を紹介したが、この本も同じ著者である。これは、パンそのものよりも、パンを引き立ててくれる食材にスポットを当てた本だ。パンとワインの組合せなら、「クロワッサンにはシャンパーニュ」「バゲットには軽口タイプの赤ワイン」というように、どんなパンにどんな食材がぴったりくるかをいろいろ論じていて、何かの時に使えそうな感じがする本である。ワインの他にも、紅茶、ハーブ、チーズ、ハム・ソーセージ、バター・ジャム、などなど、単に著者の好みの組合せにとどまらず、実際にパン持参でそれぞれの分野の専門家を訪ねて一緒に検討しているところがすごい。全体の傾向を乱暴にまとめると、「シンプルなパンにはシンプルな食材が合う。特にバゲットは何でも合う」「ライ麦などが入ったクセのあるパンには、クセのある食材が合う」の2点に集約されてしまうのだが、私にとってなかなか新鮮な組み合わせも見つかって面白かった。特にすごいなと思ったのは、「青しそ+ポン酢」がパンに合うということと、ハムをフードプロセッサでムースにしてパンに塗るという食べ方であった。レバーのパテを塗ったパンは食べたことはある。ハムならさぞおいしいだろうと思う。他にも、知らない名前のチーズがいっぱい出てきたり、干し鱈とジャガイモで作るブランダードなど、私にとってはこの本で初めて知る知識が満載で、今後トライしつつ、自分なりの組合せも見つけていきたいものだなあと思っている。
2004年01月09日
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今年の私の目標の一つが、「太りにくい体づくり」です。パンを焼くようになってから、自分のパンも食べたい、お店のパンも食べたい、ついでにケーキや焼き菓子も食べてみたい、という「とにかくおいしいもの食べたい病」にかかってしまっています。思う存分食べ歩くためには、太りにくい体が必要ということで、今年は何か運動しなきゃなーと考え始めております。実はワタクシ、大学生活の後半から就職後3年くらいまで太り続けて、最高時には体重が85kgありました。「もう痩せよう」「もう痩せよう」と何度も思ったのですが、結局痩せられず、「もはや、自分は痩せられないのだ」とあきらめていました。ところが結婚が決まったあたりから、「結婚式の写真はずっと残る」ことに気がついて、「是が非でも痩せなければ!」と一大決心をし、結婚時には68kgまで体重を落とすことに成功。嫁さんは「旦那にちゃんと食うもん食わせとるんか?」と親戚に後ろ指さされたりしてちょっとかわいそうでしたが、私は高校卒業時のような体型が写真に残せて大満足でした。しかーし、結婚がゴールでないのと同じように、人生も続きます。去年の後半とこの正月にちょっと油断したばっかりに体重が70kgに戻ってしまいました。また、無理に体重を落としたせいか、体脂肪率が30%近くあるのもちょっと問題かなあと思ってます。さて、ここまで赤裸々に数字を出してしまって大丈夫だろうかと思ったりもしますが、えーい、俺も男だ!今年は、体重65kg、体脂肪率20%弱になるよう、頑張ります!そして、太りにくい体を手に入れつつ、おいしいパンを食べ歩いていこうと思います。ダイエットを目指している皆様、お互い頑張りましょう!
2004年01月07日
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2004/1/4 (日) 晴れ 室温18℃ 実家から「あれも持って行け」「これも持って行け」と言われるがままに土産をどさんどさんと持たされて帰ってきたわけだが、帰ってみて体重計で量ってみると6.8kgもあった。親の愛の重さというわけだ。翌日は肩が凝ってしょうがなかった。中身は大したものが入っているわけではなく、餅やら、リンゴやら、みかんやら・・・重いものばっかしじゃん。とはいえ、リンゴは大きくて立派だったので、年末に水分量を間違えたためにちょっぴり失敗して終わっていたリンゴパンに再びトライして、2004年の打ち初めとすることにした。卵と牛乳があったので、せっかくだからカスタードクリームも作ってゴージャスなパンにしようということになった。材料 (1)強力粉 150gドライイースト 8g砂糖 30g卵 (M1個) 50g水+リンゴの煮汁(40℃) 145g材料 (2)強力粉 60g薄力粉 90g 塩 4g スキムミルク 6g材料 (3)バター 25g材料 (4)リンゴ 1個砂糖 15g シナモンパウダー 少々 アプリコットジャム 少々 材料 (5) (カスタード用)牛乳 250g薄力粉 30g 卵黄 3個分 砂糖 30g カスタードクリーム炊き[1] 材料(5)の牛乳に砂糖の半量を入れて電子レンジで2分。[2] 卵黄をほぐして砂糖の半量を入れてすりまぜる。[3] [2]にふるった薄力粉を加える[4] [3]に[1]を少しずつ加える[5] [4]を漉してトロ火で煮上げる。(焦げ付かないようにひたすら混ぜるべし)できあがったら、やけどに気をつけてアツアツをそのまま食べる。というのはウソ。ぐっとがまんして、冷やしておこう。リンゴ煮 今回は先にリンゴの砂糖煮を作った。リンゴの皮をむき、いちょう切りにして塩水にさっとさらし、水洗いして砂糖15gといっしょに鍋に入れて火にかける。リンゴから水が出るので、水は入れなくてもいい。しんなりしたらザルにあけ、水分を切ってシナモンパウダーを振っておく。残った煮汁に水を足してパンの材料の水分として使った。かきまぜ 17:45~17:50 5分材料(1)をゴムべらでよくかきまぜる。トロトロの液状になる。粘りがあるか、ダマがないか、イーストによる泡が出ているか確認しよう。1回目の捏ね ~18:00 10分材料(2)を入れ、まとまったところで台に打ち付ける。バタンバタンと威勢のいい音が響く。2回目の捏ね ~18:10 10分バターを入れてさらに打つ。なめらかでホレボレするような生地だ。捏ね上がりは23℃。ちょっと低めかなー。1次発酵 (レンジ35℃) ~18:50 40分ラップをかけてレンジの発酵機能で1次発酵。分割 ~19:00 10分 生地を2等分したところで、なんだかいろんな成形をやってみたくなった。結局、1/2を1つと、残りを更に半分にした(1/4)生地を1つと、さらに残りを5等分した(1/20)生地を5つ作って丸めた。ベンチタイム ~19:20 20分一休み中に、冷蔵庫からカスタードクリームを出して見るとなんと、固まってプリンのようになっていた。ちょっとつまみ食いしつつ、室温にもどすために外に置いておいた。成形 ~19:40 20分 第1陣は1/2の生地。これは前回と同じ成形で、生地を長方形に延ばしてカスタードクリームを塗り、その上にリンゴをたっぷりとまんべんなく置き、くるくるとロールさせてパンナイフで8等分にした。 第2陣は1/20の生地5つ。これにはカスタードクリームとリンゴの砂糖煮をくるんでミニクリームパンとした。 第3陣は1/4の生地。これは長方形に伸ばしてカスタードクリームを塗ってリンゴを敷いてロールさせた後、真ん中を切って編みパンにした。2次発酵 第1陣は発泡スチロール(40℃)で40分。しかし、なぜかどんどん温度が下がって最後は31℃になってしまった。箱の中が寒かったからだろうか(19:40~20:20) 第2陣はビニル袋(22℃)で30分、その後、発泡スチロール(40℃)で30分(19:50~20:50)今度は発泡スチロールでのあまり温度は下がらなかった。 第3陣はビニル袋(22℃)で50分、その後、発泡スチロール(40℃)で30分(20:00~21:20)これも発泡スチロールでの温度はあまり下がらなかった。ちょっと時間が長すぎたようで、発酵オーバー気味だったかもしれない。(かなりフワフワになった。でも、実はこれくらいがちょうどよかったりして)焼成 250℃で予熱。230℃で5分。焼き色がついたあたりで190℃にして5分。さらに170℃で3分。第1陣と第3陣は焼きあがりに、少量の湯で伸ばしたアプリコットジャムを塗ってつや出しをした。自己評価 : A 今回は、水分量も申し分なく、発酵時間もたっぷりととったので、ふんわりとしたパンが焼きあがった。カスタードクリームは甘さ控えめだったのだが、リンゴが甘いおかげで、両方あわせるとバランスがいい感じだった。後でカスタードプリンのレシピを調べてみると、材料も作り方もほとんど同じだった(薄力粉が入っていないだけ)。冷やすとプリンっぽくなったのは当然といえば当然である。ということは、カスタードプリンって案外簡単に出来るのか!今度、作ってみよう。
2004年01月04日
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正月ものんびりしていると、あっという間に4日ですね。私は31日に帰省し、2日にUターン、3日は嫁さんと春日大社に初詣に行ってきました。神社に行くと絵馬に書かれた他人の願い事を見てツッコミを入れるのが楽しみです。普通はまあ、「○○高校合格祈願」、とか「家内安全」といった当たり障りのない願い事がが多いのですが、時々ものすごく面白い願い事を書いている人がいるんです。例えば「健康一番!快便二番!」(ものすごい勢いで出そうだなー)とか、「彼氏が見つかりますように。職場の人間関係がよくなりますように。ダイエットに成功しますように。あと、世界平和」(欲張りすぎじゃ!世界平和はついでかい!)とか。今回驚いたのは、フランス語、イタリア語、英語、なんだかわからないけど、タイ語っぽいのやヒンズー語っぽい文字でお願い事を書いている人までいたことでした。いやー、神社もインターナショナルになってますねー。下は年賀状に使った写真です。クリスマス前に家でプレゼントシューズを作って、姪っ子、甥っ子にプレゼントしていたのでした。なかなか好評でした。謹賀新年 今年も、おいしいパンを焼けるように、頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
2004年01月03日
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2003/12/30 (火) 室温20℃ 実家では今頃せっせと餅をついているのだろうが、我々夫婦はどちらも親不孝者なので、帰省は暮れも押し迫った12/31である。のんびりした時間で、今年最後のパンを焼くことにした。「打ち納めは何がいい?」と聞くと「ぶどうパン」とリクエスト。あー、基本に戻るのもいいなあと思って、久しぶりにシンプルなぶどうパンを焼いた。材料 (1)強力粉 150gドライイースト 6g砂糖 21g水(40℃) 195g材料 (2)強力粉 150g塩 6gスキムミルク 6g材料 (3)バター 12gかきまぜ 22:03~22:08 5分 材料(1)をゴムべらでよくかきまぜる。今回は基本のレシピほとんどそのまんま(スキムミルクをプラスしてあるが)なので、安心である。トロトロとした液状の生地になった。あー、これだこれだ、このゆるさだ。1回目の捏ね ~22:18 10分 材料(2)を入れ、まとめる。ここで、ルポ・オートリーズで一休みさせようと思っていたのだが、やっぱり打ちたくなったので、おそるおそる打った。何しろ夜中だからなー。2回目の捏ね ~22:28 10分 バターを入れてまた打つ。生地の温度はどんどん下がってひんやりしてくる。しかし、なんとかグルテン膜は形成されたようだ。1次発酵 (レンジ33℃) ~23:15 35分 ラップをかけてレンジの発酵機能で1次発酵。道具を一通り洗って冷蔵庫の上を見るとそこにはレーズンが鎮座していた。入れ忘れていたのだ。まだ発酵開始からまだ5分くらいだったので、改めて生地を取り出してレーズンをもみこんだ。あー、手順を忘れてるなあ。分割(8分割) ~23:20 5分 生地を8等分して丸める。嫁さんの実家にこのパンを持っていってもらうことにする。私のパンを、私と嫁さん以外が食べるのはこれが初めてか。ベンチタイム ~23:40 30分 もうすぐ日付が変わるなあ。この時間に2次発酵用のお湯をわかしておく。成形 ~23:50 10分 8分割したうち、6個を円形に並べてクーロンヌを作る。これが第1陣。残り2個はコッペパンの形に成形して第2陣とする。2次発酵 第1陣は発泡スチロール(42℃)で35分(23:45~24:20) 第2陣はビニル袋(22℃)で30分、その後、発泡スチロール(41℃)で15分(23:50~24:25)焼成250℃で天板も一緒に予熱。焼く前に霧吹きをして、250℃で3分焼いたらすっかり焼き色がついてしまったので、210℃に下げて5分、表面はすっかりいい色だったが15分は焼くつもりだったので、170℃に下げて7分。第2陣も結構早く焼き色がついたので、同じように温度を下げて15分間焼いた。焼き上がりに劣化防止のために溶かしバターを軽く塗った。 自己評価 : A 予熱がしっかりできていたためか、材料の配合がちょっと違っていたのか、今回はあっという間に焼き色がついてびっくりした。しかし、少なくともコッペパン型のを食べた限りでは、なかなかの仕上がりで満足であった。たぶん、クーロンヌ型の方も問題なく焼けているだろう。今回の帰省では、新年のご挨拶は省きましょうということで、お互いが自分の実家に帰るだけなので、私の代わりにぶどうパンのクーロンヌが嫁さんの実家によろしく言っておいてくれるだろう。問題は、正月はパン以外にも食べる物がいっぱいあるということかな。さて、これで2003年の更新は終わりです。ほとんど発作的に近い形で始まったこの手打ちパン通信ですが、このページを通じて皆様にいろいろなアドバイスをいただいたり、激励のお言葉をかけていただいたりして、本当に感謝しています。ありがとうございました。2004年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2003年12月31日
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作った日 2003/12/20 (土) 室温20℃ 図書館で借りたパンの本に、おいしそうなリンゴパンが載っていた。これを見た嫁さんが、「リンゴパンおいしそー」「リンゴパン食べたいー」と毎日繰り返すようになってしまったので、リンゴパンを作ることにした。材料 (1)強力粉 150gドライイースト 8g砂糖 30g 卵 (M1個) 56g水 114g←少なすぎた!材料 (2)強力粉 60g薄力粉 90g 塩 4g スキムミルク 6g材料 (3)バター 25g材料 (4)リンゴ 2個 砂糖 15gシナモンパウダー 少々アプリコットジャム 少々かきまぜ 16:10~16:15 5分 材料(1)をゴムべらでよくかきまぜる。今回もやけに粉っぽいのが気になったが、前回、カメリアに戻ったときも粉っぽかったからと思って気にせずにいた。(実は、今回は本当に水分量を間違えていた)1回目の捏ね ~16:25 10分 材料(2)を入れ、まとまったところで台に打ち付ける。うーん、粉っぽくてなかなかまとまらない。(しかし、この時点でもまだ間違いに気がつかなかった)。バタンバタンと音をたててパンを打つのは久しぶりなのでキモチがよい。2回目の捏ね ~16:35 10分 バターを入れると多少伸びるようになったので、ちょっと安心。1次発酵 (レンジ35℃) ~17:15 40分 ラップをかけてレンジの発酵機能で1次発酵。ひと段落ついて初めて、計算していた水分が少なかったことに気がついた!ガーン!てっきり、粉300gに対して165gが正しい量で、カメリアだから+5gしたつもりだったのだが、粉300gに対して195gが正しい量であった。うーむ、やはり粉の量を変えるときは注意しないといけないなあ。発酵もある程度進んでしまったので、結局、このまま進めることにした。リンゴ煮 ~17:15 1次発酵中に煮リンゴを作る。リンゴの皮をむき、いちょう切りにして塩水にさっとさらし、水洗いして砂糖15gといっしょに鍋に入れて火にかける。リンゴから水が出るので、水は入れなくてもいい。しんなりしたらザルにあけ、水分を切ってシナモンパウダーを振っておく。分割(2分割) ~17:20 5分 生地を2等分して丸めるベンチタイム ~17:50 30分 寒かったのでちょっと長めにお休み。成形 ~18:15 25分 生地を長方形に延ばしてその上にリンゴをまんべんなく置き、くるくるとロールさせてパンナイフで6等分に。写真のような感じにならべた。(本当は型か何か、入れ物に入れたほうが形よく焼きあがるのだが・・・)2次発酵 第1陣は発泡スチロール(40℃)で35分(18:05~18:40) 第2陣はビニル袋(22℃)で30分、その後、発泡スチロール(40℃)で15分(18:15~19:00)焼成250℃で予熱。焼く前に照卵し、230℃で10分。焼き色がついたあたりで210℃にして5分。焼きあがったら、少量の湯で伸ばしたアプリコットジャムを表面に塗る(つや出しのため) 自己評価 : B 水分量が少ないので心配していたが、薄力粉+スキムミルクが入っているのと、しっかり発酵させたおかげで、わりとフワフワとした食感のパンができた。パン生地は口の中で多少モソモソする感じがしたが、煮リンゴとアプリコットジャムのおかげで、なんとかごまかせたようだ。嫁さんは「売ってるパンみたいー!」と言って喜んでいたので、まあ、一安心であった。そうそう、煮リンゴを作った時に水分がいっぱい出て、リンゴシロップが出来たのだけれど、これの有効な使い方って何かないかな?(今回は薄めて飲んだ)
2003年12月28日
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えー・・・実際に焼いたのは1週間以上前なのだが、ぐずぐずしているうちに、レポートが今日になってしまった。先ほど駅前で売れ残りのケーキを売っているサンタクロースを尻目に帰ってきたわけだが、今、自分がそのサンタクロースの気分である。「今晩中にケーキを売らねば(書かねば)!」私が受講したのは「ペルル・エ・ノワール」というチョコレートケーキである。前回、パン教室のクリスマスイベントでプレゼントシューズを焼いた話を書いたが、その時にふと気になったことがあった。プレゼントシューズの受講者はみんなパン教室の受講者でもあったのだ。つまり、まったくの初心者はいなかったわけである。なんとなく「ペルル・エ・ノワールの受講者はみんなケーキ教室の受講者なのではないか」という予感がしたのだ。果たして、その予感は的中した。自分という例外を除いて。周りはみんな、卒業生も含めたケーキ教室の猛者(受講者)ばかり。まるで狼の中にうっかり飛び込んでしまった羊のような気分であったが、とにかく置いてけぼりにならないように、そしてうっかりへまをやって材料を台無しにしてしまわないようにと、祈りながら作業していった。さて、私にとって生まれてはじめてのケーキ作りとなったわけだが、まず思ったのは「パン以上に道具がたくさんいるなー」と、「パン以上に重労働だなー」の2点であった。道具としては、ボール、ホイッパーは言うにおよばず、スポンジを焼くための輪っか(セルクル)、スポンジを一定の厚さに切るための木の板や、クリームを塗るためのナイフ、絞り袋に絞り金などなど・・・そして、スポンジを焼いている間にフィリングを作って、それを冷やしている間にクリームを作って、デコレーションの下地を作ってまた冷やしている間にマカロンを焼いたり、と息つく暇もなく次から次へと作業が発生する。完成まで2時間強かかったが、常に何かをまぜたり、塗ったり、絞ったりしていたと思う。ケーキ作りに比べると、10分生地に触っては30分休み、また10分生地に触っては60分休みできるパン作りはなんとのんびりした牧歌的な作業だろうと思った。こう書いてくると、なんだか大変なことばっかりだったのかと思われるかもしれないが、そういうわけではない。初めてのことばかりで緊張の連続ではあったが、とても楽しかった。特に勉強になったのは、バターやチョコレートなどの油脂分と、卵などの水分の合わせ方であった。油脂に対して水分を本当に少しずつ少しずつ入れていかないと分離してしまう。しかも、合わせた後も混ぜすぎると分離が始まってしまう。ここら辺の加減が難しくてガナッシュを作る時に、何度も分離させそうになっていた。分離が始まったら湯煎でゆるめた後にまた冷やしてクリーム状にする必要がある。一度分離してしまうと元には戻らないので、チョコレートを削るところからやり直さないといけないとのことだった。後で聞いたが、このペルル・エ・ノワールがクリスマスイベントのケーキの講座の中では一番難しいテーマらしい。いやー、怖いもの知らずで本当に良かったと思う。 スポンジの周りにはガナッシュ。口の中でとろける感じが良い。スポンジの真ん中にはラズベリー味のゼリーが入っている。この酸味がまたいい。さて、遅ればせながら、クリスマスのご挨拶を。メリークリスマス!皆様とご家族が健康でありますように!
2003年12月24日
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パン教室のクリスマスイベント講座に行ってきた。作ったのはクグロフとプレゼントシューズ。クグロフは「最後の授業」でおなじみのアルザス・ロレーヌ地方の発酵菓子で、その名の由来には諸説あって・・・と、書こうと思ったがやめた。最初に材料をざっくりまぜて生地を作った後は、教室の先生が勝手に焼いてくれていたからあまり記憶に残ってないのだ。そして、なんと言ってもこの日の私のお目当てはプレゼントシューズだったのである。パン屋さんでも時々ディスプレイに使われたりする工芸パンだが、まさか「自分で作れるもの」と思っていなかっただけに、教室のパンフレットでその姿を見た時の衝撃は大きかった。「え、こんなの、作れるの?」という感じである。そしてそれは「是非一度、作ってたみい」に変わっていき、そして晴れてこの日を迎えられたというわけだ。んー、ちょっと大げさ?基本の材料はパンと同じで小麦粉、砂糖、塩、イースト、水である。焼き色をつけるためにモルトもちょっぴり入っているようだ。パンとして食べるわけではないし、ふっくらさせる必要もないため、イーストは入れないのかと思っていたが、少ないながらもちゃんと入っていたのが意外だった。ただし、水分は少なめで感触はどちらかというとうどんの生地に近い。これを麺棒で長方形に延ばし、そしてこれもオドロキだったのだが型紙を使って靴になる部品を切り出す。部品を切り出すといっても、どれがどこの部品になるのやらさっぱり分からない。分からないまま、「はい、次は●●を▲▲の上に置いてください」などと先生の指示はどんどん進んでいく。薄く延ばした生地はもともと水分が少ない上に乾燥しやすい。最初はわきあいあいとしていた教室が次第に静まり返っていき、緊張の糸がピーンと張り詰めたようになった。先生は「皆さん、楽しくやりましょう」と苦笑していた。私はもたついて周りからワンテンポ遅れつつも、見よう見まねで組み立てていったが、ほとんど息が止まりそうであった。そして気がつくと、アラ不思議。知らない間に靴が出来上がっていた。生地が乾燥してあちこちにひび割れができてしまっていたが、先生からは「大丈夫、それはそれでいい味が出ますよ」とのコメント。このあたりのフォローはうまいなあと思う。いろんな生徒さんの作品を見てきていればこそであろう。とにかく、無事に作り終えておおはしゃぎで家に帰った。プレゼントシューズは心材にティッシュペーパーを使っているので食べられないのだが、余った生地は細くしてカリカリに焼いてジャムをつけて食べるとおいしかった。クグロフもその日のうちにペロリ!だった。
2003年12月22日
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日記100回目記念のパンパズルへのご応募並びにコメントありがとうございました。パズルの正解は「オイシイパン」→「792943」でした。5名の方からの応募があり、2003番目の当選者は、↓ダララ…(ドラムの音のつもり)↓↓↓ダラララララ…↓↓↓ダララララララララ…↓↓↓ダラララララララララララ…↓↓↓ダララララララララララララララ…↓↓もーにんぐぐろーりーさんでした!おめでとうございます!パチパチ!また、惜しくも当選は逃したものの、「1番目の正解者」だったかめきち3099さんには副賞を差し上げまーす。お楽しみに。正解したのに選外になってしまった方、問題が難しすぎて応募できなかった方も、次回のプレゼント企画で再チャレンジしてみてください。これからも「オイシイパン」を求めて気まぐれに続いていく手打ちパン通信をよろしくお願いしまーす。
2003年12月20日
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全粒粉パン2003/12/3 (水) 室温19℃全粒粉のふっくらしたパンを焼いてみたくなったので週の半ばだったが、生地を仕込むことにした。材料 (1)強力粉 250gドライイースト 0.5gモルトシロップ 2.5g 水(26℃) 315g 材料 (2)強力粉 150g全粒粉 100g 材料 (3)塩 10g バター 15g かきまぜ 22:00~22:05 5分 材料(1)をゴムべらでよくかきまぜる。やけに粉っぽいので水分を間違えたかと思ったら、今日の粉はカメリアだった。やっぱり、粉によって感じが違うなあ。一通りまざったら、材料(2)を加えて粉をまとめていく。前回、生地ができてから塩を入れたのだが、なんとなく混ざりにくいような気がしたので、今回は追加の粉といっしょに塩を加えた。休ませる ~22:20 15分 ルポ・オートリーズでお休み。こねる ~22:55 35分 台の上でたたむようにして捏ねる。表面がなめらかになったらバターを入れる。量が多い(今までは300gでやっていた)ためか、この油脂入れがなかなか大変。生地を手でちぎるようにムニュムニュしながら入れ込んでいくのだが、腕がだるくなった。一心不乱に捏ねて、気がつけば35分も経っていた。捏ね上がりの生地温度は24℃だった。1次発酵 (22℃→13℃) ~07:00 540分 ラップをかけて発泡スチロールの箱に入れ、ぬるま湯をカップに入れて同じ箱に入れて21℃にして寝た。翌朝、やけに冷えるなあと思って見ると、箱の中は13℃まで下がっていた。うーむ、さすがの発泡スチロールでもこれだけ長時間だと温度を一定に保つのが難しいようだ。何か対策を考えねば・・・さて、生地の方だがまあそこそこ膨らんできていたので会社に行く前に焼いてしまうことにした。分割(6分割) ~07:05 5分 生地を6等分して丸めるベンチタイム ~07:10 10分 お休み。この後、仕上げ発酵して焼くとなるとベンチタイムを20分もとると間に合わないかも。ということで、ちょっと短めだったが生地もゆるくなり始めていたので10分で切り上げた。成形 ~07:20 10分 生地を丸め直して、ワッカ状に並べる。こうすると量が多い生地を一度に焼けるので便利。なんとなく横着をしているようで気が引けるが、こういう形のことを「クーロンヌ(王冠)」というんだそうだ。なんか、いい名前だ。横着心も王冠になれば、立派なもんである。2次発酵(34℃→30℃) ~08:00 40分 本では26~28℃で40~50分とあったのだが、これは平焼きパンの話。1次発酵で温度が下がっていた分も取り戻せるかなと思って34~30℃で仕上げ発酵させた。焼成 ~08:30 250℃で予熱。今回は天板もいっしょに予熱してみた。250℃で20分、うっすら焼き色がつき始めたところで240℃にして10分焼いた。 自己評価 : A 朝のあわただしい時間で、発酵も十分でないように思えたのだが、意外や意外、これが結構ふっくらと膨らんだ。特にフランスパンのように蒸気を立てたりしなかったのだが、焼き上がりはバリバリでパンの底もしっかり焦げ目がついていた。天板をアツアツにしておいたお陰だろうか。期せずして理想のフランスパンに一歩近づいたようだ。バリッとした皮にガブリと噛みつくと、全粒分の香りがふわんと口の中にひろがる、感動に浸りながら会社に着いたのだが、興奮のあまり弁当を忘れてしまっていたのだった。せっかく作ってくれたのに、嫁さん、スマン。------------------パンパズルヒント その5最後のヒントです。頑張ってください。「シ」を2倍すると「パ」になります。
2003年12月19日
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焼いた日2003/11/29 (土) 曇り 室温19℃新しいパンの本を買った。「自然派志向のパンづくり」という本である。これは、NHK趣味悠々のテキストで、講師はパンのワールドカップ日本代表のひとり、菊谷尚宏さん。2002年の大会では、日本優勝を果たしたというすご腕の職人さんだ。なんでこの本を買ったかというと、ワールドカップに出品したパンがどんものか知りたかったというのももちろんあるが、「力を入れて台にたたきつける作業」を極力減らした工夫と、8時間かけて長時間発酵させるパンが紹介されていたからである。「手打ちパン通信」なのにたたきつけないのも何だなあとも思うが、手打ちうどんだって足で踏んでるんだから、そこら辺は多めに見ていただくとして、早速、「静かなこね作業&8時間熟成」の全粒粉のパンを作ってみた。(下のレシピは本に忠実というわけではないのでご注意を)材料 (1)強力粉 250gドライイースト 0.5gモルトシロップ 2.5g水(22℃) 315g 材料 (2)強力粉 150g全粒粉 100g 材料 (3)塩 10gサラダ油 15gかきまぜ 23:40~23:45 5分 材料(1)をゴムべらでよくかきまぜる。モルトシロップは分量の水でちょっと溶いて薄めてから加えた。あ、以前に北海道ではるゆたかのパンを食べた時に「麦焦がしの香りがした」と書いたが、このモルトシロップの香りがそれに近い感じがする。ひょっとしてモルトの香りだったのだろうか。一通りまざったら、材料(2)を加えて粉をまとめていく。休ませる ~00:00 15分 いつもならこのタイミングでバシンバシンと打っていくのだが、今回はここでラップをかけていきなり一休み。こういう方法をルポ・オートリーズと言うのだそうだ。この休み時間のうちに、グルテンがのびやすくなり、こね時間を短縮できる。こねる ~00:15 15分 生地に塩を加え、台の上でたたむようにして捏ねる。表面がなめらかになったら油脂を入れる。本当はオリーブ油を入れたいところだが、なかったのでサラダ油で代用。さらに、油脂がなじむまで捏ねる。なんだかんだで、結局15分捏ねた。うーむ、これではいつもの捏ね時間の方が短いではないか。でも、「静か」に作業できるのはありがたいな。1次発酵 (21℃→18℃) ~09:55 490分 ラップをかけて発泡スチロールの箱に入れ、ぬるま湯をカップに入れて同じ箱に入れて21℃にして寝た。翌朝、朝寝坊してのそのそと起きてみると温度は18℃に下がっていたが、生地はいい感じでふくらんでいた。たった0.5gのイーストだったのに、すごいすごい。分割(4分割) ~10:00 5分 生地を4等分して丸めて休めるベンチタイム ~10:20 20分 お休み。成形 ~10:40 20分 生地を丸く平べったく延ばす。もともとは、この後、2次発酵させるつもりだったが、延ばしているうちに気が変わった。このまま「パリパリのピザにしよう!」ということで、1枚づつ4回に分けて焼くことにした。焼成 ~11:45 250℃で予熱、1枚目にはピザソース、チーズ、玉ねぎ、きのこなどをのせて20分焼いた。残りは何ものせずに10分くらい焼いてうっすら焦げ目がついたところでストップ。ピザシートとして冷凍しておくのだ。ふいー、起きてから約2時間か。もうお昼前だし。結構時間がかかったなあ。 自己評価 : B 全粒粉の素朴な味がするおいしいパンになった。にもかかわらずBにしてしまったのは、この素朴さがなんとなくピザには向いてないような気がしたからである。あと、パンには関係ないが使ったチーズが酸っぱかったのもちょっと失敗だった。結局、ピザシートにするつもりだった残りの生地は、何もつけずに食べた。うん。この方がおいしい。本では、「全粒粉の平焼きパン」として紹介されていて、応用例も全部平たいパンなのであるが、この生地を使ってふっくらしたパンを作ってみたくなった。トータルの捏ね時間は長くなってしまう気がするが(テレビを見てないのでよくはわからない。実際は短いのかもしれない)、夜中でも静かに作業できるのがいい。
2003年12月17日
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12/9の日記で出題したパンパズルでですが、そろそろ正解者がちらほら出始めたようです。正解者が一人も出なかったらどうしようと眠れない日々を過ごしていた身としては嬉しい限りです。最終的には2003番目の方が当選なので、まだまだチャンスはあります。頑張って応募してください。さて、ここらでヒントをまとめておきましょう。新しいヒントも追加しておきます。その1:「ン」には3が入ります。その2:「オ」は6よりも大きな数ですその3:「ズ」は8です。その4:「カ」より「レ」の方が小さな数です
2003年12月16日
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11月の終わりの話を今頃書いているのだが、パン教室第3コースの3回目に行ってきた。コース全体でいうと、ちょうど折り返し地点といったところである。 折り返し地点ということは、中だるみの時期でもあるということで・・・実はあんまり記憶がないんだよなあ。メモもそんなに詳しくとってなかったし。周りの皆様もどちらかというと、12月のクリスマスイベントの講座の申し込みのことで話題が持ちきりだった気がする。ノア・レザンは、籐のカゴで発酵させる大型のパンである。うちのオーブンは天板が丸いので、食パン型より実は、このカゴの方が欲しかったりする。パン・ド・カフェは、生地にインスタントコーヒーを入れて、小さな型で焼いた。見た目はまるで黒糖パンでなのに、ちょっとほろ苦くてギャップがある。嫁さんは「黒糖パンが食べたくなった」と言っていた。プレッツェルは、中力粉を練って作っる味も形もシンプルなパンである。ところが、この成形が案外簡単そうで難しかった。きれいに丸く焼けたのはほとんどなく、あっちがゆがんだり、こっちがへこんだりと不恰好なものがたくさん出来た。まあ、見た目は悪くても味はこのプレッツェルが一番私好みだったかな。さて、12月はイベント講座でお休みなので、4回目は年明けからである。年末はゆっくり家でパンを焼くとしよう。----------------------------------パンパズルヒント その3「ズ」は8です。
2003年12月15日
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焼いた日2003/11/27 (木) 曇り 室温18℃涼しくなってきたので、クロワッサンを作るのにいい季節になった。ということで、かねてより懸案であった家でのクロワッサン作りに挑戦することにした。材料 (1)強力粉 150g砂糖 30gドライイースト 6g水(38℃) 125g 卵(M1個) 58g 材料 (2)強力粉 150g塩 5gスキムミルク 6gバター 30g材料 (3)バター(シートバター用) 150g 準備 シートバター用のバターを作る。ダンボールを20x20cmに切ってラップで包み、室温でゆるくしたバター150gを置いてさらにその上からダンボールごとラップで包む。これを麺棒で延ばす。ここでいきなり力を入れて延ばそうとするとラップが破けてしまった。再度ラップで包んで今度はゆっくり押しながら延ばした。ダンボールのおかげで何も考えなくても面白いように四角く延びる。できたら、冷凍庫に入れておく。かきまぜ 5分 材料(1)をゴムべらでよくかきまぜる。水と卵をあわせて193gとし、電子レンジで温めると38℃になった。1回目の打ち 8分 材料(2)を加えてまぜる。なぜか、塩が固まって粒になり、打つたびにあたりにバラバラと散ってしまった。なんでだろ?2回目の打ち 8分 バターを入れてさらに打つ。こねあがり温度は25℃であった。1次発酵 (32℃) 35分 レンジの発酵機能(32℃)で20分。様子を見るとまだあがりきっていないようだったのでもう15分待ってみるといい感じになった。バット入れ 10分 生地を少し延ばしてバットに入れ、ビニール袋で包んで冷蔵庫へ入れる。この時、シートバターも冷蔵庫に移した。ロールイン 8分 生地を長方形(20x30cm)に延ばしてシートバターを置き、ミツ折にして上から押さえて生地とバターをなじませる。さらに25x55cmに延ばしてミツ折にし、バットに入れて冷蔵庫へ(図がないと説明が難しいが・・・)生地を延ばす時は打ち粉をしっかりして、台に生地がくっつかないようにする。生地が破けるとバターが出てきてしまうのだ。冷蔵 20分 20分間冷蔵庫で休ませる延ばし 9分 冷蔵庫から出した生地をまた25x55cmに延ばしてミツ折にする。休ませるときは打ち粉をよく払っておく。冷蔵 20分 再びバットに入れて冷蔵庫で休ませる成形 23分 生地を20x66cmに延ばし、底辺が11cmの二等辺三角形を切り出す。三角形の底辺にちょこっと切り込みを入れてくるくるっと巻くとできあがり。巻き終わりは下に巻き込まずに天板すれすれになるようにしておく。これは、層を出すためだそうだ。仕上げ発酵 第1陣は発泡スチロールで発酵。沸騰したお湯を入れると温度が高くなりすぎるので、ちょっとぬるめの湯を入れると31℃と、だいたいよくなった。これで50分。あまり高温すぎるとバターが溶け出すのでこのくらいの温度で発酵。第2陣はビニール袋で発酵。こっちはちょっと熱めの湯を入れたがそれでも28℃。第1陣が焼きあがってから焼いたので90分くらいは発酵してるかな。焼成 発酵が終わったら、溶いた卵を表面に塗る(照卵)。ただし、バターと生地の層のところには塗らない。層がきれいに開かないからだそうだ。第1陣は250℃で予熱、250℃で4分焼いて230℃にして11分焼いた。オーブンの中を見ているとバターが溶け出してパンのまわりにたまってしまっている。バターが溶けるのはしょうがないとしても、周りにたまっちゃうとそれを吸ってしまいそうだ。うーん、もっと高温で焼いた方がいいのか。第2陣は250℃で9分焼いて230℃にして4分焼いた。ちょっと黒っぽくなったが、第1陣よりはパリッと焼きあがった。 自己評価 :A バターを使っててきぱきと作業しなければならないパンだったため、スコーンのように、何回か練習する必要があるなーと思っていたのだが、一発でほぼ成功。うーん、少なくとも焼きたてはメゾンカイザーにも負けてない(自画自賛)。ただ、1日経つとちょっと硬くなってしまい、パンの底にじんわり染み込んでいたバターがちょっと胃にもたれる感じがした。でもオーブンで暖めるとまあ大丈夫だった。クロワッサンはバターが多いので、嫁さんはあまりいい顔をしないのだが、それでもおいしいと言って食べていた。今回はじめて「四つ葉バター」を使ったのだが、これもうまくいった原因の一つかもしれない。冬のうちに、もう2、3回は焼いておきたいものである。-----------------------パンパズルヒントその2をどこかに掲載しています。
2003年12月12日
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気がつけば前回の日記が100日目の日記でした。これも、気まぐれで不定期な私の日記をいつも読んでくださっている皆様のおかげです。いつもありがとうございます。カウンタも20000件が間近だし、クリスマスも間近だし、なんか、いつになく誰かに感謝せずにはいられない気分です。というわけで、この「手打ちパン通信」初のプレゼント企画を実施することにしました。何か私らしい方法はないものかと考えて、パンにまつわるパズルを出題することにしました。ちょっと難しいかもしれませんが、順次ヒントを出していくので挑戦してみてください。【パンパズル覆面算】下の覆面算を解いてください。 ■ 覆面算のルール1つの文字に1桁の数字をあてはめて、正しい計算式を完成させて下さい。異なる文字は異なる数字を表し、同じ文字は同じ数字を表します。使用する数字は0から9までで、最上位の桁に0を入れることはできません。詳しい説き方などは、下の例題を読んでみてください。■ 応募方法正しい計算式がわかった方は、最後の「オイシイパン」がどういう数字に置き換わったかを、私書箱宛に送ってください。(掲示板には書かないで下さい)締切は12/20の23時55分まで。正解者が多数の場合は、(循環させて数えて)応募順が2003番目の方を当選者といたします。(例:正解者が3人いた場合、2003÷3=667余り2なので、2番目の人が当選者)■ プレゼント私の住む奈良県が誇るフランス菓子専門店ガトー・ド・ボアの焼き菓子ギフトセット。ここのオーナーシェフの林雅彦さんは本当に輝かしい業績を残されています。■1991年フランス製菓ワールドカップグランプリ受賞。■1997年ドイツ製菓ワールドカップ味覚審査1位 特別賞受賞■2000年製菓ワールドカップ日本予選公認審査員就任■ 例題 SEND +MORE ----------- MONEY例題の解答まず、Mに注目します。 4桁の数字を足して答えが5桁になるのは、M=1しかありません。そうすると、千の位のS+Mが繰り上がる(10以上になる)には、 Sは9か8であることが必要です。 ここで、S=8と仮定すると、繰り上がった答えのOは0しかありません。 S=8の場合は、百の位のE+Oが繰り上がることが必要ですからE=9となります。 ところが、O=0 、E=9 だと、繰り上がった答えの Nは、0しかありません。 すると、OもNも0となってしまうため、S=8とした仮定が間違っていることになり、S=9が正しいことになります。 M=1、S=9から、答えのOは、0または1しかありませんが、M=1 ですから、O=0しかありません。残りの文字も同様に試行錯誤で求めると、解答は下の1種類しかありません。 9567+1085-----------10652■ ヒント明日から締切りまで随時ヒントを掲載していきます(例によって気まぐれ更新ですが)。掲載場所はこのサイトのトップページか、当日の日記か、過去の日記のどこかです。つまずいたらヒントを探してみてくださいねー(笑)
2003年12月09日
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All About Japanのパンコーナーでは、毎年この時期に読者のお気に入りのパン屋さんの投票を行って、その年のベストパンを選ぶという恒例企画がある。と書くといかにも前から知ってました~というように思えるが、実はこれを知ったのは出張前の晩。「東京のおいしいパン屋さんってどこなの?」と思って検索していた時であった。せっかくだから、去年のベストパン★2002の1位~3位に行ってみようかということで、地下鉄南北線を白金高輪からスタートして赤坂見附(永田町)方面へ攻めのぼることにした。■メゾンカイザー(ベストパン★2002 第3位) このお店はフランスの老舗で自家培養の天然酵母を使い、粉はパリ郊外の農家からの特注粉を使用しているんだそうだ。私のお目当てはクロワッサン。なんでも、パリのフィガロ紙(新聞)でナンバーワンに選ばれた実績を持つという。(電話番号も9683(クロワッサン)だし!)これから寒くなるので、家でクロワッサンを作るときの参考にしようというわけだ。クロワッサンをトレーに載せて、他には何を買おうかなと思って物色していると期間限定のボジョレーヌーボー入りのパンが目に付いた。ちょうどボジョレーが解禁された週だったからなあ(日記の日付は12月だが行ったのは11月だったのだ)。ちょっと高いなと思って眺めていると、いきなり隣でトレーを持っていたご婦人に「これ、おいしいわよー!」と声をかけられた。いかにも白金にお住まいのマダムという感じのこのご婦人、「ボジョレーだけで捏ねた生地で、それからベーコンが入ってるのよー。ワイン1本から7つしかできないんだって。私、昨日は気がついたら一人で4つも食べちゃったわー。」と元気である。ちょうど、店員のお姉さんも通りかかって、3人で(というか、ほとんどマダムがしゃべっていたのだが)パン談義で盛り上がってしまった。おおー、なんだなんだこの感覚は。類は友を呼ぶというが、私も他のパン好きの方からパン好きとして認められるような顔になってきているんだろうか。これはいい機会とばかり、私も「ワインはアルコールを飛ばしてから使ってるんですか?それとも、そのまま使ってるんですか?」という質問をお姉さんにぶつけてみたが、レシピを知ってか知らずか、詳しいことは教えてくれなかった。残念。そうそう、店員といえばフランスから職人さんもやってきているようで、外人の店員さんもいらっしゃった。 白金マダムの薦めに従って、結局クロワッサンとボジョレーヌーボーのパンを買った。クロワッサンは感動的なおいしさだった。サクサクしていて香ばしくて中はしっとりしている。もう一つは翌日食べたがそれでもおいしかった。ボジョレーのパンの中に入っていたのは、ベーコンというよりはビーフジャーキーのような感じのうまみの濃い肉だった。しかし、私が前に作ったワインブレッドでもそうであったが、ワインの香りが期待ほど残っていなかった。一方、池袋ドン・マイスターのクランベリーワインブレッドは一晩たってもまだワインの香りが残っていた。香りを残すための、何か仕掛けがあるんだろうか。あるなら知りたいものだ。お店情報名前:メゾンカイザー住所:東京都港区高輪1-4-21電話:03-5420-9683交通:地下鉄白金高輪より徒歩1分参考ページ:All About Japan パンのガイド記事■PAUL(ベストパン★2002 第2位)PAULは都内でも何箇所かにお店があり、大阪にも店舗はある。以前、大阪のPAULを見た時、私はパンのことを何も知らなかったので、「えらい高級感あふれるパン屋だなー」くらいに思って前を通り過ぎただけであった。今回は六本木一丁目のお店に行った。地下鉄六本木一丁目を降りてすぐ、泉ガーデンタワーにあるそのお店も、やっぱりすごい高級感。ここにもトレーとトングはなかった。パンはショーケースの中にはいっていて、何にするか決めたら店員さんにとってもらうのだ。トングをカチカチいわせながらどれにしようかなーと考えるのが好きな私としては、どうもこの形態はなじめない。店員さんは「決まったらおっしゃってください」と言ってくれるのだが、お客さんが他にいなかったり、来店の順番からすると次に注文を出すのが自分の番だったりするとプレッシャーがかかるかかる。 結局、順番はおかまいなしにメニューを3回くらいぐるぐる見て決めた。フルートアンシェンヌという細いフランスパンと、ブリオッシュの一種と思われるブリオシェットというパン。本当はクロワッサンも欲しかったのだが、今回のタイミングでは買えなかった。フルートアンシェンヌはこのお店の名物らしく、どの紹介記事を見ても載っている。細身ながら大きな気泡があちこちに入っていて、かみごたえのある香ばしいパンであった。ブリオシェットは翌日食べたためかちょっとパサパサしていた。お店情報名前:PAUL 六本木一丁目店住所:東京都港区高輪1-4-21電話:03-5545-9515交通:営団地下鉄六本木1丁目駅 改札を出て直ぐホームページ:PAUL 六本木一丁目店■パティスリーペルティエ(ベストパン★2002 第1位)さていよいよベストパン★2002のトップに輝いたお店である。地下鉄赤坂見附駅のすぐ上のベルビー赤坂というビルに入っているということだったが、出口を間違えてちょっと迷ってしまった。場所が場所だけにここもオシャレなお店である。一方で、下の写真のようなかわいらしいディスプレイもあってなかなかいい感じだ。ここまでくると、手提げには前のパン屋さんで買ったパンがいっぱいで(PAULで買ったフルートが長くて顔をのぞかせており、いかにも「パン屋さんのはしごしてまーす」状態だった。)、もう、何を買おうというのもすっかり頭から消えてしまっていた。私の手帳を見ると、当初、このお店ではバゲットを買うつもりでいたらしい。しかし、釣り針のような形をした大納言というパンを見た瞬間に「これは買わなければ」と思ってトレーにのせ、15時間発酵させているという食パン(パン・ド・ミだったかな)が気になってトレーにのせ、大納言と一緒に写真をとるために手ごろな丸いパンとしてパンオノアをトレーにのせて、気がついたら会計を済ませてしまっていた。そういえば、買わなかったがデニッシュ系のパンできれいなのがたくさんあったなあ。 大納言は、釣り針の形のパンに甘く煮た小豆がぎっしり詰まったパンである。小豆はあんこにするのではなく、小豆そのままの姿を保っており、あっさりしていてとてもおいしかった。あんこ嫌いのうちの嫁さんもこのパンは「おいしいおいしい」と言って食べていたので、よほど感動したと見える。パン・ド・ミとパンオノアの方は、うーん、大納言の記憶が強すぎてあまりよく覚えてないなあ。お店情報名前:パティスリーペルティエ住所:東京都港区赤坂3-1-6 ベルビー赤坂1F電話:03-3588-5023交通:地下鉄赤坂見附すぐ上参考ページ:All About Japan パンのガイド記事さて、かけ足の割には5日もかけてお届けしてきました東京パン屋駆け足紀行、お楽しみいただけましたでしょうか。パン屋めぐりをするとたいてい体重が増えるので、私は目下ダイエット中です。体重が減ったらまたどこかのパン屋さんに行きます。お楽しみにー。
2003年12月06日
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