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May 6, 2007
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カテゴリ: 映画のように
マイ・ボディガード



個人的には、デンゼル・ワシントンの作品の中では『ジョンQ』よりもはるかに評価の高いこの作品は、単なる誘拐アクション映画ではなく──生きる目的を失った元軍人と、彼がボディガードを引き受けることになる少女との心の交流を描いた、繊細なドラマなんだ。

酒に溺れるクリーシー(デンゼル)が自らの銃で自殺を図る──が、彼の運命は、その弾に不発という奇跡を起こした。
その奇跡に導かれるように、閉鎖的だった彼の心が、天使のような少女・ピタによって少しずつ開かれていく──
そして、そんな矢先に──その少女の誘拐事件が起きてしまう!

この後の、犯人を突き止めようとする彼の命知らずな行動の連続には、あまりの見事さに気持ち良ささえ感じてしまう。
唯一の心の支えを奪った奴らを許すわけにはいかない──そんな決意が、カッコ良くもあり、同時に悲しくてたまらない──

サスペンスの要素があるから、これ以上は書くのを控えたいが──
デンゼルはもちろんのこと、少女役のダコタ・ファニングが、これまでの出演作の中で一番魅力的な子供らしいキャラを演じてくれている。

だからこそ、誘拐されたとき、それに対する心の衝撃と怒りが倍増し、クリーシーに対してより深く感情移入が出来るんだろう。

結末に関しては、賛否両論ある──
最後のシーンをどう理解し、受け入れるかで、この映画に対する思い入れの度合いも変わって来るんだろう。

でも、大切なのは、その結末ではなく──
ほんの僅かな時間ではあったけれど、道を失った男が少女からもらった『生きることの喜び』なんじゃないかと思うんだ。
そんな彼女のためなら、命なんて惜しくはない──そう思ってしまうのも解る気がする──

珍しく、この作品の場合は、原題の『MAN ON FIRE』(怒れる男?)よりも、邦題の方が心に響く。
男って生き物は何故か、誰かを守っている自分に自身の存在価値を求めようとするナルシスト的なところがある。
それが良いとは断言出来ないけれど──少なくとも──それが生きる支えになるのならば、悪いことではないんだろう──そう思う。

★★★★★!──それだけの価値はある。きっと、あなたもそう思うはずです。\(^0^)/






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Last updated  May 6, 2007 10:38:13 PM
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