鬼子母神の話

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2004年01月13日

親と子しりーずです。

鬼子母神ってご存知ですか？
結構よく祭られているのですが、子供を守る神様といわれています。

この神様、手にザクロを持っています。
どうも、”あれ”の味がどーしても忘れられず、時々かじっているらしいのです。
”あれ”って何かって？　・・・・人肉です。

鬼子母神はなんと500人の子供の母親でした。そして、とても子供たちを可愛がり、特に末っ子は溺愛していたそうです。しかし、その一方で鬼子母神は人間の子供を捉えては食っていたのです。

人間の母親たちはたいへん悲しみ、鬼子母神を恐れました。それを聞いたお釈迦様。鬼子母神の末の子供を神通力で隠してしまいました。

末っ子がいなくなったことに気づいた鬼子母神は半狂乱になり、末っ子をさがしまくり、最後にお釈迦様のところにお願いに来たそうです。

「お前は500人も子供がいるではないか。一人くらいいなくなってもどーってことないだろう。」といいました。
鬼子母神が納得するわけがありません。500人のうちの一人であってもかけがえのないわが子であることを訴えます。

そこで、お釈迦様が諭しました。
「お前は子供が500人も子供がいるのに1人見つからないだけで大騒ぎだ。数少ないわが子をお前に食べられた親の気持ちがわかるかな？」

鬼子母神はお釈迦様に子供を返してもらい、それ以降子供の守り神になったとのことです。

わが子も大事ですが、
他人の子供にも同じ愛情を注ぎたいものです。
(とはいえ、なかなかねー。もっとも、最近はわが子にも愛情を注げない話がありますが…）

さて、ザクロの話ですが、鬼子母神の像はザクロを手に持っています。昔読んだ本には、ザクロの味は人肉の味に似ており、鬼子母神はどうしても昔の癖で我慢できなくなったときにザクロで気を紛らわしているのだという話が載っていました。
(人肉ってそんな味がするのかなー。私は食ったことないからわかりません。でも、血の色を連想させますね。)

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