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2023.01.01
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​​ Culture vs Civilization ​​


私の座右の銘に 「アメリカ素描」 という題名の 司馬遼太郎 著書がある。

高校時代の友人が、私がアメリカから帰ったばかりのころ
「俺はよくわからないけど、お前なら理解できるだろう」
と、くれた 文庫本 が始まりで、学生たちに与えては買い直し、今ある本は何冊目であろうか、まさにいつでも机の上またはベッドの枕元にある。

与謝野鉄幹の歌の文句に

友を選ばば
書を読みて 

四分の熱

とあるが、彼は選んだりしていないが 「友」 なのであろう。


ちなみに 「手鼻をかむ」 ことを英語では ​Indian Blow​ というそうだ。

まあそんな 仲 である。

さてこの 「アメリカ素描」 であるが、著者の 司馬遼太郎 氏が 西海岸 、 東海岸 にそれぞれ一回ずつ出向いただけで、私の知っていること、学んだことを 見事に解説 してくれている。



​​ Culture(文化) ​ と
Civilization(文明) の ​違い​​
である。

以下は私の理解であるが
​「 文化 」​ とは ​​ 納豆


​「 文明 」​ とは ​​ 海老天 ​​

である。


❓❔❓❔❓❔

ハテナマークが聞こえてきそうだが…

「文化」 とは、ある特定の人々が、 特定の地域 の中で慣れ親しんできたもので、その人々にはなくてはならない、必要不可欠なもの。
つまり 水戸の人にとっての ​納豆​ のようなものであり、同時に 上方の人にとっては ​「けったいな腐れ豆」​ である。

それに対して 「文明」 とは、人である限りほとんどの人が気に入り、親しむ事の出来るもの、 普遍性の高い もの。
つまり 海老天 である。
(私はユダヤ教の人にとって、エビやカニのような甲殻類が禁忌だと、最近まで知らなかった)

他に例を挙げれば、江戸の祭り衣装に欠かせない 「股引」 が 文化 。

「Levi’s の501」 が 文明 …と思ってもらえれば解りやすいであろう。

神田明神や三社祭の神輿を Jeans​ を穿いて担いだら、江戸っ子たちにボコられるだろうし
股引 を穿いて、銀座のみゆき通りを歩くのに勇気がいる。
それに対して、 Jeans は祭りの時以外はたいていの場所で、気楽にしかも小粋に誰でも穿くことができる。

日本 文化 であった寿司又は鮨が、名前を SUSHI に変えてアメリカで 文明 になったし
朝鮮独自の 文化 であったはずのキムチが、 Kimchiと なり多くのスーパーで売っているのが 文明 化 である。

つまり、特定の国または地域に生まれて根付いた 文化 が、移民国家または多民族国家のアメリカに溶け込んだ時に 文明 に昇華するのである。

一方で 納豆 のように臭いが強く、見た目も微妙なものは ​文明​ にはなりにくい。

江戸の祭り装束の褌や 股引 を穿いて、ニューヨークの5番街を歩けば100メートル以内にお巡りさんにマグナムで撃たれるか、騎馬警察の蹄の餌食になるであろう。

ここに書いたことは、国際化が進む現代の東京でもいえることで、新大久保の街に行ってみれば感じることができる。

この項終了。

(続く)


1/1/2023 15:00





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Last updated  2023.07.06 03:02:44
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