旅行の洗濯物がたくさんあったので、数回に分けて洗ったけれど
全部乾いて、気分が良かったです
今回の一人旅は、ちょっと感じ方が変わっていて
私自身の内面に変化があったのかな、と思っています
海辺のホテルへの逗留は、厳密にいえば旅行ではなくて
別宅へ行くような感じに近いように思うのです
特に、新たな発見や感動があるわけではなく
違う街で、その街に合わした日常に身を置くための移動なのだと思うのです
夫がいる時は、毎回その時々で
違った時間の使い方や楽しみ方があったので、
逗留することに意義がありました
だからこそ、大量の思い出もこのホテルには残っていて
その一つ一つを辿っていても、多くの時間が必要なのでした
独りになって、このホテルに始めてきたのは
初盆を終えた時、4か月と少し経った頃でした
ぼんやりとした意識の中で、毎日、夫が帰ってくるような気がしている中で
いつまで経っても『ただいま~』という声を聞くことができない不思議さや
居なくなった事実を理解できない日々の中で、私の思考回路は混線状態でした
四十九日、百ヶ日、初盆を終えた時
現実を理解できない私が私の中に居て、
焦点が合わないような虚ろな目で夫を探し廻っていたように思います
現在と過去の時空の違いさえも混同してしまうような、精神の疲労と混乱の中で
あの時、私が思いついて行動に移せたことが
いつも夫と逗留していた海辺のホテルへ行くこと…
もしかしたら、そこに夫がいるかもしれない、、、と本気で一縷の望みを託して訪れたのでした
その時から半年前に、二週間も滞在していたので
夫が座っていた椅子や、レストランの席にはまだ夫の体温が残っているようにさえ思えて…
陽炎のように、夫の姿が見えるような感覚がありました
もちろん当たり前ですけれど、目に見えるのではなく
心の目では、ありありと夫の姿が見えていたのだと思います
だから、それから三か月に一度くらいのペースでこのホテルに来ているのです
夫と二人で来ていた時の、あの楽しい時間の中で過ごしていた私たちに会うために…
そして、今回
いつもと違う感覚…夢から醒めたような
景色がクリアにみえるような感覚を感じました
私は今、独り…傍に夫は居ない
この感覚が無理なく私の思考の中心に鎮座していて
夢を見ているようなぼんやりした感覚は、あまり感じられませんでした
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