鍵盤天国

鍵盤天国

PR

×

カレンダー

プロフィール

Nori@T'sLAB

Nori@T'sLAB

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

October , 2026
September , 2026
August , 2026
July , 2026
June , 2026

お気に入りブログ

未だ暗い。 New! HABANDさん

福山で大学の同期会 りとみしゃんさん

「自叙伝」オーディ… ごろぞ〜太!さん

にゃじら的生活 pumoriさん
ぽんきち草 ぽんきちがぶりえるさん
October 11, 2013
XML
カテゴリ: コラム
T'sLABで所有しているシンセサイザー(鍵盤付き)の数はざっと10台程度,MIDIキーボード(音源つき含む)やRackタイプのシンセ音源(鍵盤なし)を合わせたら20台を超える.

鍵盤付き 音源のみ コントローラ,その他
YAMAHA:V50 YAMAHA:TX802 YAMAHA:KX-5×2
Roland:System100m Dset CLVIA:NordRack YAMAHA:CBX-K1XG(Tom)
YAMAHA:SY99 KORG:MS2000R YAMAHA:QY70(Tom)
YAMAHA:EOS B2000(Tom) YAMAHA:FS1R YAMAHA:Tenolion
YAMAHA:MOTIF7
(PLG150-AN,PLG150-DX,PLG150-VL)
YAMAHA:AN200 YAMAHA:KX61
MoogInc:minimoogVOYAGER Roland:VariOS YAMAHA:KX8
YAMAHA:S30 YAMAHA:MOTIF-RACK
(PLG150-PF,PLG100-SG)
KORG:nanokey36
YAMAHA:S90ES
(PLG100-VH,PLG100-DX)
YAMAHA:MOTIF-RACK ES
(PLG150-PC,PLG150-DR)
Roland:VP-550
YAMAHA:MOTIF XS7(Tom)
YAMAHA:D-DECK(Tom)
YAMAHA:MOTIF XF8(Tom)
Roland V-SYNTH GT

Y社だらけだ・・・
少し前にTG77とかTX81Zとか手放したおかげでだいぶ減った(と,思っているが・・・)

Studio11



人によって多いと思う人もいるだろうし少ないと思う人ももちろんいる.
私として個人所有として多すぎると感じて年々使用していないモデルから削ってきて今に至る.
この数を所有していると困るのが置き場所や管理である.

メインで使うのはT'sLAB内でも4~5台程度であとは大抵StudioT'sLAB内にスタンドへくくりつけられているかケースにしまってあるかのどちらかである.
一番の問題は湿気等の環境要因による故障.

特にminiMoogVOYAGERやSYSTEM100mのようなアナログシンセは回路全てがアナログであり,湿気などで部品の劣化が進むと発音しなくなったりガリが発生したりと悪いことだらけになる.


もちろん,ディジタルシンセとて安全ではない.
内部で結露している状態で電源でも入れようものならショートしてしまうことだってあるだろう.

また,電気・電子機器の宿命であるのが部品寿命だ.
シンセサイザーは音を出す楽器であり音声出力端等には多数の電界コンデンサが使われている.電界コンデンサは現在においても電子部品の中で寿命が短い部類のものである.
V50やTX802,SY99など古いものは30年近く前に製造されているものもあるため,使用頻度が明確でなかったりすると,いつ壊れてしまうか分からないというのが実情.

より長く使い続けるためには"無駄に付けっぱなしにしない","定期的に通電する","部屋の湿度,温度管理をする"など大変なのである.

大体の電子楽器はメーカー無料保証が1~3年程度で,部品確保が約10年と言われている.
逆にいえば『10年たったら壊れても直せないかもよ』という意味になるのである.

大事な楽器は管楽器や弦楽器のように一生涯共にしたいものだ.
少しでも状態良く保存するために色々考える必要があるのは言うまでもない.

ということで,今回は鍵盤楽器の保存方法について考えていこうと思う.



○鍵盤部分はメカニカル
鍵盤楽器の要となる部分はやはり鍵盤部分である.
電子,電気,生どれをとってもメカニカルな構造のもとで発音と人をつなぐ重要な部分であることは皆さまもおわかりだろう.
鍵盤部分は大きく分けて3種類程に分類出来る.
・生ピアノのようなハンマー鍵盤(木製鍵盤の組み合わせで構造のほとんどが木)

れている)
・電子キーボードの各種鍵盤(スプリングや重りなど鉄を多く含みグリスなどが塗られている)

それではそれぞれ劣化しやすい部分を列挙し,対策案を考えていこうと思う.

●鍵盤の接点はホコリや湿気が天敵
電子ピアノのようなハンマーアクション鍵盤と電子キーボードの各種鍵盤は似たような構造である.
基本的にはピアノのアンマーアクション構造に近いものや重量のある重りが鍵盤に仕込まれてピアノのようなキータッチを持つものがハンマーアクション鍵盤,対して鍵盤が薄く重りがないまたは少ないキーに戻りの早いスプリングやそりかえした鉄板を用いているのが電子キーボード等に使われる鍵盤である.

どちらにも共通する部分は鍵盤下にボタンを認識する基板がありその基板と鍵盤部分の間に伝導体が塗られたゴムやシリコン材が挟まっていたりする.
TVのリモコンなどと構造はほとんど同じだ(物によっては基板にメカニカルスイッチのボタンがあるものもある)
これらの構造はパネルのボタンも同様で劣化すると鍵盤がならなくなったりボタンが利かなくなったりする.
ほとんどは部品劣化というよりもホコリやチリにより導電物質と基板との間で接触不良を起こしているためだったりする(湿気等が原因で発生するサビやクスミによる接触不良もある)
分解してこの基板部分等をアルコールをしみこませた綿棒で拭いたり接点復活剤をしみこませたガーゼ等で拭いてあげるだけで復活するのだが分解修理は元に戻せなくなるリスクが出るので,出来る人できない人がいると思う.

キーOFF状態で(定常時は押していないため)どうしても空間ができる構造になる.
ゆえに劣化は多かれ少なかれ発生する.
少しでも食い止めるためには以下のことに注意するとよいと思う.

・寝室等ホコリの舞う場所に置かない
・ボタンや鍵盤等隙間の多い部分には未使用時に必ずカバーをかける(布製よりナイロン等ホコリが溜まりにくい素材がよい)


●メカニカル部分は油が重要
鍵盤はハンマーアクションありなしに限らず,必ず部品が摩擦してしまう箇所が発生する.
なので重要な個所には鉄が使用され必ずグリスなどの油分が付着しているものである.

このグリスは動作範囲以内の環境下では本来の性能が発揮できるように作られているとされているわけだが,鍵盤には隙間がたくさんあり,そのような場所から入り込んだホコリやチリまた細かなゴミや髪の毛などが油の挿してある箇所にくっついてしまうことがある.
結果的に滑りが悪くなり鍵盤の戻りが悪くなることが普通にあるのだ.
先ほどの導電物質と考え方は同じで,出来る限り隙間からホコリやゴミが入らない工夫をすれば対処出来るがその他,鍵盤をずっと使っていなかったり,極度な温度・湿度変化などによる劣化発生でグリスが固まり機能しなくなることがある.
前項と同様に埃が入り込みにくい対策である程度防げるがその他には以下の点に注意してほしい.
・高温多湿に長時間置かない
・鍵盤部分は適度に使ってあげる(演奏に多用する箇所しない箇所等によっても劣化はばらつく)

これらを施しても必ずいつかは油切れを起こすものである.
分解してし市販の油を注そうという人もいるだろうが少し待ってほしい.
グリスは粘度等の差で全く効果が違う.
鍵盤部分は非常にデリケートであり,この油分の具合がダイレクトにタッチへとつながってしまう.
故に劣化してしまい戻りが悪くなったら,必ずメーカーにお願いして調整してもらうのが長く使って行くコツであるといっても過言ではない.
ただし,メーカーでは故障の際と同じように扱われるため持ち込みでも郵送(大物になると往復で五千円程度に・・・)でもおそらく技術料として1万円以上取られてしまうだろう.
管楽器のメンテナンス(タンポ替え等)やピアノの調律に年間で数万飛ぶ楽器を扱っている人であれば大したことはないと思うだろうがそれでも高額ではある.
出来る限りの劣化を抑え,必要最低限の費用で維持していくことが重要である.

メーカーにお願いする時は"鍵盤の調整:鍵盤の戻りが悪くなった"と事前に電話やメールにて連絡すれば手続きの方法を教えてくれるはずである.


今回は,最も重要な鍵盤部分のメンテナンス方法について触れてみたわけだがいかがだっただろうか?
少しでも皆さまのお役に立てればと思う.
尚,紹介はしなかったが電子楽器ではその他にLCDディスプレイパネルやトップパネルのボタン,ツマミ類また,FDDなどのメディア類の箇所で10年も過ぎると故障や不具合が発生しやすい.
各種,修理・交換にかかる費用はまちまちであり,壊れた頃には部品自体がメーカーになかったりと都合が悪いことだらけだったりする.
壊れたらまず,購入店に相談するかメーカーのサポートセンターに問い合わせてもらいたい.
故障個所が多い場合は車のエンジンではないが,"オーバーホール"(部品単位まで分解再組み立てし,故障部品を交換したりして直すこと)をお願いすることもできる場合がある.
メーカーにて部品欠品を言い渡された場合は,なかなか難しいかもしれないが特殊な部品(玉数の少ないICやいわくつきの部品など)でない限り代替え品にて再組み立てしてもらうこともできるはずである.
メーカーで対応不能を言い渡された場合は修理組み立てを専門に扱っているお店に相談してもらう方法もある(アナログシンセ等では私もお世話になっているFiveGさま等は有名.勿論,お店での購入者が優先ではある)
独自のルートとノウハウにより,特注で部品を調達し,直してくれる場合がある(勿論,それなりに高額にはなってしまう)

せっかく長きにわたり共にしてきた機器を部品一つで手放すのは非常に惜しいことである.
電子楽器であれど生楽器と同じように付きあっていくことは出来る.
皆さんにとってかけがえのないパートナーであることを忘れないで大切にして欲しい.





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  October 22, 2013 09:26:47 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: