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May 5, 2007
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カテゴリ: 映画のように
ダニー・ザ・ドッグ



確かに、最近の『スピリッツ』もスゴかった──でも、アクションだけではなく、彼の役者としての魅力がより感じられるのはこちらの方が上だろうと思う。

悪党のボスに育てられた闘うことしか知らない男──
飼い犬のように扱われることにも何の疑問も抱かなかった彼が、ある日、モーガン・フリーマン扮する盲目のピアノ調律師と出会い、幸せというものに初めて興味を抱く──

前半はほとんど台詞のない無口なキャラが、ジェット・リーにはハマり役のようにさえ思えてしまうほど、切なく、そして悲しく見える──
だからこそ、そんな彼が、初めて感じた人間の暖かさに、少しずつ心を開いて行く姿が、嬉しく、微笑ましくてならないんだ。

けっして規模の大きい作品ではない。
でも、下手なメジャー作品のドンパチ映画に比べたら、この作品にはハートがあり、観終わった後も、きっと心に残る何かがあるはず──

外すと条件反射的に頭が戦闘モードに切り替わってしまうという金属製の首輪を、心を許し始めた彼女のか細い手が外そうとする──


悪のボスを演じているボブ・ホスキンスも、小柄ながらも味のある演技で、ただ単に欲深い悪党を演じてはいない。
実際、育てて来たとはいえ、良いように利用して来た一人の中国人青年に対しての愛情──少しでもそれがあるのか、まったくないのか──そこも、とても気になるところになっている。

おそらく、ジャッキー・チェンには、この役は似合わない。
ジェット・リーの、あの影のあるキャラクターだからこそ演じられた、抱きしめたくなるような、猛犬の力を持った子犬の物語なんだ──

このクラスの規模の作品としては十分に楽しめる、★★★★★の掘り出しものだと、俺は思うっ!ヾ(*´∀`*)ノ゛






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Last updated  May 6, 2007 12:20:22 AM
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