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2008年10月15日
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カテゴリ: 翻訳



 これ、翻訳の世界ではきわめて常識的な経済法則である。

 その前に、もう少しわかりやすい話をしておこう。
 その昔、中南米の経済がガタガタになったとき、関西のスペイン語通訳ガイドの仕事はむしろ増えた。

 なぜかというと、中南米からまず東京に着くお金持ちたちは、不景気なので少しでも節約しようと、東京のガイドをそのまま関西まで連れてこないで、関西は関西で地元の通訳を雇うようになったからだ。

 さて、肝心の話。翻訳には下手な翻訳者でも安ければいい案件と、多少高くてもいい翻訳者に頼まなければならない案件がある。

 ろくでもない翻訳者は、この安ければいい案件を漁っているわけで、ハイエナみたいなもの。

 失言。こんなことを言うと動物愛護団体からハイエナを侮辱するなと集中攻撃を受けるので撤回しておく。翻訳者側からの攻撃は受けてたつ。裁判でも何でもやるがいい。

 そういう案件を漁って月10万の翻訳者もいれば、20万、30万の翻訳者もいる。


 すると、月10万の者は5万に、20万のものは10万になる。


 人によるが、それでは食べていけない者は翻訳の仕事そのものをやめてほかの仕事を探さざるをえない。その残った分だけをやって、新たな仕事を見つけるなど虫のいい話はそうそうはない。

 そうすると、やめるしかないので、もともと10万円分の仕事が半分に減ったようにみえても、その5万円分については、多少翻訳量を高めにしても、できる翻訳者に依頼しないと消化できないことになる。

 前世紀末、バブルがはじけたとき、この現象が起こった。

 多少株価の反発は起きているが、今回もこれに近い現象が起きることはまずまちがいない。







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最終更新日  2008年10月15日 22時37分57秒 コメントを書く
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