愛犬こなつのバリュー投資日記

愛犬こなつのバリュー投資日記

PR

×

プロフィール

konatsu6483

konatsu6483

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

メモ New! 4畳半2間さん

任天堂(7974)---スイ… New! 征野三朗さん

継続中 New! slowlysheepさん

2026~27主力株概況1… みきまるファンドさん

積み上げてきたもの… MEANINGさん

【6月運用成績】-1… かぶ1000さん

2026年6月の運用結果 snoozer8888さん

www9945の公開プロフ… kitakujinさん
『でら☆マネー』 お… でら(でらマネー)さん
しんの株式投資日記 ソンキンさん

コメント新着

WarCow @ Re[2]:大納会2023(12/30) konatsu6483さんへ ブログはつぶやきでは…
konatsu6483 @ Re[1]:大納会2023(12/30) WarCow2さんへ コメント有難うございます…
WarCow2 @ Re:大納会2023(12/30) わたくしこの5年ほど投資に時間を割いて…
konatsu6483 @ Re[1]:皆様お久しぶりですワン♪損だしクロス(12/24) MEANINGさんへ    富士山噴火とか南海…
MEANING @ Re:皆様お久しぶりですワン♪損だしクロス(12/24) 犬さんお久しぶりです。 天国はどんな感じ…

サイド自由欄

設定されていません。
005.jpg

個犬投資家のこなつです。株価に一喜一憂しないで、企業の本質価値に注目したバリュー投資を目指しています。
長年株式投資やってきましたが、株って難しいですね。
2026.07.26
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
第一章 出会い



インターネットが急速に普及し、私は「バリュー投資」という考え方に出会った。

企業価値よりも安く放置されている会社を見つけ、じっくり保有する。

まるで宝探しのような世界に、私は夢中になった。

楽天ブログでは、多くの個人投資家たちが自分の考えを書き、銘柄を語り合っていた。

私は読むだけでは物足りなくなり、自分でもブログを書き始めた。

最初は真面目な投資ブログになるはずだった。

ところが、書いているうちに笑いを入れたくなった。

気がつけば、お笑い系投資ブログになっていた。

投資の話をしながら、読者を笑わせる。



ありがたいことに、多くの人が読んでくれた。

コメント欄には毎日のように投資家たちが集まり、議論し、笑い合った。

ネットの向こう側には、年齢も職業も違う仲間がいた。

あの頃の楽天ブログは、まるで一つの大きな投資サークルだった。

その仲間たちの中から、やがて伝説になる人たちが現れる。

資産を何倍にも増やし、投資本を出版する人。

テレビや雑誌に取り上げられるカリスマ投資家。

誰もが憧れる存在へと成長していく人たちを、私は画面越しに見送っていた。

一方の私はというと、相変わらず慎重だった。

損をすることが怖かった。

だから徹底した分散投資を続けた。



その結果、大きく負けることはなかった。

しかし、大きく勝つこともなかった。

資産は少しずつ増えていく。

けれど、その成績はインデックスファンドにすら届かない。

我ながら、なんとも地味な成績だった。



焦らず、欲張らず。

ゆっくりでも、お金は増えている。

それで十分だと思っていた。

その考え方を根底から覆したのが、コロナ禍だった。

世界が止まった。

街から人が消え、会社は在宅勤務になり、これまで当たり前だった日常が一瞬で崩れ去った。

「良い会社を買って、長く持っていればいい。」

そんな単純な話ではなくなった。

世の中そのものが変わってしまったのだ。

私は必死になって調べた。

コロナで伸びる会社はどこか。

人々の生活はどう変わるのか。

何が売れ、何が売れなくなるのか。

そして、もう一つの問いを自分に投げかけ続けた。

人は、何を「良い会社」だと思うのか。

企業を分析するだけでは足りない。

市場を動かしているのは、人間だ。

人々が未来に何を期待し、何に夢を見るのか。

私は数字だけでなく、人の心理を考えるようになった。

その頃からだった。

今まで見えなかった景色が、少しずつ見えるようになった。

株価の裏側にある期待。

ニュースの奥に隠れた本質。

市場が向かおうとしている未来。

点だった知識が線になり、線が一本の道になっていく。

ある日、私はふと思った。

「……ああ、分かった。」

もちろん、何でも分かるようになったわけではない。

相場に絶対はない。

負けることもある。

それでも、自分の中で何かが変わった。

殻を一枚破った感覚だった。

投資成績は、それまでとは明らかに違う伸び方を始めた。

私は静かに確信した。

――ようやく、自分は投資家になれたのだ。

そして同時に思った。

株式投資とは、お金を増やす技術ではない。

世界の変化を読み、人間を理解し、自分自身の弱さと向き合い続ける旅なのだと。







第二章 市場は未来を買う




コロナ禍で私が学んだことがある。

株価は現在を映す鏡ではない。

未来を映す望遠鏡なのだ。

感染者数や緊急事態宣言ばかりを見ていても、お金は増えない。

市場が次に何を期待するのか。

そこに答えがある。

最初に目を付けたのは、食品スーパーだった。

どれだけ世の中が混乱しても、人は毎日食事をする。

外食が減れば、その分だけ家庭で料理をする機会は増える。

しかもスーパー各社は、感染対策として新聞折り込みチラシを減らし、店内の照明まで落として営業していた。

「これは利益率が改善する。」

私はそう考え、スーパー関連株を買った。

予想は外れなかった。

次に考えたのは、働き方だった。

リモートワークが当たり前になれば、人は毎日都心へ通う必要がなくなる。

「地方へ移り住む人が増えるのではないか。」

そう考えた私は、住宅ローン「フラット35」を主力事業としていた日本モーゲージサービスに注目した。

住宅需要が高まれば、この会社の追い風になる。

その読みは的中した。

株価は力強く上昇し、私の口座残高も静かに膨らんでいった。

さらに私は、ワクチン接種のニュースを見ていて、あることに気づいた。

「何百万人もの人が接種するなら、会場はどこでやるんだ?」

学校、体育館、公共施設だけでは足りない。

仮設の会場が必要になる。

そこで思い浮かんだのが、ユニットハウスやレンタルスペースを手掛ける三協フロンテアだった。

株を買ってしばらくすると、各地でワクチン接種会場として同社の施設が活用され始めた。

市場もその価値に気づき、株価は大きく上昇した。

私は少しずつ確信を持ち始めていた。

ニュースを追うのではない。

ニュースの一歩先を考えるのだ。

やがて市場の視線は、コロナそのものではなく、「アフターコロナ」へ移っていった。

次に人々は、何をしたいのか。

私は考えた。

答えは簡単だった。

旅行だ。

ずっと我慢してきた人たちは、必ず外へ出る。

その恩恵を最も受ける会社はどこか。

私が選んだのは、共立メンテナンスだった。

ホテル業界は深刻な打撃を受けていた。

「倒産するかもしれない。」

そんな悲観論が市場にはあふれていた。

だが私は、逆に考えた。

最悪の時期さえ乗り切れば、反動は必ず来る。

旅行需要は消えたのではない。

抑え込まれているだけなのだ。

私は株を買った。

そして、人々が旅行へ出始めると同時に、株価は力強く戻り始めた。

市場は未来を織り込み始めたのである。

百貨店にも同じことが言えた。

人が戻れば、買い物をする。

買い物をすれば、高級ブランドの紙袋が必要になる。

そこで私は、高級紙袋の専業メーカーであるザ・パックを買った。

さらに、家賃保証会社のイントラストにも目を向けた。

もともと高い成長力を持っていた会社だが、コロナ禍では営業活動が制限され、本来の実力を発揮できずにいた。

しかし営業が再開されれば、再び成長軌道へ戻るはずだ。

そう考えて投資した。

読みは、またしても当たった。

一銘柄ではない。

二銘柄でもない。

次々と、自分の描いたシナリオ通りに株価が動いていく。

もちろん、すべてが完璧だったわけではない。

相場に絶対はない。

それでも、それまでの私とは明らかに違っていた。

私は企業を見ているつもりだった。

だが本当に見なければならなかったのは、人の行動だった。

人は何を恐れ、何を望み、次にどんな生活を送ろうとしているのか。

その答えが分かれば、その先に利益を得る企業が見えてくる。

そして、その企業を市場が評価する少し前に投資する。

それが投資なのだ。

気づけば、私の運用成績は初めてインデックスを大きく上回っていた。

何年も追いつけなかった相手を、ようやく超えた。

証券口座の数字を見ながら、私は静かに笑った。

「これが、覚醒というやつか。」

派手な感動はなかった。

ただ、長いトンネルを抜けた人だけが味わえる、静かな確信があった。

私はようやく理解した。

株価を動かすのは決算だけではない。

未来への期待だ。

そして投資家とは、未来を想像する仕事なのである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.07.26 13:16:25
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: