深秘の華苑

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黒左右衛門

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2006.02.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
結局、朝いちのメェルでは不倫相手は予想通り体調を尋ねてくれたけど
会社を休む事にした事位しか伝えられなかった。
本当は朝一番のメェルでお別れしようと思っていたのに。
何で其処で躊躇したかは謎。

夜、終業後の彼が食料とか色々差し入れてくれた。
て云うか、彼自身がインフルエンザ感染初期らしかった。
大丈夫なの?と尋ねると、俺は大丈夫だけど黒ちゃんが心配だから、と云ってくれた。
「顔、見に来ただけだから」
そう云って、彼は玄関先から上がる事さえなかった。

正直、此の時ベッドから玄関迄動くのもしんどかった。
ちょこっと抱き合って、キス。
キスは風邪をうつしちゃうから駄目、とこちらが止めても結局求められた。

先日、「性欲処理女」と言い合ったのが気に掛かっていただけかもしれないけど
今日の彼は、本当に身体だけじゃないんだなぁと思わされた。
だからそう云う事されると困るのに。
都合が逢わなくて、あたし達は先週金曜からセックスしていない。
彼がその気なら、多分うちに上がっていって其の儘セックスに傾れ込んだだろう。
あたしは余りの体調の悪さにセックスどころか食欲も酒欲(何)すらも
消し飛んでいたけど、彼が求めるのなら、位の気持ちでは居た。
けど彼はあたしの安否を純粋に心配してくれていたらしい。



そして此の時もさよならが云えなかった。









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Last updated  2006.02.07 23:06:09
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