映画は最後まで観る子のブログ

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2021.07.26
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有名なホラー映画女優だった母・アマンダ(マリン・アッカーマン)を交通事故で亡くしたマックス(タイッサ・ファーミガ)。3年後、失意の底から立ち直った彼女は、友人たちに誘われ、母が出演していた80’sホラー映画を鑑賞することに。ところが突然、映画館で火災が発生。パニックになって逃げ惑う中、気が付くと、物語の中に入り込んでしまう。冒頭シーンが目の前で起こったり、映画の登場人物のはずのカートたちに会ったりとありえない出来事に戸惑いながらも、ナンシー役を演じている母にも会え、マックスは喜びの涙が止まらなかった。だが、当然、殺人鬼ビリーも出現し、次々とシナリオ通りに殺されていく・・。母の命が危ない!!






ファイナルガールに選ばれた処女と殺人鬼が繰り広げる壮絶な一騎討ち!





Netflixの予告では時間ループ物?って思ったけど、 全然そんなことなかった笑
ひょんなことから映画のなかに入った主人公たちが、 凶悪な殺人鬼ビリー(ほとんどジェイソン) から逃げながら、反撃する様を描いたコメディ作品。80年代然とした物語構成を逆手にとった、ある種皮肉めいた手法が良き。



まず、なにも考えず観れる映画っていいよね笑
小難しいトリックも複雑な伏線もなくて、あれ?もう一回見ないとわからないかも?ってシーンもないから巻き戻す必要なし。



お話はすごく単純明快。 主人公のマックス の母親は、80年代に活動していた 女優のアマンダ 。彼女は一世は風靡していないが、ごく小さなコミニティにカルト的な人気を誇るスラッシャー映画の出演者の一人だった。が、不慮の事故で3年前に亡くなってしまう。ある夜、母親の面影を追い求めながら彼女が出演する映画を見ていたマックスは、仲間数人と共に突然、映画の世界へと取り込まれてしまう。母親と感動の再会をしたのも束の間、本来だったら殺人鬼ビリーを倒す、 ファイナルガール になるはずだった女性が早々に死んでしまい 、映画のシナリオが変わってしまった。


果たして誰が殺人鬼ビリーを倒す、ファイナルガールなのか!?


マックスたちは映画の世界から抜け出せることができるのか!?


みたいな話し。



確かに、こういう殺人鬼に追い回されて一人一人殺される系の映画って、最後はあまり派手じゃないけど、堅実な女の子が残るよね。海外では、そういう女性 をファイナルガール っていうらしい。13日の金曜日とか、ラストサマーとか。エイリアンのリプリーもそうなのかな?



映画の中には、80年代のコレ系の作品に対するオマージュというか、パロディが沢山。

まず、舞台が キャンプ場 といういかにも何か起こりそうな場所、登場人物は全員が 頭のネジがぶっ飛んだ人たち ばかり。女性が意味もなく裸になって、その途端に殺人鬼が現れるっていうスラッシャー映画の王道。この映画の場合はファイナルガールはバージンっていう設定で、ビリーを倒す役目がマックスに回ってきます笑


なんかこれ、すごく安直だけど、映画自体もそういうシナリオで進んでいくのが面白い。


つまり、 マックスは無敵 なんです。絶対に死なない。この映画の中で、惨たらしい殺人鬼のビリーを倒せるのは彼女ただ一人。あとの人たちはそれぞれ派手にでも地味にでも死んでいくけど、マックスだけは絶対に死なないシナリオになっている。


終盤、仲間が一人、また一人と死んでいって、マックスはアマンダを二度と失いたくないので、アマンダを守って逃げ惑います。でも、アマンダがいる限り、マックスは 『ファイナルガール』 「私は消えない。映画を見ればまた会えるから。私は映画スターよ」 と言い残し、自らビリーの犠牲になることを選びます。外に出て、軽快な音楽とともに、わざと目立つように踊りながら服を脱ぎ始めるアマンダ。


時を経ても、たとえ映画の中でも、子供を守ろうとする母親に感動。(この時、現実のアマンダはマックスを産んではいないけど、なにか通じるものがあったのかな)



ここ、すごくいいシーンでもあるけど、 裸の女が出てきた瞬間に、ビリーが現れるのがちょっと笑える。





で、母親を殺されたマックスは怒り心頭で覚醒。


得物(マチェーテ?)を構えながらビリーに特攻する前、ここの字幕が、 「処女をなめんなよ!」



もうね、得物の扱い方がプロなんです笑
飛んだり跳ねたり、それまでの おどおどしたマックス はどこにもいない。 最強のファイナルガール であるマックスは見事、ビリーとの一騎討ちに勝利する。で、エンドロール。



ラストのどんでん返しも良かった。助かったと思ったけど、、みたいな。まあ、そんな簡単には出られないよね。スラッシャー映画ほど続編が出るのもわかるし。いい終わり方だと思う。これ系の続編てめちゃくちゃありそうだから、 どこまで続くかわからないけど笑





スラッシャーを皮肉ったコメディ映画かと思いきや、結構見応えがあって面白かった。ファイナルガールが絶対に死なない、映画を終わらせるためにビリーも彼女を殺せないっていうところを逆手にとった作品。他にも、唐突な回想を利用してビリーから逃げる手法とか、意地悪なギャルが地味子と和解して結託するシーンとか、すぐに裸になりたがる女の手にミトンをつけて脱がせないようにするとか、終始下品なことばかり言う男とか、とりあえず 「ああ、なんか80年代の映画っぽい」 ってところがたくさん。





如何せんこの映画自体がB級っぽい感じだから、出演者はあまり知らない人ばかり。主演のマックス役は タイッサ・ファーミガ 。目がめちゃくちゃクリクリしてる。アマンダとの別れのシーンがよかった。アマンダ役は マリン・アッカーマン 。うーん、存じない方だけど、娘を守るために自分を犠牲にした踊りには鬼気迫るものがあった。





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最終更新日  2021.10.19 21:16:30


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