頑張らない生活in韓国

頑張らない生活in韓国

PR

Profile

ちたぁ

ちたぁ

Calendar

Archives

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07

Comments

槙島由香里@ こんにちわ! こんにちは!皆さん、済州島にどんなイメ…
なづな@ Re:嬉しくない出会いと、心境の変化?(09/01) 日本人にも色々な方が居ると思います。 が…
ちたぁ @ リサさんへ コメントありがとうございます。 お返事…
リサ@ Re:韓国で初めてのお葬式 in ポハン(浦項)(06/13) 初めてコメントを書かせていただきます。 …
ちたぁ @ ももcocoさんへ 新年明けましておめでとうございます。 …

Favorite Blog

中尊寺(岩手温泉旅20… ちーこ♪3510さん

サランヘヨ韓国 さきちゃんのオンマさん
韓国大好き その友人 くまちゃま0823さん
   韓国大好き … seung heonさん
2011.09.02
XML
カテゴリ: 楽しかったこと
 今回鹿児島に行くにあたり、ダンナの実家に2泊した。

(鹿児島には日帰り

書きたいことは色々あるけど先を急ぐので、

ここでの出来事は一つだけ書いておくことにする。


ダンナが義母の用事に付き合って出かけた時のこと、

とある情報を仕入れてきた。


ダンナ「赤松館(せきしょうかん)ってお屋敷で、 昔のカレー が食べれるんだって。」



ダンナ「昔建てられたお屋敷で、今はカレーが食べれるらしいよ。」

ちたぁ「カレーだけ?カレーなら別にそこに行かなくても・・・。」


実は私、カレーには全く興味が無い。

ダンナと出会うまでは、お金を払ってカレーを食べたことなんてほとんどなかった。

一方のダンナは、カレーに目がない。

彼が唯一自主的に作る料理がカレーなので、私が結婚1年目に食べたカレーの量は、

それまでの人生で食べたカレーの量を、あっさり上回った。


ちたぁ「カレー以外のメニューもあるんでしょ?」

ダンナ「さぁ・・・よく分かんないけど、カレーがメインみたいよ。」


わざわざ日本に帰って来てまでカレー? ・・・と思わなくもなかったが、

朝から働き詰めで疲れていたので、息抜きを兼ねて出かけることにした。



ってことにすれば、出かけやすいもんね


さて、赤松館に到着すると、中から人が出てきて

お食事か見学かと聞かれた。

食事に来たんだけど、何かが見れるなら見て行こう・・・ってことで、

まずは見学をすることに。




赤松館 とは、明治時代に建てられた藤崎家の住宅のことで、

今なお当時の建築水準の高さを留める国登録文化財なのだそうな。

(地元では赤松館と呼ばれている。)


また、著名な料理家・江上トミさんの生家でもあとのこと。

この方が、戦後最初に始まったテレビの料理番組でカレーを紹介したことにより、

その作り方が一般の人々にも普及したのだそうな。

ダンナが家でカレーを食べれるのは、彼女のおかげなのね~。

当時のキッチン↓                    江上トミさんの写真↓
赤松館 (9).JPG赤松館 (3).JPG

彼女が料理番組に採用された一番の決め手は、

「お母さん」のイメージにピッタリだったからだそうで・・・納得。

こちらを過ぎると、お屋敷の中へ・・・↓
赤松館 (11).JPG

玄関から上がるとすぐに螺旋階段があり、

まずは2階の見学から始めることとなった。

展示品がそのまま置いてある↓
赤松館 (8).JPG赤松館 (10).JPG

関東大震災に関する資料↓
赤松館 (7).JPG


ひゃーっ、当時の貴重な資料が、そのまま机の上に置いてあるんですけどっ


ちたぁ「ケースに入れなくて良いんですか?触る人がいるかもしれませんよ。」

案内人「どうぞ~、ご自由に触ってください

ちたぁ「ええっでも古いから、破れるかもしれないのに・・・。

    子供とか容赦なく触るから、危ないんじゃないですか?」

案内人「ははは、 もう破損したのもありますよ。 子供だから仕方ないですしね・・・。」


でぇぇぇ?

いいんですか、こんな貴重な品々を破損されて・・・



案内の方の話によれば、当時の雰囲気をそのまま伝えるために、

できるだけ展示品に手を加えず公開しているらしい。

あまりに興奮して写真に撮るのを忘れたけど、日露戦争の時の新聞もあったので、

そ~っと中を開いてみた。

が、小心者の私は怖くなってすぐに手を引っ込めた。


こんな貴重な資料を手袋もせずに触るなんて、

図書館職員が見たら気絶モノだわ~



こちらは、昔のスーツケース↓
赤松館 (6).JPG

この時代、一体どれくらいの人がスーツケースを持っていただろうか?

(それもこんなに大量に・・・。)

この中に入れて運ばれた物は・・・↓
赤松館 (5).JPG

あまりの美しさにため息が出た。(これはさすがにケースに入れてあった。)

着物に詳しい訳ではないけど、この帯の美しさは素人でも分かる。

長く伸びた鳥の尾の、羽根一つ一つまでもが繊細で優美だ。

ケンブリッジの夜会でも、さぞや目を引いたことだろう。


ここまで来ると、このお宅がどれほどの富豪だったかよく分かる。

が、何より驚いたのは、その富に執着しなかったことだ。

お礼状と関連記事↓
赤松館 (12).JPG

借金を申し込まれて、お国のためならと、 無利子無担保で 貸したそうな・・・。

その額、何と 五千円。

今の金額に直すと、 2億ぐらい って言われてたかな・・・。

定かじゃないけど、法外な金額であることは確かだ。

で、その後返納されたという記録は無いらしい・・・。


私だったら、子子孫孫まで取り立てに行きそうなのに・・・


ちたぁ「ご当主、太っ腹ですね~。

    私だったら、今からでも返してもらうのに・・・。」

ダンナ「五千円でしょ。 今言ったら、すぐに返してくれるよ。


おいっ!!


案内人さん、呆れて笑ってました・・・


その後は当時の記録ビデオを見て、1階の見学に・・・。

ちなみにビデオは時間が無くて全部は見れなかったけど、

当時の外国の様子が見れて面白かった。


1階も見どころ満載↓
赤松館 (13).JPG赤松館 (4).JPG

見学は簡単に済むと思っていたけど、予想外に見どころが多くて長引いた。


これでおしまいかと思いきや、実はこの後中庭の見学も残っていた。

お屋敷の中からは緑が美しい日本庭園を、

裏に回ればバラ園を始め、四季折々に咲く花々を見ることができる。

とても個人のお宅とは思えないのね・・・。


できればゆっくり散策したかったけど、

空腹の限界が近付いてきたので食堂へと向かった。

こちらでは、江上トミさんが記した100年前のカレーのレシピをもとに、

当時の味を再現したカレーを出しているらしい。

それがこちら↓
赤松館.JPG

下の色が薄い方が、当時のレシピで作ったカレー。

上の色が濃い方は、それを元に現代風にアレンジしたカレー。

現代風の方が、少しスパイシーで食べ慣れたカレーの味がしたけど、

私は当時のカレーが気に入った。

ちなみにお値段は1,000円。

このお値段で元祖カレーが食べれるならお得かも・・・と思った。

(ただし、カレーの値段より交通費の方が高くつくけどね





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.09.08 09:43:23
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: