Great Adventure 日記

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usakoroom

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2014.06.29
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衣装をじっくり見るにつれて自分の考えが浅かったことを思い知らされた。

樹くんの衣装は樹くんの魂だった。
演技の一部であり、樹くんの体の一部でありかつ分身なのだ。
3体のトルソーを見た時に「樹くんが3人いる」と感じたのは強ち遠い感覚ではなかったのではないか。

そして、ものを作るという作業に対しての樹くんとチャコットさんの情熱に恐れいってしまう。
納得いくまでとことん突き詰めてぎりぎりの努力をされている。
服を編む人間である自分を顧みる。
私はこんな風に全力で作っているだろうか?

素人だから。人に売るものじゃないから。きちんと習ったことがなくて技術が未熟だから。細かいところまで見られるようなものじゃないから。見本通りにできないのは指定の材料が使えなかったから。会社員だから編み物の時間がとれないから。
いつもそんな言い訳を考えている。
それでもそれなりには形になり、それを着て人に見せたりもする。
大体、みなさん褒めてくれる。まあ、ほとんどはお世辞だろう。面と向かって批判する人は少ない。
それで現状に甘んじる。「そこそこのものが作れるからこれでいい」と。中途半端にできてしまったものはクローゼットの奥にしまいこむ。納得するまで直したりはしない。
なんだかそんな自分を全否定された気がする。
素人だって独学だって自分のぎりぎりまでやればいいのだ。技術が足りないなら向上するように努力すればいい。なぜそれをやらないのか?
人にわからないようなところを適当にごまかしたものを身に着けてうれしいか?ものを作るってそういうことじゃないだろう。そんな中途半端なものなら作る意味ないんじゃないか?
私の中でそんな問いがぐるぐると渦まき、頭を抱えてしまった。
「本物」を見て自分のものづくりに対する姿勢の甘さに気づく。

私はまた店内に引き返した。

その繰り返しで1時間くらいお店にいた。
名残惜しいけどずっといるわけにもいかない。
私は衣装を間近で見ることができた幸福感と自分のものづくりに対するいい加減さに対する怒りと情けなさが入り混じった感情でお店を出た。
まあ、割合からいったら幸福感80%くらいなので相当幸せだったわけだけど。

続く


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最終更新日  2014.06.29 13:44:18
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