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・ 【フットボールコラム】~慰留と放出の境界線 (1)

・ 【フットボールコラム】~慰留と放出の境界線 (2)

・ 【フットボールコラム】~慰留と放出の境界線 (3)

・ 【フットボールコラム】~慰留と放出の境界線 (4)

さて、ポジション別に見てきたが、総括すると来シーズンもチームに残る顔触れはこうなる。

キーパー:レイナ、グラーチ、ハンセン
センターバック:キャラガー、シュクルテル、アッガー、ウィルソン、アジャラ
フルバック:ジョンソン、ケリー、フラナガン、ロビンソン
センターハーフ:ジェラード、メイレレス、ルーカス、スピアリング、シェルベイ

ウィンガー:なし
ストライカー:スアレス、キャロル、カイト、パチェコ、エンゴグ、エクレストン

合計が23人となり、登録枠の25人にすら届かないほどの人員整理という結果となった。

必要となるホームグロウン枠の8人は、キャラガー、ジェラード、ジョンソン、キャロル、スピアリング、ケリー、ハンセン、グラーチでクリアできる。
今後のためにもう少し余裕を持たせるためにも、噂されるヤング、ダウニング、ベインズが獲れれば最高だが、そう上手くいく筈もない。
将来を見据えて、ジョーンズやダービー、ウィルソンといった比較的サラリーの安い選手のうち数人を手元に残しておくのかが隠れた注目ポイントとなりそうだ。

一方、登録枠の対象外となる21歳以下の選手は、エクレストン、シェルベイ、フラナガン、ロビンソンの4人。
つまり登録枠は19人しか埋まらず、既定の25人までには大きく余裕がある。
ということは、シニア選手の補強は最大6人となるだろう。

こう見ると、圧倒的に不足しているのはやはりサイドの選手で、特に左サイドの人材不足は明らかだ。
そして一見頭数は揃っているように見えるストライカーも補強しておきたいところだろう。


この23人では、このフォーメーションが基本となるはずだ。

        キャロル
  スアレス        カイト

   ジェラード   メイレレス
       ルーカス


  シュクルテル  キャラガー

        レイナ

ここでいくつか問題が生じる。

まず、いくらルーカスが今シーズンの最優秀選手級の働きをした選手だとしても、フィルターが彼一枚ではやはり心許ない。
しかし、ボランチを2枚にしてしまうと、ジェラードかメイレレスのどちらかの攻撃力を諦めなければならない。
更には、ルーカス一枚のアンカーが弱点となるならば、フルバックは守備に追われ、積極的な攻撃参加ができなくなる。

それに、最終ラインからビルドアップにも期待ができないままだ。
アッガーがここにいれば解決するだろうが、彼を常時起用できることを予めプランに組み込むのはあまりにリスクが高い。

そこでクラークとコモリの出番だ。
補強すべきポイントと、テコ入れすべきポジションはここになるだろう。

        キャロル
  スアレス        カイト

   ジェラード   メイレレス
       (新戦力)

(新戦力)          ジョンソン
   キャラガー  ケリー

        レイナ

やはりセンターバックのスピード不足の問題は解決しなくてはならないし、アッガーの代役としてはケリーが最適だろう。
彼のフィード力とスピード、そして攻撃力はセンターバックとしてリバプールの大きな力になる筈だ。
クラークには思い切ったプランをダルグリッシュに提示して欲しいところだ。

もしかしたら、キャラガーのところがシュクルテルになるかもしれないが、それはつまりセンターバックのファーストオプションがケリーになるということを意味する。
ケリーが1シーズン戦える身体を作ることができるか、大きな課題となることだろう。

もし、キャラガー、シュクルテル、ケリーの3人のセンターバックが機能すれば、アッガーをアンカーのポジションで使っても面白いだろう。
彼のミドルシュート、スピード、展開力、そして本来のセンターバックで培った守備力はこのポジションでも生かせるかもしれない。
ギャリー・ケイヒルが獲得できれば、センターバックの層は充分となり、その起用法も考えられるかもしれない。

とにもかくにも、やはり最優先すべきはワールドクラスのレフトバック獲得だ。
人材難なポジションであり、ヨーロッパリーグにすら出場できないクラブに、“超”がつくような選手は来てくれないだろうが、そこはコモリの腕の見せ所だ。
コモリが人材を発掘し、それをクラークがリバプールに相応しいタレントに仕上げることができれば、と期待せずにはいられない。

あとは残る4枠程度でどこまで層を厚くできるかだ。
アカデミーからスーソやスターリングといった若手が輩出されることも期待したい。

来シーズン、国内での戦いに制限されるリバプールだが、裏を返せば国内に集中できるということだ。
名門復活なるか、シーズンが終わったばかりだが、新しいシーズンが待ちきれない。


YNWA
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Last updated  2011/05/26 08:42:20 AM コメント(6) | コメントを書く


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