映画は最後まで観る子のブログ

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2021.10.02
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第2次世界大戦の1941年。ナチスドイツに占領されたフランスのラ・ロシェルの港から、出撃命令によって出航する潜水艦U96にヴェルナー(ヘルバート・グリューネマイヤー)が乗り込む。ベテランの艦長(ユルゲン・プロフノウ)や乗組員に囲まれながら、荒れた海での過酷な哨戒(しょうかい)、次々と爆雷を放ってくる敵駆逐艦との攻防、海の藻くずと化していく敵の姿など、戦争の現実を次々と目の当たりにするヴェルナー。そんな中、U96に新たな命令が下される。





​​​過酷な戦いの果てに微塵の救いも与えないラストが衝撃的!​​​





これはNetflixで偶然見つけた映画。


でも、最後までちゃんと観るつもりはなかった。


正直、間違えて見始めてしまった映画だった笑


本当に観たかったのはUボートじゃない。






あれ、なんか画面古くない? みたいに思ったけど、そもそもUボートという映画の存在を知らなかったから、全く疑いもせず見始めた。でも、いつまで経っても、あの有名?な 遠くから放たれた魚雷で自艦が木っ端微塵になって沈みゆく中、上司が必死に「もぐれー早くUボートに乗り込んでもぐれー」みたいな場面 が出てこない。

っていうか、そもそもあの映画ってアメリカ側の視点だったっけ?ずっとドイツ兵しか出てこないんだけど?あれ?レットオクトーバーと間違えた?あれはロシアも出てきたっけ?ってなったあたりで、初めて気づいた。


U-571 じゃないじゃんって笑



まあ、U-571の方も、10年くらい見てなくて、折角だから一回ネトフリで検索してみようかなーみたいな軽い気持ちで検索したら、出てきたのがUボートだったんよね、、


やり方がうまいぞNetflix。



で、ここからやっと本題のUボートのお話。


こちらの映画の方がU-571よも明らかに古く、そして第二次世界大戦のドイツ側視点なので過酷も過酷。


まず最初に軍関係の広報担当記者のような人が、出港前の船員たちの様子を愉快に写真に収めている。

そんな彼に艦長がいう。


「こんな綺麗な状態は今だけだ」と。



まさにその通りで、出港してから航行を重ね、幾たびの戦闘を経るうちに髪は伸ばし放題、無精髭は生え、身なりは汚くなる。何より、時が立つにつれて 誰もそんなこと気にしなくなる。 最初は狭いなと思っていた艦長以下幹部が食事するテーブルも、座って食事ができるだけ有難いなと思えるのが不思議。ここが艦内で一番の特等席って、、虚しい。


転戦って本当に気力も体力も消耗するよね、、やっとの思いで丘に上がれるかと思ったら、また命令が下されてしまうし、、


その上、その命令を下す幹部連中が、軒並み 身なりのいい服で小綺麗な船で祝宴みたいなのをしている のを見ると、、いたたまれないわ、本当に。今は食事や寝床も欲しいけど、本当に船員たちが求めているのは 安心 。戦闘が会議室で起こるはずもないのに、下々の将兵たちをこんなむげに扱うのは酷すぎる。自分たちは 絶対に安全な場所にいるんだっていう 、その余裕が腹立たしくなってくるわ。船員たちがどんだけの戦闘をくぐり抜けてきたと思ってるんだよ、、



あと、原子力の描写もね、、


無知なのか二等兵をそういう扱いするのが普通なのかわからないけど、見ていて胸が苦しくなる。こんなの誰も得しないよ、マジで。



そして紆余曲折を経て、やっとの思いで帰還する。


でもドイツに慈悲はない。


ようやく丘に上がれると思ったら、その直後に空爆が直撃。


主人公以下船員たちは戦死してしまうという、、



あのさ、もうかわいそ過ぎて、逆にやばいわ、、



U-571の感覚でみようと思ったら、マジで悲惨すぎた、、特にラストまでしっかり 船員たちの希望を木っ端微塵に砕く展開 には言葉を失ったわ、、


そう観ると、U-571はある意味ちゃんとエンタメだったんだな笑



約3時間くらいの映画って、そうじゃなくても疲弊するんよ、、


見応えはあったけど、かなり。



乗組員たちが熱い男に描かれていただけに ラストーーー!!




主演は ユルゲン・プロホノフ 。艦長ですね。U-571で(しつこい)「 艦長は常に畏敬の念をもたれる存在で、絶対的なリーダーたらねばならない、間違っても俺には分からないなんて絶対に言ってはいけない 」って諭されるシーンがあるけど、この艦長はまさにそれを体現している人だった。的確な指示で船員の命に対する責任感を持ったリーダーだった。あと、映画を見た後、Wikiを見て自分が観たことある映画に何か出てるかなーって思ったら、いました。 ラディク将軍やーー!!笑 全然気づかなかった。エアホースワンも好きやで。最後本当に惜しかったね、ラディク将軍。最初はお客扱いだったけど、文字通り過酷すぎる戦闘を肌身に体験する広報記者ヴェルナー少尉は ヘルベルト・グレーネマイヤー。 この方は歌手なのかな?現在最もドイツで人気の歌手ってあってちょっとびっくりした。後は精神的に錯乱しつつある機関長ヨハンは アーウィン・レダー。 彼もギリギリの状態だけどちゃんと自分の責務を果たした。





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最終更新日  2021.10.02 14:06:45


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