ソフィーの願い

ソフィーの願い

2005.07.15
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それぞれの役割。7月も半ばになった。                                               梅雨明けの話はまだ聞いていないけど、今日は久しぶりにじりじりと暑い日になった。
きれいだったアジサイの花も、色があせてきた。アジサイの後は、ガーデニアの花がきれいだったのだけど、こちらも、そろそろ終わりになった。

それぞれが、花咲く時期に私たちを楽しませてくれる。みんなそれぞれの役割があって、今のこの時を生きているのだ。それは花も、動物も、人間もおなじ。
どれがなくなっても、困るのだ。みな、大事にしなくては。

今日、松本在住の友人から、8月に亡くなったご主人の追悼絵画展をするからというお誘いを受けた。彼女は私の母といっても良い人であるので、喜んで出席するという返事をした。
その時、ご主人との思い出と彼の残していった宿題として、二人の戦争中の体験と戦後に起きたこと、ご主人が出征した外地での出来事を語るのだという。

だんだんと右傾化していくような、昨今の日本を見ていると、戦争中のことをずっと引きずって生きてきた、亡くなったご主人のことを思い、いてもたってもいられなくなったという。
自分たちの青春のときに経験した、大変な戦争を風化させてはならないと思ったのだという。自分たちが語り伝えなければ、伝わっていかない戦争という恐ろしいことが、また、さりげなく、私たちの日常に入り込んでこようとしているというのだ。それを、なんとしても、避けねばならないと。

彼ら夫婦の不思議なご縁を思うと、やっぱり、そういう役割が残っていたんだよねって思う。

私たちの国からも、前線部隊ではないかもしれないけれど、自衛隊という日本の軍隊がイラクに駐留している現実がある。果たして日本は戦後60年といわれるけれど、あの戦争を総括したのだろうか?

「僕たちは経験したが、その意味を見逃していた、けれども、意味を考えることで、         経験もよみがえったのだ。」 T・Sエリオット ドライ・サルベージズより

あのときの経験を語り継ぐ ということ。大勢のかたがたがそれぞれの立場でおやりになっている。私たちはそれらを聞くことで戦争を知らないなりにも、その悲惨さと非道さを知ることができる。彼女も、またその一人としてその役割を担う。私は彼女を知る一人の友人として
心から、応援し、できる限りの支えになっていこうと思う。

「君が遺産として受け継いだものを、今度は用いるために、                  自分自身のものにしたまえ。」

これはゲーテの言葉だけど、私たちが戦争経験者の方々の話を聞くことによって、それらを受け継いでいかないとまた、その道に迷い込んでしまう。まずは聞くことが大事。
それから、何ができるかを考えよう!!
一人ひとりにきっと役割があるはずだから。

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Last updated  2005.08.13 23:12:26
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