映画は最後まで観る子のブログ

映画は最後まで観る子のブログ

PR

カレンダー

2021.10.06
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類





​「そこに山があるから」だけでは何の理由にもならない悲劇!​​​




これもまたNetflixにあった映画。


何年か前に頻繁に宣伝されてた映画だったような、、くらいの前情報で視聴。



内容は1996年に実際に起きた エベレストでの大量遭難事故 を映画化したもの。


大半が実在した人物で、その中での数名が残念ながら亡くなっている。

日本人の難波さん という方も亡くなられている。



悲劇的で可哀想だとは思う。




だけど、もし当時の現場が本当に映画の通りだったのだとしたら、 『こうなるのは目に見えていた』 と思ってしまうのが自然なのかもしれない。少なくとも、こんな杜撰な商業登山を続けていたら、遅かれ早かれ犠牲者は出ていたと率直に思った。




それくらいこの事件の背景は酷いものだった。



と、いうかそういう描き方が、この映画ではされていた。




技術や技能の追いつかない人間が、お金を払ってガイドを雇い、身の丈に合わないエベレストという世界最高峰への登頂を目指すということが、これほど悲劇的な結末を迎えることもあるんだ、という警鐘を鳴らしているような映画だったから。



①ガイド付き登山盛況につき、すでにベースキャンプでは人が溢れている。
②ルートも順番待ちをしなければならず、だけど各隊が反目し合っているから譲り合い精神なんて皆無。
③参加者はエベレスト登頂出来るほどの経験はなく、それゆえにガイドの負担が多くなる。
④あるはずの酸素ボンベがなく、これまたあるはずのロープがないから、そこでまた団子状態の順番待ち。その間に体力はガリガリと削られ、登頂時間が大幅に遅れる。
⑤2時間の遅れにより、最悪の状態でブリザードが起こり、、と、もう見ているだけで辛くなるわ、、なんか、、




いや、絶対に無理ゲーだよ、こんなの。




ロブもさ、本当にプロのガイドだったら、ダグの登頂は見送るべきだったよ、、


そもそもダグは呼吸器系の心配があるから、登山すべきじゃなかった。させるべきじゃなかった。登頂が夢かもしれないけど、 死んだら花実は咲かない んだよ。夢は生きて持ち帰らないと、、



登山は無事に帰るまでが登山。



遭難したらそれを救助する方も危険が伴うんだから、ちゃんと 自分の面倒は自分で見れる人 じゃないとエベレストに挑戦したらダメだと思う。(助けに戻ってきたハロルドが死んだのが、、悲しすぎるわ、、)



でも、ある意味それを行った人物が一人。


それが、アタック途中で失明した ベック・ウェザーズ。

彼はロブに「ここにいて」と告げられて忠実にそれを守り、だけどロブが降りてこないから自力で下山開始。その生存が絶望視されている中、命辛々 奇跡的にキャンプに戻ってきた強者。 気になってその後をwikiで確認してみた。彼はその後もキャンプで何度か意識を失い、「これはもうダメだ」と仲間が思っていたら、翌朝には回復して下山。最後には彼の嫁が時の大統領に掛け合ってチャーターされたヘリに乗って生還を果たすという、、 凄すぎる。



映画の描き方だけ見たら、本当に無謀な登山を行った末での遭難事故という印象だった。映像が凄まじく迫力あるから余計に。ある意味ではそこを 包み隠さず映像化しているのは素直にすごい 。だって実際の出来事を、しかも犠牲者が複数いるセンシティブな事故をありのまま映像化するって、多方面から色々と不安や不満が噴出するのは想定できることだし。


今もこんな無謀な商業登山って行われてるのかな?


そういえば、何年か前に高齢の登山者がエベレストかどっかに登頂して、自力で下山せずにヘリをチャーターして批判を浴びたこともあったよね。


最初からヘリありきだったのか、単純に体調や天候の問題なのか、、


やっぱり自分の足で登ったんなら、自分の足で降りてくるのが登山だと思うわ。


一回も登山したことないけど笑





主役のロブを演じたのは ジェイソン・クラーク 。パブリックエネミーズ、華麗なるギャツビー、猿の惑星: 新世紀、ホワイトハウス・ダウン、ファースト・マン。様々な映画に出演しているけど、絶妙に全部未視聴です。完全に今作で初見くらいの人でした。ロブは情が厚かったんだよね、、それがアダとなったのが本当に皮肉すぎる。奇跡的な生還を果たしたベックは ジョシュ・ブローリン 。彼の場合、本当に幸運だったとしか言いようがない。個人的にはヤングエージェントKのイメージが強い。難波康子役に日本人の 森尚子。 彼女はこれ以前にも最高峰クラスの山々の登頂に成功していたベテラン。なのに最後は『遭難した登山家の一人』として記憶されいくのが少し可哀想。MM隊隊長スコットは自分を過信しすぎたのか責任感からか、、体調が整わない中での登山が円滑に行くとは思えないって隊長だったら一番わかっているはずなのに、、あまりにも無謀だった。演じる ジェイク・ジレンホール はゾディアックとか、ミッション6ミニッツとかかな。あ、あとプリズナーズとか。結構観てるな、この人が出てる映画は。遠く離れた場所から何かとサポートしてくれたガイ・コター役に サム・ワーシントン。 説明不要のアバターの主人公。ロブの嫁に キーラ・ナイトレイ 。こちらも説明不要のパイレーツ・オブ・カリビアンのエリザベス。ちなみにベックの娘役の ミア・ゴス はキュア 〜禁断の隔離病棟〜のハンナ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.10.07 16:27:38


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: