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卒業旅行当時、僕は就職は決まっていなかった。
自分が何をしたいのか真剣に考えずに、
その答えが出せないのに、仕事を選ぶことができなかった。
実家に帰り、コンビニでバイトすることだけ決まっていた。
自分がこだわり、選んだ道だが、
どうしても自分が情けなく思え、自分を責めてしまう。
あの頃の僕は、そんな自分から抜け出そうともがいていた。
すると、お父さん、にっこり笑いながら、話してくれた。
「 つばさくん、僕は、デタラメな先生です。
決してお手本にされるような先生じゃありません。
でもね、子どもにとっては、必要なんですよ。
学校には、いろんな先生がいるべきです。
もし、学校に、いかにもって感じの先生ばかりだったら、
子どもは社会というものを学べません。
学校を卒業し、社会へ出ていけば、
世の中、いろんな人がいるんです。
社会へ出るということは、生きていくということです。
だから、学校に、いろんな先生がいるということは、
子どもが、生きていくことを、学ぶことができるということ。
つばさくん、就職する人にも、
いろんな人がいていいんじゃないかな?
就職活動を必死にする人、大学院へ進学する人、
海外へ留学する人、
実家に戻り、バイトをしながら自分を見つめる人。
つばさくん、それでいいんだよ。」
この話を聞いた5人のうち、
ケンちゃん、僕、FRの3人が、教育の現場を自分の仕事に選んだ。
僕らにとって、彼は、友人のお父さんであり、
間違いなく「先生」だった。
先生!あなたの「教え」は僕らの中で生きています。
これからの僕らの「先生ぶり」を、しっかりと見ていてくださいね