野口 艫男の不定期日記

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テーマ: 中国&台湾(3328)
カテゴリ: 海外旅行
一昨日の日記で、程陽の風雨橋が文化財指定を受けていると書きましたが、特別珍しい形をしているから文化財指定を受けている訳でもありません。



三江風雨橋


こちらは、三江からバスで・・・え~と、どのくらいかかったんだっけ?
8年くらい前の事なのではっきり覚えていないのですが、1時間以上はかかったと思います。
もっとだったかな?
帰りのバスが、カーブが連続する山道で何かにぶつかったような衝撃を受けて止まり、何事かと思ったけれど、運転手がへらへら笑いながらちょっとバックして走り出したので、何か穴にでもはまったのかと軽く思いながらカーブを曲がったところで振り返ったら、ガードレール替わりに谷側に盛り上げている土がぼっこりえぐれて、谷底に土がパラパラ落ちて行っているのを見て、青くなったりしたのはよく覚えているんですけどね。
かなり見え難いでしょうが、橋の右手の方に塀があって、その横に人が立っています。
塀と人の高さはあまり違わないので、この橋がどのくらいの大きさなのか、分かってもらえるかと思います。
程陽のものは、確かに文化財指定を受けるだけあって、規模も大きくきれいなのですが、上部が立派なだけに少し頭でっかちな印象があります。

この地区には、歩いて移動できる範囲に3つの風雨橋があって、下の写真のものもその一つです。

三江楼閣


橋の後ろに集落があって、集落の右手には楼閣が見えます。
風雨橋は、見た目にも非常に情緒があって、腰掛けて休めるところもあるので、川のせせらぎを聞きながら昼寝をするのにも、良い環境でした(笑)
もちろん、人々が普段生活で使っている橋なので、農具を担いだ人とか、馬車なんかも渡って行きました。
ただ、乗用車が渡れるほどの幅と高さはないので、今後この辺りのモータリゼーションの進行によっては、鉄やコンクリートの橋に取って代わられるのかも知れません。
現地の人たちの生活水準が上がることは喜ぶべきことなので、外地の人間がとやかく言うことではないのですが、出来れば、人の往来用としての風雨橋は、トン族の建築技術の伝承と共に、ずっと残して行って欲しいなと思います。
橋から橋へ歩いていると、でっかいバックパックを背負った外国人が珍しいらしく、結構人々に見られます。
ただ、ここの人たちは、不躾な無表情でじろじろ見るのではなく、大抵ニコニコしながら声をかけて来るので、恥ずかしくはあったものの、そう悪い気分ではありませんでした。
ただ、彼らのかけてくるのは、大抵「Hello」という言葉でしたが(笑)
特に印象深かったのは、下側から風雨橋を見たいなと思って、川岸に降りて行った時に会ったおばちゃんでした。
おばちゃんは、何か農作業を終えたところっぽい感じで歩いて来たのですが、私と目が合うと、ちょっと気恥ずかしそうに、満面の笑みを浮かべて「アイヤ~、○△×●□×▽・・・」と言って・・・去って行きました。

「あら~、どうしたの?そんな大きなカバン背負って~。はっはっは。。。」
というような事を言っていたんじゃないかな?と勝手に思っています。
見ず知らずの外国人(というのは、多分気付いていたと思う。カメラ構えてたし)に対して、自分達の言葉で物怖じしないでモノを言えるというのは、大したものだと思います。
表情もすごく良かったので、何をしてもらった訳でもないし、言われたことも全く分からなかったのですが、何だか単純に嬉しくなって、私もニコニコしていました。
村の建物は、ほとんど木造で、遠目には色もそろっていて、渋いきれいな佇まいに見えるのですが、歩いて近くに寄っていくと、結構傾いている建物も多かったです。

何せ中国のことなので、いきなり建て替え工事が始まることもあれば、10年20年経ってもそのままなのかも知れないですけど。
一件の家の前を通りかかったところ、戸口のところで、3人の女の子が、手に当時の中国では一般的だったホーローの食器を持って、ご飯を食べながらニコニコとこちらを見つめていました。
その様子が可愛らしかったので、カメラを取り出して「撮って良い?」と聞きながらレンズを向けると、「きゃ~~~っ!」と叫びながら、奥の方に引っ込んでしまいました。
あら~・・・嫌ならしょうがないな。。。と立ち去ろうとしていると、今度はちょろちょろと出て来て、「撮って撮って~~~」と言い始めました。
それならと、カメラを向けると、食器を持ったまま、おすまししてポーズをとってくれたのがこの写真。

三江子供

住所も名前も聞かなかったので、送る事は出来ないけれど、いつかこの写真を持って、あの村を再訪したいと思っています。
その時、彼女達はいくつになっているでしょう?
そして、風雨橋は、変わらず私を出迎えてくれるでしょうか?


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最終更新日  2005年07月29日 23時47分07秒
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