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2011年05月23日
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先週の金曜日に、徳島大学主催のサイエンスカフェに行ってきました。

『タイトル 放射能の話「福島と徳島で何が起きているか」』

「講師と講演内容」

中山信太郎(徳島大学総合科学部教授) 
「福島で何が起きているのか? 原子力災害の現状」

伏見賢一(徳島大学総合科学部准教授) 
「徳島は安全か? 飛来する放射性物質のモニタリング」

佐瀬卓也(徳島大学アイソトープセンター講師) 
「福島での支援活動報告と今後我々がすべきこと」


原発の記事を書いているものとしては行かねばなるまい。

参加申し込み多数の時は抽選というのですが
運よく抽選に当たりました(*^^)v

司会の方の方の話では、この3人の方が徳島で放射線に
詳しい3人ということです。

徳島大学で検索すると中山教授と伏見准教授が
徳島大学の物理学の講義を受け持っておられるようですから
この二人の方が専門家というのは間違いないところです。

冒頭の中山教授の『原子力災害の現状』で衝撃の事実が
ありました。

1、福島原発一号機は40年前に作られたが、技術の継承が


40年前に作られたこの原発についての詳しい情報が、
申し送りをされないまま、現在も使われていたということです。
すなわち、

「現在、一号機のシステムについて知っている人がいない」

つまり



とりあえず、使えるから使っていたという状態らしいです。

2、現在においても、福島には優秀な人材が集められてない。

私が、再三このブログでも、福島原発の対応について「東電」という
一企業に任せていることの異常さ指摘していますが、
それでも専門家から

「日本の危機だから優秀な人間を集めて対応すべきなのに
そうなっていない」

と指摘されるとビックリしますね(@_@;)

3、放出放射性物質量は約1%

この総量について聞かなかったのはうかつでしたが、想定される
放出量ですね。心配されているのは、海に流れ出した
汚染水の問題で、一体どれくらい影響があるのか
わからないということです。

4、放射能の除染

3月13日~31日 測定対象 114,488人 

除染が必要な人数 102人

除染対象は100Kcpm~ 約100μSV~

四月以降は除染対象の方はいないそうですが、
約100μSV~の方が102人もいたのにはビックリです。

これから心配されるのは、内部被曝だそうです。

ちなみに、当初、福島県へ派遣されたのは中山先生と
佐瀬先生の二人。

「何かあった時、自分の判断で帰ってこれる」

という基準で派遣されたそうです。

しかし、とんでもないのは派遣費用が出ないこと。

さすがに自腹というわけにもいかないのですが、
最悪の場合、研究費から出される恐れがあるとか?

なんとかしてほしいものです。

5、事故の原因

Zr金属(燃料の覆いでしょうね)が1000k以上、
核燃料ペレットが3000k以上の状態が続いたと言います。
それによって、燃料が融解し、爆発の原因となった。

その、理由は全電源喪失により冷却機能が失われた
というのですが・・・

後ほど質疑応答時に、

「配管が壊れたら、電源を確保しても冷却機能が
失われるのでは?」

という質問をしたところ

「冷却配管のバックアップ機能を持たせる必要があります」

「冷却配管のバックアップなんて、できますか?」

「難しいですね」

現時点では地震時の原発の原子炉の冷却機能を確保するのが
難しいようです。

6、放射性物質の放失の影響

3月13日 放出
3月19日 シアトルで最大値
3月31日 フランスで最大値(通常より3ケタ増)
(チェルノブイリよりは3ケタ少ない)
徳島では4月6日最大値を観測。

30mBq/m3(セシウム)
2,5mBq/m3(ヨウ素131)

日本の基準は1000mBq/m3なので
発表しなかったそうです。

質疑応答で尋ねたのですが、現在も放射性物質の放出が
続いているかと思いきや、ほとんど出ていないそうです。

福島などで観測されている高い値は、13日の放出によるもの
だそうです。

ストロンチウムについても聞いてきましたが、
簡単には測定できないそうです。

また、ストロンチウム90は重いので遠くまで飛ばない
そうです。

またプルトニウムなどの超ウラン元素はほとんど敷地内以外には
飛ばないそうで、放射線源がすぐそばにあっても
それほど危険ではないとか?
飲み込んでも排出されるそうですが、ただし、
吸い込むと極めて危険。
長期間にわたって被曝します。

福島県産の野菜でも土にもぐっているものは、現時点では汚染が
せいぜい表層5ミリぐらいだそうで、危険性は少ないようです。

ただし、梅雨になってどんどん雨が降るとしみ込んでしまうので
今のうちに表層を除去すればいいのだが・・・
と言われていました。

放置車両などは汚染が進んでいて、水による除染を
行っているようですが・・・

「その水はどうなるんですか」

「そのままですね」

7、放射能汚染された水の浄化

活性炭・多糖類(小麦粉でも代用できる)をコーヒードリップに
入れて、汚染水をろ過すると、80%以上は放射性物質を除去
できるそうです。

8、我々はどうしたらいか

収束には最低でも10年、
汚染除去には30年~100年(@_@;)

原発を推進してきた政府と電力会社には、もっと怒るべき

正確な知識を持って正確な判断のもとに危険と安全の
ふるい分けをしてほしい。

専門家の方にいわれると、怖いものがありますが、
もっと、日本人は政治に関心を持ってほしいですね(*^_^*)

9、放射線に対する影響について

政府は年間の被曝許容量を20mSv、
作業者の限度を500mSvに引き上げましたが、
それはかなり危険だそうです。

個人的にはという前置きで、被曝許容量は5mSvぐらいに
抑えるべきだそうです。(ただし医療用を除く)

福島では2000人ぐらいのガン患者が増加するのでは
という恐ろしい予測もされていました。

ちなみに、これを語られていた佐瀬先生は福島県の
出身だそうで、郷里の変わり果てた姿を見て
かなり落ち込んだそうです。

また、作業者の500mSvというのは、

「確実に何らかの影響が出るレベル」で

死ねと言われているようなものと言われていました。

作業するにも放射線量が強く、一時間も作業できない
こともあるとか。

放射線の資格を持たない人に、資格を取らせて作業させている
ということもあるそうです。

質疑応答時に

「放射性がれきの片づけってどうするんですか」

「難しいですね」

「ロボットでも強力な放射線のところは無理でしょう」

「止まりますね」

「梅雨とか台風になったら、放射性物質が
 流れ出して大変では」

「そうですね」

「政府がテントとかで覆うと言いますが、
 それでいけますかね?」

「無理と思います」

「なんとかならないんですか?」

「う~ん」

10、質疑応答

その一、もんじゅについて

「敦賀のもんじゅがトラブル(原子炉にクレーン落下で
 引き上げられない)になってますがどうなんでしょう」

「危ないですね」

「なんとかならないですか」

「いや~高速増殖炉自体がもともと危ないんですよ」

はっきり言われたら怖いですね(*^_^*)

その二 原発の安全性について

「原発自体は安全なんでしょうか?」

「東日本の原発は沸騰型で、地震の時配管が断絶して汚染水が
漏れだす恐れがありますが、西日本の原発は加圧型なので、
比較的安全です」

「しかし、原子炉建屋とタービン建屋の耐震設計が
 違いますよね」

「原子炉建屋の方が基準が厳しいですね」

「そうすると、タービン建屋が崩壊したら、原子炉建屋が
 安全でも配管が壊れたら大変なことになりませんか?」

「配管のバックアップ機能を持たせる必要があります」

「配管のバックアップなんて、できますか?」

「難しいですね」

詳しい知識をお持ちの方が淡々といわれると怖い(*^_^*)

その三 原発の代替エネルギーは?

「原発をもし廃止したとしたら、どういうエネルギーが
 考えられますか?」

「火力発電ですね」(きっぱり)

「再生可能エネルギーってどうでしょうか?」

「太陽光は安定性が無いですね。それにパネルが高すぎます」

「風力は」

「風力発電は本来平地で人が住んでいないところで
 行うんですが・・・日本は平地は人が住んでいるでしょう」

「・・・」

「それに稼働率が悪いんですよ、落雷が多いし」

「太陽光で水を電気分解して、水素と酸素に分けて使うってのは
 どうですか?」(自信満々で発言(*^^)v)

「それは太陽光でいったん電気を作ることになりますね」

「ひょっとして、太陽光発電より効率が悪い(;一_一)」

「その可能性が高いですね」

「・・・」

間接的な再生可能エネルギーを使うよりは、最初から
火力で発電して効率を上げるほうが現実的ということのようです。

後から考えると質問したいこともたくさんあるのですが、
行き当たりばったりで出かけたのが間違いでした(;一_一)

前に座っていた方は分厚いノートを持参されていましたし、
その横の年配の方は、ファイルを持参されていました。

隣の方は丹念にノートを取られていました。

私は・・・(;一_一)

次回に乞うご期待と言いたいところですが・・・
次回はありません(;一_一)

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最終更新日  2011年05月23日 20時49分06秒
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