大名行列
のみならず、 お茶壷行列
の時も、下に~~~~~!!と先触れが
出たそうです。
新茶
を将軍に献上
する
お茶壺行列
は、途中で他の大名行列とぶつかると、
大名は乗物のまま
道の端に寄って控え、家臣は下乗、供の者は冠りものを取り、
土下座をしてお茶壷
行列の
通過を待ちました
このようなお茶壺行列の情景を歌った 童謡
が、
ずいずいずっころばし
。
ずいずいずっころばし ごまみそずい
茶壺に追われて とっぴんしゃん
抜けたら、どんどこしょ
俵のねずみが 米食ってちゅう、
ちゅうちゅうちゅう
おっとさんがよんでも、 おっかさんがよんでも、
行きっこなしよ
井戸のまわりで、 お茶碗欠いたのだぁれ
その意味は、胡麻味噌を摩っていると、お茶壺道中が来ると言うので、家の中に
入り
戸をピシャリと閉めて(=トッピンシャン)やり過ごします。
切捨御免の時代
、庶民は
粗相の無いように細心の注意を払っており、子どもたちは
両親に呼ばれても決して
外に出てはならないと教えられました。そしてお茶壺道中
が通り過ぎるとやっと一息
つけた
のです(=ぬけたらドンドコショ)。
ところで家の中で息を潜めていると、米を
齧っているネズミの鳴き声や、井戸の
近くで茶碗が割れたような音まで聞こえて
きたのでした。

皇子が御幼少の頃、女の子達が 火鉢
を囲み、このわらべ歌を歌いながら
遊んでいた
光景が、目に浮かびます。
若い世代にはもうわからないでしょうが・・・
フォークソング ・・・ 2025.10.05 コメント(12)
好きなクラシック作曲家 ・・・ 2025.09.23 コメント(13)