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April 5, 2007
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カテゴリ: 講座
残すところあと2回になってしまいました"音楽機材に触れてみよう エントリー講座"
前回の"初めてのヘッドフォン編"はいかがでしたでしょうか。
コレと言って特徴的なことは書きませんでしたがヘッドフォン使用の簡単な環境作りを説明できたかと思います。
今回からは少しだけ難しくなりますので頑張ってついてきてくださいね。
それでは宜しくお願いいたします


楽器を始めると必ずいつかは録音など沢山の楽器を扱うことに興味を持ってきます。
多分、日常の音響環境においても一度はぶつかる音をまとめる作業。
そんなわけで今回は
初めての ミキサー
いってみましょう。

ミキサーって何
初めての人にとって何とも不思議な機材なんですよね。
簡単に言えば1つのアクティブスピーカにCDプレーヤやらMDプレーヤやらPCのオーディオ出力やら楽器やらと様々な音をまとめることができる機器なのです。
mg.jpg

アナログミキサー MG10/2

ミキシングコンソール というカテゴライズになるミキサーには大きく分けて2つの種類があります。
まず1つは アナログミキサー 、もう1つは デジタルミキサー です。
その他にラインミキサーやパワードミキサーと呼ばれるものもあります。通常のミキサーとは使用用途が若干異なります(詳しくは後程)

まず、ミキサーのお話しをする前にアナログとデジタルの違いは分かりますでしょうか。
一般的には数字で表せないものとか0と1で表現するものとか分かりにくい表現がされます。
アナログ を 水 とたとえるなら デジタル は 氷 と言えるでしょう。
固体である氷ですと1つ2つと数えられますよね。ですが、同じ量でも液体の水は個数ではかれません。雰囲気はそんな感じです(細かく言うとちょっと違うのですがここではそれほど重要ではないのでご了承を・・・)


ミキサーはアナログデジタル問わず基本的に ヴォリューム (フェーダータイプとノブタイプがあります)や パン (右や左など音の位置を細かく決定します)といった機能が備わっています。また、その他にパラメトリックEQやコンプレッサなどのトータルエフェクトや各チャンネルにリバーブ、3バンド程度のEQといった簡易エフェクトを装備している物も沢山あります。ミキサーの目的は沢山の音源を集中させて最終的な2ch出力にミックスすることです。これにより観賞用のスピーカやヘッドフォンに繋いでも全ての音がミックスされて聞こえるわけです。皆さんの手元にあるような音楽CDなどの媒体も必ずこのミックス行程を通ってスピーカやヘッドフォンで聞ける2chにするんですよ(システムは様々ですが)
feder.jpg

では、 アナログミキサー について見ていきましょう。
先ほどの例ではありませんがアナログミキサーは氷のように数えることが出来ないものです。ツマミには数字が表示されていますがあくまで参考程度に思ってください。
アナログミキサーの最大の魅力は手軽さとダイレクトな操作性です。電子楽器やマイクなどを直接繋ぎ、その名のごとくアナログ電気信号(音声)のまま音量などを扱いまとめます。その代わりと言っては何ですが全てがアナログ処理なので消耗品の多いミキサーにとっては時間の経過によってノイズやガリの症状が出てきやすいです。物にもよりますが出来る限り中古品は避けましょう。
mixer.jpg

次に デジタルミキサー です。
デジタルミキサーの特徴はなんと言ってもヴォリュームやパンなどの情報を全て記憶できることです。ヴォリューム変動させるフェーダー部分がモーターにより駆動する物さえあります。ミックスの作業途中で電源を落としたり別の作業を始めても記録さえしていればその工程まで戻せるので音圧などにほとんど狂いが生じません。また、入力部分でAD(アナログ-デジタル)変換が行われるためマイクなどのアナログ機器に関してもミキサー内ではデジタル処理なのでノイズが最小限に抑えられるのも特徴ですね。
また、デジタル入力が装備されてものに限りますが、デジタルシンセサイザーなどでオプティカルやコアキシャルといったデジタル出力がある場合ノイズの影響を最大限に減少できるのも魅力の1つかもしれませんね。ただし、間違わないで欲しいのはノイズが少ないことがいい音やいい音楽に繋がるわけではありません。デジタルを使用する場合、使用用途とAD/DA変換(アナログソースA-DデジタルミキサーD-Aスピーカ)のタイミングが重要なんです。デジタルミキサーを使用する場合はオーディオインターフェースやデジタル入力の録音機器などに依存しにくいのが特徴です。その代わりミキサーの入力段階でAD変換を行ってしまうので楽器らしさを決める細かいニュアンスは楽器出力の段階で全てが決まってしまいます。

ミキサーの選択は使用環境や自分の好みに依存するのであくまで自分の環境にあった物を選んでくださいね。

その他、ラインミキサーやパワードミキサーなるものがあります。
ラインミキサーはオーディオ機器や電子楽器などをまとめるのに適しています。マイク入力に使用されるXLR端子などは基本的にありません。商品によってまちまちですが、ステレオソースで入力できるものもありますので沢山のシンセ音源やCDプレーヤなどをミックスするときはいいかもしれません。

パワードミキサーは少し特殊で基本操作はアナログミキサーと同じですが出力にパワーアンプが装備されています。出力ワット数は機器により大きく異なりますがパッシブスピーカに直接繋いだりすることが可能なので簡易ライブなどのSRスピーカやモニタースピーカ用に使用したり出来ます。スピーカのインピーダンスなどに合わせてご使用下さい(若干専門的な知識が必要です)

ミキサーを使う上での注意点
大抵の人たちが間違えてしまいがちなのですがミキサーにエレキギターやエレクトリックベースと言ったHiインピーダンス出力の楽器を入力することは避けてください。
ライブハウスなどでよく見かけるかと思いますがミキサーと楽器との間にダイレクトボックス(DI-BOX)というものを使っていると思います。これはフォンとXLRを変換することにより使用ケーブルが長くなりがちなライブなどでも極力ノイズを減らすために使用されていますがエレキギターなどのソースを入力させる場合にはHiインピーダンスをLowインピーダンスというミキサーなどで扱える電気信号に変えることも目的にしています。
これはアナログミキサーもデジタルミキサーも共通ですので覚えておいてください(場合によっては入力インピーダンスを変更できるミキサーもあります)


DI-BOXがノイズ減少のアイテムになる理由はXLRフォンに変換することにあります。XLRはステレオフォンケーブルのように3つの信号を流すことが出来るように3つのピンがついています。名前からも分かるようにステレオケーブルでいうLとRに当たる信号部分と、もう一系統がグランドとよばれるものです。電気系が得意な方はピンときたかもしれませんね。グランドとは簡単に言うと余分な電気を流すアースのような役割を持っています。よってXLRにそのグランドがついていることによりノイズを極力乗せないで送ることが出来るのです。


かなり長文になってしまいましたがいかがだったでしょうか。
少し難しくなってしまったかなと反省もしていますがミキサーって奥が深くって難しいんですね。私は運が良かったのか中学校時代にミキサーを購入する切っ掛けが出来て、使い方すら知らない状態での購入でしたがそれ以来ずっとアナログミキサーを使い続けてきました。操作面で特別難しい機器だなと思ったことはありません。何事も触ってみるのが一番ですね。
次回はこのミキサーと似たような機器についてご紹介したいと思います。ヴォリュームやパンなど用語の意味をしっかりと覚えておいてくださいね。





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最終更新日  April 13, 2007 03:18:21 PM
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