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息子が帰省中のこと。
義父母から結婚のお祝い金をいただいた。
秋の結婚式までもう会う機会がないということで・・・
その時、義父母が「うちの大事なあととりねんから、この家しっかり守っていかんなんぞ。墓も頼むぞ」といったことを2人そろって言っていた。
うわぁぁ~、あととりだって。こういう言葉に私は違和感感じちゃう。
息子が産まれたときのことを思い出した。
まだ元気だった義祖父母が私に「でかした、でかした、あととりを生んでくれて」と、それはそれは大喜びしていた。
喜んでくれるのは嬉しかったけど、いったい女の子が生まれていたらどんな態度だったんだろう・・・と思ったら、ちょっと怖くなったことを覚えている。
本家の長男、しかも田舎に嫁ぐってこういうことか。
ダーリンも、助産師さんに「男の子ですよ~」と言われた瞬間ホッとした・・・ってことを言ってた。(生まれるまで性別は聞いてなかった)
ふ~ん、それまで私にはどっちでもいいって言ってたのに、本当は男の子、つまりあととり息子が欲しかったのか。自分がそうだから、プレッシャー感じてたのかな。
そんなものなのかな、と思いながら、ちょっと悲しかった。多分、「私たちの大切な子どもを生んだのであって、この家のあととりを生んだんじゃない」って気持ちが大きかったのだと思う。
息子に対しても、私自身はあまりこの家に縛られてほしくないと思っている。だからこそ、大学進学も県外だって反対しなかった。けれど、義父母はあととりなのに家から出してどうするんだって怒っていたのかもしれないね。
自分がもっと年寄りになったら、また感じ方も変わるのかな~
明日は父の四十九日。
法要は日曜日に叔父、叔母たちにも来てもらって済ませた。
納骨も済ませ、私が5才のときに亡くなった祖母(若くして亡くなったんだなぁ)と同じお墓に眠っている。ちょっと複雑な環境だったので、親一人子一人の家庭で育った父。長い間お墓の中でひとりぼっちだった祖母も、かわいい一人息子とやっとずっと一緒にいられるんだね。
これで一応一区切り。
気持ちはまだまだ一区切りとはいかないけれど・・・