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みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***庶務課女子社員ちゃん。<ところが>って、どうしたんですかぁ?さっそく、続きを読んでみましょう。<たまたま、営業四課の課長が来たんです>営業四課の課長と言えば、どうして課長になれたのかよくわかんないお方。「考えナシの発言」「無鉄砲」「ケンカっ早い」等々の評判なのですが、ハッキリ言って、おバカさんです。それなのに、急に2階級も飛び越して課長になったのです。しかも、営業部の営業課はそれまで、三課まであってそれぞれ得意先の担当が分かれていて、なにも四課を作る必要はなかったのに・・・なぜ?という世間の皆さまのご意見。会長へのゴマスリの成果だというウワサも聞こえてきます。その営業四課の課長が庶務課へ来たんですね。それで、どうなさったのでしょう?<地味パトさんが急に営業四課の課長へ><くねくねしながら歩み寄ってんです>ひえっ!地味パトさん、なぜ営業四課長に、くねくね?なんで???<四課長ぅ~お給料って、どうやって上がるんですかぁ?><って、すり寄って行ったんですよ>おお!さすが地味パトさん。どこをどう押せば効率的かというポイントを押さえるの上手すぎます。それをお仕事に生かしていただくと、すっごくいいのですが。<そりゃ、会長っしょー><うちの会社、そういうの、会長が決めるんスよ><会長にゴマスリ、これで決まりっしょ>これだっ!みやび、すべてのナゾが解けました。ここで、点と線とが繋がった瞬間です。地味パトさん、給与と賞与UPのため、会長に急接近したのは、もはや火を見るより明らか。方や、「金目当て」方や、「純愛」嗚呼、哀しき老いらくの恋。“くねくね&うふふ攻撃”も、“匂い大作戦”も、“ツンデレの法則”も、どれもこれも、すべて「金目当て」手段を択ばない地味パトさん。ご自分の欲望にまっしぐら。思い起こせば、世間を賑わせている悪女の皆さま方は、あんなに男子の皆さまを手玉にとって事件を起こしているのに、全然おキレイではない。が、しかし女子力は突出。地味パトさんと、カブリます。となると、会長もキケンっ!だけど、一介の女子社員である、みやび。女子社員の皆さまの中では「お局さま」だけど、会社では単なるヒラ社員のみやび。何もできない無力さを感じます。そんな、悶々とした日々を送っておりましたところ、ついに、地味パトさんの女子力の成果が出るあろう日がやってまいりました!そうです!来週の金曜日は、弊社、夏季賞与の支給日。さ、地味パトさんの今までのアヤシイ努力の成果はいかに?みやび、自分の賞与より、地味パトさんの賞与のほうが、興味津々。ね、皆さまも、そうですよね?つづく。***「夕凪のとき」たった 一度だけ動かない 時間が あったそれは真夏の夕方 そのとき のような夕凪のとき だった
2019.08.30
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***さてさて、庶務課女子社員ちゃんのラインは、ますます核心にせまってきております。<冬の賞与はもっともらえると思っていたのに><なんで、夏と同額なんですかっ><と、課長に食ってかかってました>んまっ!以前から、ズーズーしいと思っていたけど、こんなツワモノだったとは!弊社のような中小企業は、賞与とは、会社の経営状態によって左右されることが多々。正社員の私達だって、今まで、ビックリするような(少なくて)金額だったこともあるのです。何を根拠に、勝手に、夏季賞与より多く貰えると思い込んだのでしょう?ちょっと聞いてみたいです。さらに庶務課女子社員ちゃんのラインは続きます。庶務課女子社員ちゃんも、かなりキレかかってるご様子です。<私の評価は誰がしてくれるんですかっ!><こんなに仕事してるのにっ!><なんて、言ってました>え、地味パトさん。アナタの評価をしていいんですかね?マジ、評価したら、とんでもないことになっちゃいますけど?「自分のこと、わかっていない人って最強ですよね。」チバちゃん、かなり呆れていらっしゃいます。ほんとに、そう。みやびとチバちゃんの脱力感、ハンパないです。さらに、地味パトさんの課長への攻撃は終りません。<だったら、どうしたら、私の時給と賞与が上がるんですか!><誰に言ったらいいんですかっ!>お仕事を、ちゃんと間違えずにやっていただければいいって思うんですけど?いろいろな部署をタライ回しされ、「あのオバサンいらない」と言われ、ようやくのショムニなのに?それにしても、すごいです。あんなにお仕事できないのに、給与賞与を上げろだなんて、堂々と恥じらいもなく真正面から、言うことができる。これはこれで、ひとつの特技かもしれません。<課長は地味パトさんの勢いに押されそうでした。>庶務課長さん、何も罪はないのに、地味パトさんに攻め寄られてかわいそうです。地味パトさんのズーズーしさに勝てるのでしょうか?<が、しかし>庶務課女子社員ちゃん、「が、しかし」って、どうなったんですか?庶務課長さんは地味パトさんの勢いに押されて、口を割っちゃいましたかっ?<課長は口が堅いですし><ご存知の通り、口ベタです><ハッキリ言わない課長に業を煮やして><地味パトさん撤退です>おお!庶務課長さん。さすがです。みやびとチバちゃんの評価は、ますますうなぎのぼり。<ところが>いやん、庶務課女子社員ちゃん。続きがあるんですね?早く、早く、その続きを教えてくださいな。つづく。***「過去形」“大好きだった”いつから過去形になって しまったのだろう
2019.08.28
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***庶務課の課長と地味パトさん。何をどうモメていたんでしょう?<自分の時給が安い、と><ママ友とこの間時給を比べっこしたら><同じような仕事をしてて><ママ友さんのほうが高かったらしい><そして><今の時給の1.5倍くらい欲しい、と>え、やだ。だって、地味パトさん、お仕事できないので、各部署をタライ回しされて、ようやく庶務課の「ショムニ」のお仕事で、なんとか在籍させてもらってるのに。そうゆうのって、ご自分でわかっていらっしゃってないのかしら?実は、地味パトさん。庶務課に行きつくまでに、数々のお仕事での失態が・・・失態その1 伝票を入力をしていた時期に、10ロット入力しなくてはならないところ、8ロットで「終わりました~」と言って残りを入力を忘れてしまったため、その後、いろいろ合わなくて、しかも原因がわからず(まさか、地味パトさんが入力してないものがあるだなんて想像もせず)大変だった。しかし、地味パトさんは自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。失態その2 50枚ずつの束にしてください、とお願いしたのに、54枚の束だったり、49枚の束だったりで、「数えなおす、確認する」という作業を怠ったので、後々、大変だった。もちろん、地味パトさんは自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。失態その3 必要な書類をオフコンから出力する仕事をしていたときに、プログラムの関係上、1回しか出力されない書類があるのに、それをヘンなところにしまいこんでしまい、「必要な書類が、ない!ない!ない!」と大騒ぎになって、その後、大変だった。もちろん、地味パトさんは自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。失態その4 社員から預かった書類を、チバちゃんに提出して、その後、外部に出さなくてはいけない書類があったのだが、いつまでも地味パトさんが自分で持っていて、社員は出したっていうし、チバちゃんはもらっていないっていうし、その後、大変だった。もちろん地味パトさんは自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。失態その5 アルバイトさんの給与計算の補助をしていたときに、リストを見事に1行ずつズラしてしまい、20人以上のアルバイトさんたちに、違う金額の給与を支払ってしまって、足りない人、多く払い過ぎてしまった人、などなどあり、その後の処理が大変だった。こんな大変な失態をしておきながら、もちろん自分は関係アリマセンと、涼しい顔をしていた。と、とにかく、お仕事が雑で、再度確認するってことが、どうやらできていないようで、でも、自分では、「お仕事できます!」って妙な自信がおありのようで、手が付けられないオバサンです。それに、こんなにいっぱいの悪行をしていて、 それなのに 一度も謝らない ズーズーしさとういう有様なのです。地味パトさんに「これ、ちょっと違うんですけど・・・」と言うと、「あ、」の一言だけでの、“必殺ズーズーしさ”の技で終わらせてしまうのです。庶務課女子社員ちゃんのラインは続きます。<しかも、賞与のことも言ってました>な、なんと!賞与にもケチつけてたんですかっ!だって、地味パトさんはパートでの採用で、雇用契約書には、「賞与なし」で採用されているんですけど、上司の方が、「社員はもらっていて、パートさんがないのはかわいそう」という温情で賞与ももらっているのです。しかも、「寸志」とか「金一封」とかいう金額ではなさそうなのです。それなのに、賞与に対して、何の問題があるのでしょう?庶務課女子社員ちゃんからのラインの続きを読んでみると、地味パトさん、ズーズーしさ満載の様子だったのでした。つづく。***「無風空間」できるだけ巻き込まれないように望む はわたしの まわりは無風空間 で
2019.08.26
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***庶務課女子社員ちゃんのラインの続きを読んでみましょう。<この間の朝のことです><地味パトさんにわざわざ><おはよう、を><言いにやってきました><早朝会議のあった日です>ふむふむ。時には会長も真面目なお仕事があって、地味パトさんと同伴出社ができなかったのでしょう。すると、そんな日は、朝イチ、庶務課参りなんですね。ご苦労なことですこと。庶務課女子社員ちゃんのラインはまだ続きます。<その日は、おはよう、だけじゃなく><毎日暑いネ><と、耳元で囁いてました><キモイです>耳元で囁く、ですと?気持ちワルイです。このラインを同時に見ていたチバちゃんは卒倒しそうな様相です。<夕方5時のチャイムと同時に来るときもあります><そのまま、一緒に帰っていくような日あります>えええっ!同伴帰宅の日は庶務課までお迎えするんですねっ!<そうじゃない日は、恒例の“お疲れ様”の><囁きです>もお、会長、節操と言うものを持ちましょう。すると、同時にこのグループラインを見ていた仲良し女子社員の皆さまから、次々とラインが入りました。<うちの部にも、最近、会長がよくきます><営業部にも来ます。地味パトさん出勤日ばかりです><でも、チラっと回ってすぐ帰ります>ふむふむ、なるほど。会長は、心のおもむくまま、地味パトさん見たさに、社内をウロウロなさっているご様子。あのぉ。地味パトさんって、全然っおキレイではないのに、そんなんでも見たいですかっっっ?恋ってスゴイわぁ。会長はほんとは庶務課だけ行きたいんだけど、みんなに怪しまれるのを懸念して、行きたくもない他の部署もまわっているらしいです。策を練っているようで、皆さんにバレバレですよ。これではまるで、最近、世を騒がせている徘徊老人のご様子。みっとみないったら、ありゃしません。会長が、地味パトさんに“恋をしている”のは明白。そして、地味パトさんが会長を“意図的に落とした”のも、数々の状況証拠から見ても、そう考えるのが妥当。だが、しかし、それは何故?地味パトさんの、本来の狙いは何?みやびは謎が深まるばかりでございます。と、そこへ、庶務課女子社員ちゃんから、またまたラインの続きが送信されてきました。<みやびさん、他にもあるんです>ほほぉ、さらなる新情報をお持ちのようです。<半年くらい前、うちの課長と地味パトさん><ちょっとモメたんです>どんなことでモメたのでしょう。<それが、ですね・・・>おおおっ!今まで、地味パトさんには驚きの連続でしたが、ますますの驚きになるような予感です。つづく。***「共に歩こう」共に歩こうよきみと、と。きみの歩む道とぼくの歩む道がひとつの道でありますように、と。願った あの日
2019.08.23
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***実は、地味パトさん。「お仕事できますぅ~」オーラをバシバシ出しながら、ちょっとしたところでミスが多く、どの部署でも「うちの部ではイリマセン」とか「使い物になんないんだよね」などどの理由から、「このオバサンいらない」言われ、タライ回しをされ、ようやくたどり着いた先が庶務課です。なぜ庶務課い落ち着いたかというと・・・理由その1、所属の女子社員ちゃんがまだ若く「このオバサンいらない」と言えなかった。理由その2、庶務課の課長がめちゃめちゃ人が良く「このオバサンいらない」と言えなかった。理由その3、庶務課には「ショムニ」という必殺技が使えた。というわけで、庶務課に地味パトさんを押し付けられたのでした。庶務課の女子社員ちゃんは、社員の方々のさまざまな手続きとか、いろいろと忙しく真面目なお仕事なのですが、地味パトさんといえば・・・「お客様にお茶を出してください」「麦茶を作っておいてください」「コピー用紙を倉庫から出してきてください」「トイレットペーパーの補充をお願いします」「郵便物をポストに出してきてください」たまにどうしようもなく忙しいときに、「郵便局で切手を買ってきてください」「コンビニで支払いしてきてください」ってのもありますが、信頼ないので、あまりお金を持ち歩いて欲しくないところが実態です。そして、ショムニのお仕事と言えばコレ!「トイレの電球が切れたので替えてくれます?」というような、完璧、ショムニのお仕事なのですが、「私は会社のカナメの庶務課所属」といって、地元のママ友さんなどに言いふらして、大きな顔をしているらしいのです。とんでもない勘違いを堂々としているところなんぞ、さすがズーズーしさ横綱級です。さらに聞いたところによると、地味パトさんは地元のママ友さんの間のボスママらしいのです。そんな地味パトさんと一番距離の近いところにいる庶務課の女子社員ちゃん。今までにないディープなネタを握っているような予感がします。さっそくラインを読んでみましょう。<みやびさん、私は困っています>はて?今までの女子社員の皆さまからのタレコミは<見てしまったのです>から始まるものばかり。それなにに、庶務課女子社員ちゃんは、お困りとのこと?何にお困りなのでしょう?<最近やたら会長がうちに課に来るんです><たいした用事じゃないんですけど><ボールペンくれ、とか><地味パトさんの出勤日だけなんですけど><何度も来ます>会長と地味パトさんの庶務課とはフロアが別々。会長室はみやびの経理課を同フロア。そう言えば、最近、やたら会長室から出歩く後ろ姿を見ていたのですが、ほとんど気にしていなかったことは確か。なるほど、行き先は地味パトさんのところでしたか。さらに庶務課の女子社員ちゃんの愚痴は続きます。<最近、会長が、キモイんです>なになに?会長は庶務課で何、キモイ動きをしてるんですか?読み進めてみると、みやびとチバちゃんは呆れるを通り越して吐きそうです。げっそり。つづく。***「耳を澄まして。」耳を 澄ましてこゝろを 鎮めてそしてようやく 聞こえるくらいのちいさき 声できみだけにようやく 聞こえるくらいの溶けそうな 声で。
2019.08.19
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。にほんブログ村***地味パトさん情報を求めて、みやびお局グループラインで一斉ラインをしたみやび。さてさて、女子社員の皆さま、何かナイスな情報をお持ちかしら?お、さっそく返信がありました。企画部の仲良し女子社員ちゃんです。<みやびさん、私も言おう言おうと思っていたとこなんです><私も知ってました。地味パトさんと会長のこと><朝だけじゃなく、帰りも同伴帰宅なんです>えええっ!朝だけじゃなく、帰りも一緒、ですと?<それがまた頻繁なんです><地味パトさんの出勤日の2回に1回は><同伴です><でも、乗換駅までで、それからは別々です>企画部仲良し女子社員ちゃんとは、乗換駅までは一緒の帰宅ルート。乗換駅からは、3つの方向へ路線が分かれます。地味パトさん、会長、企画部女子社員ちゃんは、そこからは別々らしいのです。<電車を待つホームでもベンチに仲良く座り><電車の中でも仲良く座り><会長、手相見るフリして><手、握ってました>ひえっ!電車の中で、手相見るフリして、手、握っていた、ですと?なんて古い昭和の手口。で、地味パトさんのご様子はいかがなものなのでしょう?くねくねしてたり、ひょっとしたら、「うふふっ」、とか言っていたかも知れません。企画部女子社員ちゃんに、ちょっと聞いてみましょう。<地味パトさんの様子はいかが?><うふふっとか言ってました?>すぐに返信がありました。<みやびさん、大当たりです><くねくねしながら、うふふって言ってました><手、握られながら、うふふの連続でした>「キモイ、ただ一言です」チバちゃん、お気持ちお察しします。さらに企画部女子社員ちゃんからのラインは続きます。<乗換駅に着くと><会長は地味パトさんの後ろ姿、名残惜しそうにお見送り><でも、地味パトさんは振り返りもせず><さっさと自分の乗換方面へ向かうのです>お、これは!電車の中での、手を握られてるのに嫌がらず、くねくねしたり、うふふっと言ったりするのに、乗換駅に着いたのなら、さっさと自分の乗換方面に去ってしまうとは。しかも、振り返りもせずに。それって、“ツンデレの法則”を巧みに使いこなしているという証しでは。電車の中では“デレ”で、電車を降りた後は“ツン”で。地味パトさん、ますますタダモノではない雰囲気を醸し出していらっしゃいます。“くねくね&うふふ攻撃” “匂い大作戦” “ツンデレの法則”この3つの「高難度男子攻略アイテム」を見事に習得して、しかも巧みに使いこなしているご様子。凄過ぎる。みやび絶句、でございます。この高難度男子攻略アイテム。課金すれば手に入るというアイテムはございません。ガチャを何度か回せば、手に入るというアイテムでもございません。だけど、ラスボス(ハイスペック男子)を攻略するには必須アイテム!ああ、みやびも、欲しい・・・「いーえ!みやびさん、そんなもん手に入れたって、ロクでもないに決まってますっ!」そうよね、チバちゃん、もし手に入れたって、使いこなせないし。しくしく。そんな絶望と諦めと、さらに放心状態のみやびとチバちゃんの前に、新たなるラインが入ったのでした。そのラインは、庶務課女子社員ちゃんからです。この庶務課女子社員ちゃんからの情報というところがポイントです。何故かというと、地味パトさんの現在の所属は庶務課。一番間近にいる庶務課女子社員ちゃんです。きっと、今まで以上のさらなる情報に違いありません。見たいような、見たくないような、でも見たいし。これって、怖いもの見たさの気分の、みやびとチバちゃんでございます。つづく。***「八月十五日」その日が八月十五日なのか知らずして三月の 某日あと 五か月だったのに
2019.08.16
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***営業部後輩ちゃんは、今朝、何を見てしまったのでしょうか?早くぅ~そのお話の続きを!「見てしまったんです」「地味パトさんが、会長と一緒に話ながら、小首を傾げて、肩をちょっとあげて、くねくねしながら、歩いているのを!」えええっ!小首傾げて、くねくねしながら、歩いていた、ですと?「ひぇっ!やめてください。想像するだけでキモイです。吐き気がしそう!」チバちゃん、落ち着いて。「さらに、ちょっと物陰に隠れて、ふたりが正面玄関を通過するときに後ろにいたんですけど、地味パトさん・・・」なになに?さらに地味パトさんが、どうしたんですか?「地味パトさん、“うふふっ”って意味深な笑いをしているのを聞いてしまったんです!」「もちろん、会長のでれでれぶりは、後ろ姿からも手に取るようにわかるんですよ」おおお!これぞ「くねくね&うふふ攻撃」だ。これは、高難度の男子向け必殺技。たかが“くねくね”と、“うふふ”ですが、使い方にテクが必要で、もちろんみやびやチバちゃんは使いこなすことができません。いや、使いこなすどころか、使い方すらわかんない状態。「みやびさん、それだけじゃないんです」なになに?営業部後輩ちゃん、まだ続きがあるの?「地味パトさんが通った後って、なにやらアヤシイ残り香がするんです。お香の匂いっていうか、ヘンな柔軟剤の匂いっていうか、どこかの安っぽいフレグランスの匂いっていうか・・・」で、その匂いって、いい匂いなの?「いやいや、いい匂いどころか、ちょっとクサイ系で、女子的には嫌な感じです。でも男子的にはどうかわかんないですけど、ね」ふむふむ。なるほど。地味パトさんは、匂いまで男子寄りの匂いを熟知していらっしゃるご様子。「くねくね&うふふ攻撃」だけではなく、さらなるアイテム「匂い大作戦」も絶妙に操作できるとは!やるじゃん。地味パトさん。が、ここで、みやびは若干の疑問点が。地味パトさんは、何故会長に急接近してきたのか?地味パトさんは、まだ入社してさほど期間がたっていないので、会長が実質の実権者だとはご存知ないハズ。何か魂胆があるのなら、社長や重役に向けてなら、納得がいくのですが。さらに、「くねくね&うふふ攻撃」や「匂い大作戦」だけで、後期高齢者の会長を一目惚れをさせることができるのか?男子の皆さまには、美しさは不必要なんでしょうか???みやび、謎だらけでございます。だが、しかし、このまま放置してしまえば、会長は「老いらくの恋」へまっしくら。何やらアヤシイ魂胆があるハズの地味パトさんの毒牙にかかり、深入りして立ち直れず、後期高齢者の道を転がり落ちてしまわれては、それは長年お世話になっている女子社員としては、心が痛むというもの。地味パトさんは、タタけばホコリが出てきそうな予感がします。よし!「みやびお局グループライン」で、仲良し女子社員の皆さまへ調査の依頼をいたしましょう。<緊急><大至急、調査願います><地味パトさんと会長が急接近><目撃情報等々、詳細、要報告>一斉送信。あとは、みやびの仲良し女子社員の皆さま方からのご連絡を待つばかりでございます。女子社員の皆さま、いいお仕事してくださいませね。お返事お待ちしておりますわ。と、さっそく、一報がっ!企画部女子社員ちゃんからです。早いわぁ。おおおっ?えええっ?ひえっ!さらなる驚きが、みやびを襲うのでございました。つづく。***つづきは、お盆休み明けの来週金曜日を予定してます。後半の衝撃もお楽しみにしてくださいませ♪***「名。」たとえ 大きな川だと してもたとえ その流れが 主流だと してもそれがわたしの中の“ほんとう” では ないのならばわたしは その名に 恥じぬよう「市川」の 名に恥じぬよう。
2019.08.09
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***準備万端で営業部後輩ちゃんがやってくるのを待っている、みやびとチバちゃん。と、そこに営業部後輩ちゃんがやってきました。待ってたのよぉ。「みやびさん、BBQ大会の打ち合わせって、絶対に口実ですよね?」でへへ、バレてましたね。やっぱり。もぉ。営業部後輩ちゃん、もったいぶらないで、何を見たのか、真実を教えてちょうだい!「それがですね。私が見たっていうのは、地味パトさんが、会長と仲良く同伴出社する姿なんですよ。ここ数週間、かなりの頻度で。地味パトさんって、週3勤務ですよね。ってことは、ほぼほぼ、です。」えええっ!会長と、ですと?会長と言えば、つい先日、後期高齢者のお仲間入りしたっていう会長ですよね?ハッキリ言って、“おじいちゃん”の域に突入していると言っても過言ではございません。会長は、仕事らしい仕事はやっておらず、隠居状態なのですが、弊社の大株主であり、会社の実権をぎゅっと握っている、実質的な権力者と言ってもいいでしょう。社長も副社長も専務も、みんな会長に対してはイエスマン。ゴマスリが出世するという、よくありがちな典型的な中小企業である弊社です。会長のご年齢から察するに、会長はいわゆる「失楽園」世代。某有名新聞の朝刊に連載された、渡辺淳一センセイの「失楽園」を読むのが朝イチのお楽しみだったハズ。が、しかし、一般社会には、もちろん「凜子」はいないし、アナタは古谷一行ではございません。自分自身の身の上に「失楽園」は起こるはずもなく。だけどだけど・・・いつかいつか・・・などと、妄想はなさっていらっしゃていたのかも知れません。そんな「妄想失楽園」世代の会長。だけど、弊社の実力者である会長。その会長を手玉に取るとは、地味だけど、おキレイではないけれど、女子力ありそうな地味パトさん。さすが、です。ま、でも、私、マネしたいって思わないけど。「みやびさん、私も同くじです」あ、こんなこと言ってるから、みやびもチバちゃんも、婚活戦線、全戦全敗なのかもっ!その後、営業部後輩ちゃんのお話を伺ってみると、こんなふうなお話だったのです。営業部後輩ちゃんは、毎朝、在庫チェックのために倉庫に行くお仕事があるのですが、倉庫に行くためには正面玄関を横切る必要があり、その時に、あれ?って気づくようになったそうなのです。「あら?駅から会社に向かってくるあのふたり・・・」「あのふたり、どこかで見たような・・・」から始まり・・・「え、あのふたりの正体はっ」と、気づいてしまい・・・「そして、見るたびに、ふたりの距離が縮まっているような・・・」でちょっと気味悪くなり・・・「そして、みやびさんラインしようかって思ったキッカケは・・・」「そのキッカケは、見てしまったのですよ。今日!」なにっ!営業部後輩ちゃん、まだ引っ張るのぉ!もうそろそろ、会議が終わって、上司の皆さま方がお戻りになってしまうのよぉ。その先を、早く教えてちょうだいっ(絶叫!)つづく。***「以心伝心」唯一の 絆たとえ ここに きみはいなくとも。
2019.08.07
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***なかなか地味パトさんの謎が解けないところでございますが、前回の “女子力検定” の回答からお話しますね。設問1は、あなたが隙があるかどうかのチェック。設問2は、あなたのツンデレ度の “ツン” のほうのチェックです。設問3は、あなたのツンデレ度の “デレ” のほうのチェックです。どうやら、世の中の男子は、隙があり、なおかつ、ツンデレの女子が婚活市場で大活躍しているとのご様子。ということは、女子力高めということらしいです。設問1では、怪しげなキャッチセールスのお兄ちゃんは、ソノ道のプロですから、しっかり者の女子ではなく、ひっかけやすい隙のある女子を、見抜く能力は抜群。「頻繁に声をかけられ、時々、ひっかかっちゃって、何やら買わされたことがあります」と答えたアナタ。正解。女子力高めです。もちろん「モテ」です。「一度もキャッチセールなんてひっかかったことありません。もし万が一声をかけられても、絶対に何か買わされるだなんてことはあり得ません」と、答えたアナタ。残念。「非モテ」です。設問2では、気が弱そうだったり高齢者の方は、勇気を出して道をたずねているのですから、そっけないお返事やスルーされることが一番キツイところです。そこで、その時の気分で、ツンツンしなさそうな人を無意識で選んでいます。「え、道ですか?聞かれてことって、まずありませんねぇ」と答えたアナタ。正解。女子力高めです。もちろん「モテ」です。「はい!よく聞かれます。時々、一緒に目的地まで行くこともあります」と答えたアナタ。残念。「非モテ」です。設問3では、“うふふ”と、デレデレな雰囲気を出せるかどうかのチェックです。「ついつい女子の輪の中でも、“うふふ”と笑ってしまい、女子の中で浮いてしまうのを感じてしまうことがあります」と答えたアナタ。正解。女子力高めです。もちろん「モテ」です。「“うふふ”って笑うだなんて、それは私の人生の中であり得ないことです。」と答えたアナタ。残念。「非モテ」です。もちろん、みやびもチバちゃんも、完敗の女子力検定の結果です。「でも、地味パトさん、“うふふ”ってよく笑って、おっとり感を強調してるけど、それって、演技なんじゃないかしら?だって、この間、イライラしてたみたいで、倉庫でコピー用紙に当たり散らしてたのを、目撃しちゃったんですよ。ほらほら、よくいるじゃないですか?女子の前と、男子の前とで態度がものすご~く違う女って。地味パトさんって、まさしくそのタイプだって思います。」みやびもそう思います。ああいう女に男子はダマされちゃうのよね。そう考えると、地味パトさんが、男子社員と同伴出社という話も納得がいくというもの。でも、ほんとうにそう?男子はやっぱり美人が好きなんじゃないの?そのところの真相を究明するには、やはり営業部後輩ちゃんからじっくりとお話を聞く必要アリ。ちょうどいいことに、本日の午前中はみやびの部の上司は会議で、チバちゃんと二人っきり。真夏のBBQ大会の打ち合わせと称して、営業部後輩ちゃんを呼び出してしまいましょう。「もしもし、営業部長さんですか?経理部のみやびです。 さっそくですが、この夏のBBQ大会の打ち合わせをしたいので、今から1時間ほど、営業部後輩ちゃんをおかりしたいのですが。」よし!これで準備は万端。後は、営業部後輩ちゃんがくるのを待つばかり。一刻でも早く、地味パトさんの謎が知りたいっ!つづく。***「揺れる」揺れる揺れ 動く風も 吹いていないのにいや風が 吹けば風が 吹けば
2019.08.05
みやびの世界にようこそ。 こちらのお話は もちろん もちろんのフィクションです。みやびの 想像の世界のお話ですよ。事実ではございません。キッパリ!あら?どこかで見聞きしたようなお話? なんて思われても それは きっとね 気のせい。うふ。時々 不適切な表現があっても そこはやさしくお許しをあ、ちなみに 後半の詩は 一応 みやび 詩人ですし詩 書いちゃってるんですけど 物語のちょっとだけの伏線ですの。では みやびの世界を くすっと 笑ってくださいな。***先ほどの営業部後輩ちゃんからのラインを、チバちゃんに見せたみやび。ねぇねぇ。ビックリでしょう?「ひえっ!地味パトさんって、あの地味パトさんですよね?アラ還の、見るからに地味で、おばあちゃん顔の、我が国の某有名国会議員とお顔のたるみ加減が瓜二つの。」そうそう、あの地味パトさんなんですよ。その地味パトさんが、男性と同伴出社とは、どうしても想像できなんですけどねぇ。しかも、頻繁にって。「でも、見た目地味な人って、中味が派手とか、性格キツイとか、ってな話、よく聞きます。」う~ん、なるほど、その説、一理あるかも。そう言えば、みやび時々、スーパー銭湯とか行くんですけど、女子更衣室で、派手なおしゃれな下着を着ている人だわぁって、振り返って見ると、雰囲気もお顔立ちも、とっても地味な方の確率大。そのアンバランスさにビックリしたことってあるわぁ。あ、お顔が地味だから、派手な下着でバランスとってるのかも?「そうそう、派手な下着で思い出したんですけど、某有名国産下着メーカーの某シリーズのランジェリーは、機能性とはまた別の付加価値が付いた、着心地は問いませんっ!ってな下着もあるそうですよ」ふむふむ、さっそく某有名国産下着メーカーの某シリーズをネット検索してみましょう。ひえっ!お値段お高め。しかも、ぱんつ、小っちゃ。一平方センチ当たりの単価計算すると、とてつもないお値段になるような気がするのですが。「でも、みやびさん。この某有名国産メーカーの某シリーズの下着の一枚でも持っていないと、婚活戦線では戦えないような気がするんですよねぇ。」おっしゃるとおり。みやびのぱんつは、某量産衣料品店のもの。婚活戦線では、全戦全敗のみやび・・・と、チバちゃん。ここはひとつ、地味パトさんから、見習わなくてはいけないものがあるのかも知れません。ま、そうは言いつつも、そんな気、サラサラないみやびとチバちゃんではありますが、ね。そうそう、世間の皆さま。以前、みやびの若草物語を覚えていらっしゃいますでしょうか?そこでご紹介いたしました “女子力検定”ここで、再度、ご紹介しちゃいますね。ではでは、さっそく設問開始!設問1「時代は遡り、昭和の時代の渋谷スクランブル交差点に、あなたはいます。 その頃、スクランブル交差点ではキャッチセールスのアヤシイお兄さんがうじゃうじゃ。 あなたはそこで、アヤシイお兄さんのキャッチセールスにひっかかってしまいますか? それとも、無事スルーして、スクランブル交差点を渡りきることができますか?」設問2「地図アプリなどない昭和の時代のお話です。あなたは道を歩いているときに、気の弱そう な、若者男子やご高齢の方々などから道を聞かれたりしますか?」設問3「あなたは笑うとき、ついつい、“うふふっ” と笑ってしまいますか?」さあ!あなたのお答や、いかに!つづく***「涼やか」暑き 日々せめて こゝろ は涼やかでいたい誰かを 羨む ではなく誰かと 比べる でもなくわたしは わたし と涼やかでいたい
2019.08.02
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