
写真は、庭先の枯れ芙蓉。
晩秋まで美麗な花を咲かせ夏草を睥睨していたが、今は花殻となっても、木々の落ち葉を見下げるようにすっくと立ち誇っている。
かつての、なよなよした花茎とは違って、身を引き締め強風にも耐えられる頑丈な茎となってーーー。
その殻を間近に観察すると無数の毛で覆われている。さながら、空中に浮かぶ母船の中に沢山の小舟を係留し風を待っているかのようだ。
*
毛は動物の体を保護する大切な機能を担って入るが、植物の毛も伊達に付いてはいない。
多分、一陣の強風に見舞われても、毛で抵抗しながら種を小出しにして運ばせる役目をしているのかも知れない。
一陣の風で全部を飛ばされ、発芽の環境にない場所に運ばれたときに全滅すると危惧していて、風を選んでいるのではなかろうか。
植生は、それぞれの創意工夫で身を守り種の保存に躍起になっている。
少なくとも、原発をこれでもかと再稼働し、子孫を傷つけ廃人にしてまでも、他民族と競争しようとしたり、刹那的享楽に耽溺しようとは絶対にしない。
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