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MJ誌2月号に300Bプッシュプルアンプの記事を書かれた今村氏から、またメールをいただいた。この記事では前にも発表されたことのあるカスコードPP回路を採用しているのが特徴である。この回路は他で見たことがないので、たぶん今村氏のオリジナルだと思う。 この回路はSRPPとほぼ同じ原理であり、下側の出力管の出力を分割して上側の出力管に入れる。従ってPPと言っても、完全にバランスさせるのは難しい。SRPPが負荷に直結出力としてカソード抵抗分を分割するのに対して、カスコードPPでは、出力トランスを使ってその信号を分割するため回路もシンプルで調整範囲が広いという利点がある。 300Bアンプでは、シングルアンプの音色を生かしたパラシングルアンプが良く用いられるが、歪み打ち消しが可能で自由度の高いこのカスコードPPは、調整次第ではなかなか良いアンプになるのではないかと思う。欠点としては2階建て構造のため、高いB電圧が必要なことであろう。
2010.01.22
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あけましておめでとうございます。このサイトも5回目の正月を迎えることになりました。昨年はあまり書き込みができなかったので、今年は真空管と限らず、もう少し範囲を広げて書いていきたいと思っています。ところで、いま私が一番興味を持っているのは、真空管と関係ないのですが、ネットワークプレーヤーです。例えばこんな感じの製品です(LINN MAJIK-DSI)。ネットワーク経由で、高音質のディジタルソースを再生するもので、なかなか良い音がするらしいです。リンは何と昨年一杯でCDプレーヤーの製造は中止して、ネットワークプレーヤーに集中するとのこと。それにしても、もうちょっと安い製品が出ないものでしょうか…。それはそれとして、今年もよろしくお願いします。
2010.01.03
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