① 序奏〜Aの語り口(0:00〜0:45) 最初の和音の入り、そしてメインテーマ提示部。木管の素直な音色と、フレーズ終わりの丁寧な処理が印象的でした。「夕映え」というタイトルの空気感が、冒頭からきちんと立ち上がっています。歌おうとする気持ちが音に乗っている——これは技術で後から足せない、大切な財産です。
② Cの金管アンサンブル(1:02〜1:20付近) 作曲者・森山至貴先生が「金管の一番の見せ場」と位置づけている中間部。音の立ち上がりが揃っており、ハーモニーを作ろうとする意識がしっかり感じられます。緊張はまだありますが、方向性は正しいです。
③ F〜G の頂点構築(2:00〜2:15) 曲のクライマックスに向かう場面で、パーカッションが金管を消さず、豊かに響きを支えている。この曲は「打楽器がうるさすぎる」演奏になりがちですが、皆さんのバランス感覚は良好です。
④ 最後の集中力(3:20〜3:41) subito piano以降、弱音でピッチを保ち続けるのは吹奏楽で最も難しい技術の一つです。最後まで音楽を捨てずに吹き切った姿勢、これは審査員の耳に必ず届きます。