April 14, 2005
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エエッ! パソコンのブラインドタッチは脳に良くない

「脳を活性化させるには普段の生活習慣を見直す必要があるという。」という箇所は至極当然のことを主張していると思えます。

「人間の脳細胞は約1000億個。この数にはほとんど個人差はなく、頭の良しあしは脳神経細胞をつなぐネットワークの数で決まり、これは刺激を与え続けると、年齢に関係なく生涯増え続けるという。ふだんの生活から注意したい。」
一般知識の範疇の範囲だと思います。頭の良し悪しが脳神経細胞をつなぐネットワーク数に関わっていて、刺激により脳内のネットワークが形成されていくので、刺激ある生活が大事ですよ!と言うことですね。

しかし、それが、なぜに以下のような主張になるのでしょう・・・
「ブラインドタッチができる人は小脳だけで条件反射的に無意識で打つ。そうなると、指先を動かす脳の部位の隣にある大脳のブローカ野(言語中枢)への血流が悪くなってしまうんです。文字は手書きで書いて、指先を刺激するほうが大脳を活性化させます。」

以上は、京都大学名誉教授で大脳生理学者の大島清氏による発言であるだけに、権威ある言葉となって妙に説得力があります。これは、大島名誉教授の著書、「脳を鍛えてお金とツキを呼ぶ金運ノート」かんき出版からの「パソコンでブラインドタッチができる人はダメ。」という主張の一部分を抜粋して、ゲンダイで記事に取り上げた形になっています。

タイピングが出来るようになるまでの過程は、初めのうちは、一つ一つの文字を確認して担当する指を動かすと言った刺激を通して意識的入力をします。それが、習熟するに従いやがて無意識レベルでの入力が可能になってくるわけです。ピアノの練習だって、自転車の練習だって、あるいはどんなスポーツや新たに取り組むことはすべて練習に伴い意識レベルから無意識レベルへの移行があります。無意識レベルでできるということは、更なるレベルアップが期待できるということです。



また、手書きに関しても、文字を覚えるために何度も意識的に書いて無意識に書けるようになるまでに練習してきたと思います。手書きするより両手を使ってするタイピングしている時の方が、ずっと指が動いているという実感があるわけでして、大島名誉教授の「パソコンでブラインドタッチができる人はダメ。」という主張に大いに疑問が残るところです。もっと、しっかりした実験と調査に基づいたデータが必要になってくるのではないでしょうか。そうなるとおもしろい研究テーマができそうですね。

Have a Good Typing!






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Last updated  April 14, 2005 08:37:59 AM コメント(6) | コメントを書く


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