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April 21, 2007
XML
カテゴリ: Linux記
VNCのセキュリティがちょっと心配になってきましたので、セキュリティをアップさせる方法について考えてみました。

まず、VNCにログインするときですが、パスワードを入力して、そのパスワードがあっていれば、すぐに接続できます。

ということは、パスワードさえ分かっていれば、だれでも接続できてしまうということですね。

これは、以前にセキュリティが心配で使わなくなったtelnetより、さらに心配です。(^^;)
(telnetはユーザー名とパスワードのセットがあっていないと接続できません。)

telnetのときは、sshというセキュリティの高いものに取りかえることが出来ましたが、今回はそうはいきません。

VNCの代わりになって、セキュリティが高いアプリケーションがないのです。(><)

しかも、VNCがセキュリティに対応してくれるという予定も、どうやらなさそうです。

そこで、またインターネットで調べてみました・・・すると「トンネリングを使えばいい」という記述がありました。



いったい、トンネリングってどうすれば使えるの?・・・といろいろ調べたところ、グーグルに「sshトンネリング」という言葉が!

そうです。トンネリングは、VNCの機能ではなく、sshについている機能だったのです。(^^;)

トンネリングは、セキュリティに対応していないアプリケーションの通信を、sshのを通して安全に使うものだったのです。

でも、VNCをトンネリングするのですから、sshにVNCを登録しなくちゃいけないのかと思ったら、なんと、サーバーのsshの設定は、そのままでOKなのでした。

では、どうやってVNCをsshでトンネリングするかというと、それは、TCP/IPのポート番号というしくみを利用しているのでした。

TCP/IPのポート番号などというと、ものすごくむずかしい話にきこえますが、じつは、じぶんでも知らないうちに、たくさん使っていました。(^^)

まず、インターネットでホームページを開くときに、ふつう「http:」という文字がついていると思いますが、これは「ポート番号が80番です。」という意味です。
(TCP/IPの80番号は、ふつうウェブサーバーに使われます。)

たまに、「https:」や「ftp:」になっている時がありますが、これは、それぞれ、443番と21番ポートをあらわしています。

httpsは暗号化されたウェブ通信で、よく、インターネットショッピングなどで、クレジットカード番号などを入力するページはこれが使われています。
(これが使われていないと、カード情報が盗まれて、コワイことになることがあります。)


(ホームページをアップロードする時に使った方もいらっしゃるかもしれませんね(^^))

なぜ、こんなにポート番号がつけられているかというと、それはひとつのサーバーでいろいろなサービスを使うためです。

楽天さんくらいになれば、1つのサービスに1つのサーバーということも出来ると思いますが、自宅にサーバーを作るとなると、いろいろなサービスを1台のサーバーで提供する必要があります。

そんなとき、アドレスは1つでも、ポート番号が0~65535まで使えるので、たくさんのサービスを使うことが出来ます。

さて、VNCのポート番号は5901なので、これをトンネリングしてみました。(^^)



たとえば、
ssh -L 5901:localhost:5901 linuxserver

とすれば、linuxserverの5901番をクライアントマシンの5901番に割り当ててくれます。

すると、まるで、クライアントマシンでvncserverが起動しているかのような状態になるので、vncviewerからlocalhostを指定すれば、sshが自動的にトンネリングして、サーバーにつないでくれます。

そして、みごとサーバーと接続することが出来ました。(^^)v

そうすると、もう5901番ポートで、直接サーバーと通信する必要はなくなったので、これを使えないようにしてみます。

VNC上でブラウザを起動して、ルーターの設定画面を開きます。

そして、5901番ポートをルーターで遮断するようにします。

これで、外出先からも安全にルーターの設定を変更することも出来るようになりました。(^^)v

(つづく)

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最終更新日  April 21, 2007 07:48:41 AM
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