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2012年05月02日
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カテゴリ: 日本の財政問題
一月ほど、日本の財政に関して書いてきました。

特に金融機関の財務リスクは本物なので、インフレと言う怪物が暴れ始めたら、スパイラル的に問題は増幅して、手がつけられなくなるだろう。

私は資産の半分をドルにしてしまいました。
日本に住んでいる以上、完全にリスク回避することは不可能だが、多少の足しにはなるだろう。
現状に於いて、円が買われやすい通貨であることは疑いがないし、それに異議をさしはさむつもりもないが、この状況が今後も長期に続くとはとても思えない

円が売られるかって? 規模は判らんが、そのうち売られるだろうと確信している。
相場の雰囲気なんて、ちょっとした事で簡単に変わってしまう
今まで散々経験してきたことが、為替でまた起こるというだけのことだ。


昔読んだ経済関係の本(もう20年くらい前だ)に、先進国の長期金利に関する記述が載っていたのを思い出す。
先進国の長期金利は、大体3~6%の間に殆どの期間が収まる、と言う内容だった。
過去事例ではそうなのだから、日本の低金利もそれほど長続きはしないだろうと、90年代後半の頃の私は思っていた。
いや~、まさかこんなに長期に低金利が続くとは、以前は想像もしていなかったのだ。
それが今や・・・・・・
金利上昇リスクを説いても、「そんなことないよ」と普通に返される。
金利上昇は起こらないと断言する人までいる
皆、低金利に慣れ過ぎていないだろうか?

危ないな~
住宅ローン、変動金利は危ないよ
今後30年間、これだけの低金利ってことは、マズありえないだろう

また、金利が上昇すれば、生保も厳しいことになるのではなかろうかと思っている。
現在の予定利率1%の貯蓄型商品は、金利が上がれば大量解約されてしまうだろう。そうなれば、長期国債を大量保有している生保は、現金を確保するために国債を売らなければいけなくなる。
仮に売らずにすんだとしても、安心できるものではない
資金流出を補うために、新たな商品開発が必要になるだろうが、貯蓄型商品の予定利率は市中金利より高く設定しないと、顧客は保険を買ってくれない。
仮に長期金利3%になれば、最低でもそれの近似値に予定利率を持ってこなければ、保険は売れないだろう。長期国債は基本、固定金利となるため、当然逆ザヤとなって生保の収益を圧迫する。


特に、かんぽは総資産の7割程度が国債のようなので、これはヤバかろう
ゆうちょと言い、かんぽと言い、公的なとこはなんでこんな財務なんだろうか?
これを「安全」と言い切ってしまう人は、投資のセンスがないと言わざるを得ない

金融機関の財務は、実は良く判らない
私は今まで金融機関への投資は避けていたため、良く知らないのだ。
この問題で、ゆうちょ銀行の財務を見たときは、自己資本比率70%を越えていて
?????
となった。
自己資本8兆円の金融機関が、150兆円超の国債保有していながら、自己資本比率が7割???? ありえないだろ
と思ったら、合ってましたww
自己資本比率の計算方法が

自己資本比率=自己資本/リスクアセット

だったからです。
リスクアセットとは、有価証券、債権、外国為替など相場の変動で資産価値が変動し、元本が保証されていない資産のことを指します。
国債は、リスクウェイト0で、リスクのない資産として計上されるため、その保有残高は自己資本に影響を与えません。
これが国債残高をここまで膨らました元凶とも言える、国際ルールです。

短期債ならともかく、長期債は価格変動リスクのあるリスク性資産です。これチョット問題あると思うぞ

国債は、「売買目的有価証券」「満期保有目的」「その他有価証券」と言ったように、事前に「債券の保有区分を明記する」ことが決まっています。そして、「満期保有目的」の国債は、時価評価しなくて良いことになっています。
ゆうちょの保有国債は、平成20年末で約163兆円、うち、時価評価が必要な「その他有価証券」は、約32兆円だ。(地方債を入れると、もっと大きくなる)
平均残存期間が判らないので、仮に4年半程度と仮定すると、1%の金利上昇で1.2~1.3兆円の減損が発生するだろう。
先日、日記で1%下落で6兆円超の損失が発生、自己資本を直撃すると書いちまったが、間違いですね。1.3兆円でしたww
まぁ、だから問題が解決するわけではありませんが

政府の債務がこのまま膨張し続ければ、そのうち市場参加者が日本国債を信用しなくなるでしょう。そうなれば、手のつけられないインフレになる可能性が高いと考えてます。
リフレ派待望のインフレですが、これは完全にコストプッシュインフレですから、スタグフレーション化して大変な不況になるでしょうね

私としては、ソブリンリスクから円の下落が始まったら、即座に円売りのポジを持ちたいと考えてますが・・・・
これがね~ 心理的に難しい
が、やりたいですね

個人レベルでできる備えなんて、外貨を持つのと、投資行動をあらかじめ考えておくことくらいでしょう。
相場は、最初は疑心暗鬼にゆらゆらと動き、ある一定の値を超えたら一気に崩落します。
リスクが囁かれ始めて、本格的に動くまで半年程度はかかると予想^^

まぁ、私のマクロの予想は、大抵年単位で外れます。
2006年、景気拡大しているにも関わらず、円安が続いているときは
「これはオカシイ」
と、ブログでも書いていました。
その後、相場が反転したのは、なんと2年後ですww
今回も、2年後くらいに相場が反転するかもね^^





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最終更新日  2012年05月02日 15時09分25秒
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