
各種のミカンが色付いている。
当地は、フクレミカンや、キンカンしか結実せず、甘くて美味しい温州ミカン類は夢のまた夢であった。
童謡の「ミカンの花咲く丘」は夢の中にあり、自給自足経済の農家の食卓には、蜜柑は珍品そのものであった。
かくして、半ば衝動的に各種の柑橘類を植え、狭い庭では本数が限られても、種類は十指に余る。
*
商品流通が円滑化して各種のミカンが出回っても、完熟したミカンが枝もたわわになる姿を見ると幼児時代の郷愁を感じる。
温暖化現象は、いろいろな地域に悪影響をもたらすが、大自然の流れを止められないのなら、その現象をそれぞれの地域で利活用するほかない。
フェイジョアーも今の気候条件で栽培できると考えたが、異品種を植えなかったために失敗した。
が、来年はぜひ結実させ、居ながらにして南洋の味を楽しみ、同時に幼児の想いを庭の中で具現化したい。
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