で、じゃあ最後のシーンの意味は?というと、回る独楽はコブの話ではなく、この映画を見ている私たちに突きつけられているものではないかと。 その根拠は、エンドクレジットが始まっても最後まで席を立たないでいると、ずっとオーケストラの重厚な音楽だったBGMが最後に一瞬変わります。"Non, Je Ne Regrette Rien"というシャンソンですが、これが映画の中では夢から目覚める合図として使われていた曲なんですよ。つまり、映画の観客に対して「目を覚まして現実に戻れ」と言っているのではないかなと。 ね、ちょっとナルホドと思うでしょ?