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人を見下してしまう
変な話なのですが、対面のセッションではこういった
感情的な癖を直していきます。そしてその一つのテーマであれば
改善をするのは意外なほど楽に行くこともあります。
さて、人を見下すのは何故か、というとご両親も何らかの形でそうされていたという場合が多くあります。
ご両親を見ているわけですから、自分の中で穏やかに
「これは違うな」「あれ、この人太っているな」というような
ただの感想を落ち着いて感じる訓練ができなくなります。
ご両親の軽蔑をする姿というのは子供には恐怖だから、一緒に記憶もされます。
すると
自動的に、太っているな、と思ったとたんに
軽蔑の強い感情がわくようなパターンを身に着けます。
感情と思考とがくっつく、ということを人は覚えてしまうので、
不安と、そして、ちょっと自分の価値観と違う、というのと
見下す感覚がくっつくと自動的に、いつも人を見下していて
でもそのために自分も愉快ではなくて、そんな自分が嫌で責めてしまったりもされておられる場合がほとんどです。
もし男性であれば、この見下す気持ちがつよいと、生涯その感情に
人生をのっとられていくので
自分が見下されないように生きるということがテーマになってしまい
本来の実力が100パーセント出せたり、自分の望んでいることをしたり
ということはしにくくなり、力任せで自分の夢をかなえるという方向に行きがちです。
まず見下す感覚が沸いた時に、最初にスイッチを区別する訓練をしてみてください。
この違和感みたいなもの、最初に感じている小さなスイッチは
ただ単に、自分の価値観と違う服装をしている自分の思っている最高のものとは違うスタイルをしている
(太っているなど)何かあれ、と思っている感覚なんだな、というようにです。
そこからどんどん見下す感覚に入る前に
あ、沸いたぞ、違うというような感じぁ太ったという感想、服装が嫌だな好みじゃないな、
といったような感想を持っているんだな
この感想があると、自動的に私は
穏やかではない気持ちがわき(恐怖心に近いです)
自動的に自分を守るために強力なスイッチが入るな
ほら入ってきたぞ、というように自分を観察をします、良い悪いではなくて、ただ観察をします。
この、違うな、というスイッチと、軽蔑というのが一緒の情報として
脳の中に入ってしまっているので最初に起きる小さな違和感をそのままウン、違うよね、そういう風に感じたんだね、というように受け止める訓練をする
ことが必要になります。
ああそうか、自分はこの感覚(人それぞれ違うでしょう、見下す最初の時点でわく
違う、あれ、と思った、というような感覚です)からすぐに自動的に
見下すのスイッチに入るので、その切り離しをどう行うか、ということがテーマになります。
不安と恐怖と、そして自分を確認しようとする感情が
入り混じって、軽蔑を作るので
これは結構つよい感情です。
なお掲示板の書き込みで相談をされた方は
人を信じることも出来ないということもあったので
当然見下す気持ちが強ければ、あらゆる違いがあれば
見下されるという感覚も生み出しますから
人の前で無防備に楽しめるというようなことはできずらくなりますから
上記の事柄をしていけば、それも同時に変わっていくでしょう。
天野