とうとう最終回を迎えました"音楽機材に触れてみよう エントリー講座"
前回までで音を出し、音を聞き、音をまとめるところまで見てきました。
アコースティック楽器をクローズアップさせた内容には触れることができませんでしたが最終回は全ての楽器に関係する "録音"
に関して重要な機材を見ていきたいと思います。
それでは宜しくお願いいたします
皆さん楽器に限らず音の録音には、どのような物をお使いですか?
ちなみに、私は最近よく出回っているメモリータイプのミュージックプレーヤに備え付けられた簡易録音機能を使っています。
録音は "いざ"
って言うときに使えないと困りますよね。
有名なクリエイターでも未だにポータブルカセットレコーダを使っている方もいらっしゃいます。
理由は簡単。録音ボタンを押すだけで煩わしい操作なしに録音が出来ることだそうです。
でも、これって重要なんですよ。
最近は、ICレコーダみたいな物もありますから煩わしい操作なしに手軽に録音できる媒体は沢山あると思います。
何れにしても何を録るかによって使用する機材も変わってしまうというのが現状かもしれませんね。今回は ボーダレスに音を録ることを目的とした 録音機材
についてみていきたいと思います。
早速ですが録音機材 (自宅レベル:以降宅レコと表記)
には大きく分けて2種類あります。
MTR方式
ダイレクト録音
呼び方はまちまちでしょうが簡単に説明すると
ダイレクト録音は普通のテープレコーダーのように録音するものです。
MTRとは マルチトラックレコーダ
の略称で簡単に言うと一度録音した音に他の音をトラックという概念で分けて録音するモノです。
たとえばドラムセットを録音したあと、それにベースやギターを録音したいと考えた場合ダイレクト録音だとドラムが録音されたところに録音したくても上書きされてしまいます。
これをトラックという概念で分けることによりドラムが録音されている場所にベースやギターを重ねていくことができるのです。
プロレベルのレコーディングシステムでは基本的に機材が大がかりになるくらいで名称としては同じMTRという機材を使用しています。
簡単な音の録音やスピーチ録音の場合はMTRを使用するメリットが少ないと考えられるため場合によりますがICレコーダや簡易録音システムでも間に合うと思います。
対照的に宅レコ (自宅レコーディング)
で録音環境を整える場合やビデオ撮影(BGMやナレーションを付け加えたりする際)等の場合はMTRを使用すると一度録音した音に加えて別の音を録音できるので便利です。
こういう形で使用目的に合わせて使用機材を選ぶといいと思います。
最近ではダイレクトレコーダなどは簡易でメモリープレーヤなどにもついているため安いモノでは
¥3,000程度~
MTRでもトラック数の制限や録音環境の制限があるものの安価なモノで
¥10,000前後~
購入できるようになってきました。
何れも様々な種類があると思います。
特にMTRに関しては初心者の方はどれを使えばよいのか迷ってしまいがちです。
参考までに以下の項目を基準にするとよいかと思います。
・ 予算
(あまりケチらない方がいいけれど、あくまで購入できる範囲で考えましょう)
・ 録音するもの
(ギターなどの場合はダイレクトにフォン端子が入力できるモノ。マイクの場合はXLR端子タイプが入力できるモノなど...)
・ トラック数
(多重録音する基準を決めるとよい。「せーの」といった感じで一気に8tr録音する場合など同時録音数8chのもの。個々にドラム(L,R),ベース,ギター,ボーカルと録音する場合は同時録音数が2ch以上トラック数が5tr以上のモノなど...)
・ 録音媒体
(録音後の保存や視聴を考えるとよい。オーディションに応募したい場合カセットやMD、CDなど別の媒体に記録できるモノが便利。ハードディスクや各種メモリーの場合はMD等に録音するため別の機材が必要だがデータ管理がしやすい)
...などなど。
ちなみに、MTRは録音後にミックス (ここではミキサーなどで個々に音の大きさを調整したりすること)
出来ることにメリットがある。
バンド形式だからといって練習を録音するのにわざわざ準備時間を割いてMTRを使用する必要はあまりないと思うのでこういった場合は簡易のレコーダ (カセットやMD、ICレコーダなど)
でも代用できる。
機材を強要するつもりはありませんが一応安価なオススメ品なんてものをあげてみます
*野外や簡易録音向き/販売価格¥20,000前後
・EDIROL | R-09 or R-09R or R-09W (若干値は張りますがメーカものをこだわる方にはオススメです。ステレオマイク付きで使いやすさはバツグンです)
・M-AUDIO | Micro Track 2496(必要なものが全てセットになったお買い得商品大きなディスプレーが特徴です)
・ZOOM | H4(MTR仕様になっていて簡単なミックスも出来ます。色々な録音環境に使えます)
*MTR機能に特化したレコーディング向き(録音メディア/各種メモリー)/販売価格¥20,000前後
・KORG | D4(メーカにこだわる方はこれ。簡易リズムマシンやチューナ機能を内蔵しているのでギターリストなどにオススメです)
・ZOOM | MRS4B(フェーダもありミックスがしやすく操作性はバツグン)
使用用途に合わせてチョイスしてみてくださいね。
全5回にわたり音楽機材について書いてきましたがいかがでしたでしょうか
楽しんでいただけましたでしょうか。
本当でしたら、もっと多くの機材について詳しく触れることができればよかったのですが今回はこれにて終了です。
私も特殊な音楽機材に触れ始めたころは、どう扱っていいものなのか分からずミスを繰り返して、時には壊してしまったり・・・と色々大変だった覚えがあります。
こんな経験が積み重なって今の自分がいるのかなと思うと今までの失敗や経験は無駄じゃなかったのかなと思います。
最後に、一つだけ。
皆さん、色々な機材を自分で"触れて","見て","聞いて","感じて"みてください。
そこからは必ず理屈や理論だけでは語れない素晴らしい発見が生まれてくるはずです
初心者が鍵盤楽器を買うコツ1 October 8, 2013
音楽機材に触れてみようエントリー講座4 April 5, 2007
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