野口 艫男の不定期日記

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あの戦争は何だったのか


「あの戦争は何だったのか」(副題:大人のための歴史教科書)を読んでみました。
この本の帯に書かれているのは「太平洋戦争の総括なくして、どうして平和が語れるのだろう? また、日本は何を反省すればいいのか? この本にはその答えがある」と書かれています。
それで読んでみたのですが、結論から言うと、「答え」は分かりませんでした。
まあ、それは私の読解力の無さのせいで、読む人が読めば分かるのでしょうけれどね。
それはそれとして、じゃあ、読む必要が無かったかというと、そんなことはなくて、「非常に参考になった」というのが正直なところです。
元々、私の中では、子供の頃に習った「太平洋戦争」があって、それにいつの頃からか「日中戦争」も加わって「大東亜戦争」というか、非常に広範な部分がごちゃごちゃになってしまっていた感があったので、完結に時系列でまとめられているこの本を読んで、すっきりした部分がたくさんあります。
日本が開戦にいたる大きな理由の一つになった「石油」について、アメリカからの輸入が途絶えると日本にとって死活問題になったということに関して、疑問を呈しているのも新鮮でした。
海軍が正確な備蓄量を報告しなかったことから「石油が2年ともたない」という結論自体が誤りで、このこと自体、軍部が開戦に向かうよう画策したことだということです。
ただ、この点に関しては、民間が海外との合弁会社設立によって何とか打開しようとした計画を軍部が潰したことをもって、「実は石油はあった」という結論にもって行っていますが、これはちょっと強引なんではとも思います。

出来れば、その後の使用量などから、実際にはどの程度の備蓄量があったのかの推論だけでも載せていればなと思いました。
全体的に、当時の証言や回顧録など、根拠となるものを載せていることもあれば、特に根拠を載せずに著者の結論だけを載せている部分もあります。
誌面の都合上もあり、やむを得ない部分もあるのでしょうけれど、顔と名前は何となく記憶にあるものの、「この人が書いていることなら間違いない」と言えるほどは知らない私が読んで、全てを丸のみ出来るものでは無かったのが、「答え」に行きつけなかった原因かもしれないですね。
自分なりに戦争の研究をして、きちんと整理している人には無用かも知れませんけど、「知識」をもっと必要としている人は、読んで損は無いんじゃないかと思います。
リベラル寄りかと思いますが、「中国、韓国に悪いことをした!」っていう内容でも無いです。
「しなかった」っていう内容でもないですけどね。
全体的に「国内」とか「国民」に対することに特化している感じです。




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最終更新日  2005年11月17日 11時35分52秒
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