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December 12, 2005
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カテゴリ: 古典シリーズ
今日はこの俳論についてお送りいたします。

この去来抄は松尾芭蕉の蕉門十哲の1人である、
向井去来が書いたものです。

蕉門俳論の根本的資料とされています。

では、本文をお送りいたしましょう。

 行く春を 近江の人と 惜しみけり    芭蕉

 先師曰く、「尚白が難に、近江は丹波にも、行く春は行く歳にも
ふるべし、といへり。汝いかが聞きはべるや。」

 去来曰く、「尚白が難あたらず。湖水朦朧として春を惜しむに


 先師曰く、「しかり。古人もこの国に春を愛すること、をさをさ
都におとらざるものを。」

 去来曰く、「この一言に心を徹す。行く歳近江にゐたまはば、いかでか
この感ましまさん。行く春丹波にいまさば、もとよりこの情浮かぶまじ。
風光の人を感動せしむること、真なるかな。」と申す。

 先師曰く、「汝は去来、共に風雅をかたるべきものなり。」とことさらに
喜びたまひけり。

この中で、「行く春」を「行く歳」に、「近江」を「丹波」に
置き換えることも出来る、という風に言っています。

しかし、芭蕉はなぜ近江にこだわったか。
それは、古代人も近江の春を歌っていたからなんですね。

江戸時代にもこの趣を伝えていきたいという
芭蕉の心情が伝わってきますね。

次回は古文編ならいよいよ皆さんもご存知の
「源氏物語より~光源氏の誕生~」をお送りいたします。
漢文編の可能性が強いですが・・・。





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Last updated  December 12, 2005 09:59:56 PM
コメント(6) | コメントを書く


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むぅ  
ぅみぃ さん
石ちゃん石ちゃん、古文わからんw
こんばんわ(・∀・)*:゚. (December 12, 2005 11:16:17 PM)

あらら  
TrainM  さん
これはこれはぅみぃタソ( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
そしておひさですのぉ。

チャットやメッセでは随分ご無沙汰してたね。

この「行く春を」は、簡単に言えば
上に書いてある俳句は

「行く春」を「行く歳」に、「近江」を「丹波」に
置き換えることが出来るが、
古人(古代人)も近江の春を歌っていたことから

この趣の情を引き立てるために
上の俳句にしたんだよという、
松尾芭蕉と向井去来の対談の記録だね。

今度もうちょっと簡単な文章にしようかね。 (December 12, 2005 11:32:49 PM)

一説によると松尾芭蕉は  
ゆみ@まつ  さん
江戸幕府からの隠密だったとか。

芸術家でありつつも、本来の目的は各地の
大名が不正をしていないか調査するために
全国を歩いた、なんて言う歴史学者もいます。

早く言うと、忍者だったんだね。 (December 13, 2005 10:07:45 PM)

伊賀生まれなんですよね  
TrainM  さん
ゆみさん( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪

松尾芭蕉は伊賀生まれなので
忍者説は有力なのではないかなんて
国語学者の間でも騒がれているとか・・・。

全国行脚は黄門様みたいなこともしたんじゃないでしょうかね。
↑意味ピーマンな推測。 (December 13, 2005 10:15:33 PM)

忠度の歌と関連があるのかも  
デルタ さん
今年もよろしくお願いします。
今頃になって、この文に気付いたので、私なりに解釈してみました。トラックバックを送ったはずなのですが、
うまく送れていないようなので……。

http://hosiakari.blog34.fc2.com/blog-entry-48.html#more

芭蕉の出会った近江の人間が春っぽい性格だった、という、返答に困るような解釈もあるそうですが、
それには、元江州人として納得できませんので(爆)……お騒がせしました。

(January 16, 2006 10:53:48 PM)

解釈  
TrainM  さん
デルタさん
あけましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。

皆様のご多幸と更なる発展をお祈り申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。m(__)m

人によって解釈の仕方が違いますね。
芭蕉が近江にこだわる理由、
そして近江を丹波に置き換えることが出来るという
世界の広がりといいましょうか。

俳諧の評論もなかなか面白いものがあります。 (January 16, 2006 11:19:49 PM)

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