鍵盤天国

鍵盤天国

PR

×

カレンダー

プロフィール

Nori@T'sLAB

Nori@T'sLAB

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

October , 2026
September , 2026
August , 2026
July , 2026
June , 2026

お気に入りブログ

未だ暗い。 HABANDさん

福山で大学の同期会 りとみしゃんさん

「自叙伝」オーディ… ごろぞ〜太!さん

にゃじら的生活 pumoriさん
ぽんきち草 ぽんきちがぶりえるさん
October 1, 2014
XML
カテゴリ: コラム
Roland社からAIRAシリーズとしてSYSTEM-1が発売されたのが6月.


そして,2014年9月
とうとうSH-2のPLUG-OUTが発売され,SYSTEM-1の全貌が見え始めた.


多くの人たちはそのPLUG-OUTという響きに「?」がついているのではないかと思う.
実は,私も最初はその一人…

そこで,さまざまな情報を集めて今回Roland社が打ち出した『PLUG-OUTとは?』を解決してみようと思う.


最初に結論???
お約束のパターン.
だって,知りたいのはこれでしょう


わかりやすく言えば役者さんである.
配役に合わせて性格もキャラクターも変えてしまう.
普段は小栗旬.演技をしている間だけルパンみたいな感じでとらえてほしい.
見た目もメイクで少し変わるかもしれないけれど基本は小栗さんであるわけだが,役を演じている間はルパン三世ならルパンになりきっているわけだ.

ハードウェアにおけるソフトの変化とは人間のようなあいまいな表現はできないので"替える"が正しいかもしれない.
いわば多重人格者ともいえる.

SYSTEM-1というシンセサイザーで見た目は変わらないわけだがPLUG-OUTボタンを押せば瞬時に中身はSH-2に変わるといった感じである.

ただ,ソフトが変化すると言う言い方だと難しい.
あくまでPLUG-OUTの技術的観点は回路構成を丸々オリジナルに変化させているらしいのだ.

と,言うことは今まででいうところのプラグインボードと同じなのでは?という話になる.
その通りであり,間違ってはいないだろう.


ユーザーにとっても腫れ物に触れるように基板を扱って,スロットに入りきらなくなった基板の行先に悩まされた過去のシステムよりもスムーズではないかと思う.

先に結論を記述してしまったが,用語について少し紐解こうと思う.


プラグインとは?
まず,プラグインとは何かというところから始まるわけだ.

先に記述した通りPLUG-INとはつまり箱となるシンセサイザー(例:Fantomシリーズ)があって,その中に新たに音源(Roland社でいうエクスパンション・ボード 例:SRX-07等)を基板増設にて追加するという技術である.

音源そのものを物理的に増やすことで新たな音源のみを独立して使ったり,元のシンセサイザーにプラスして扱うこともできたり(モノによるが)するシステムであった.




プラグアウトという例え方
考えにくいのがこのプラグインに対してプラグアウトという表現である.
プラグインは字のごとく基板をプラグでつなぐからプラグインと簡単に表現できる(実際にそういう意味合いで命名されたかは不明)わけだがプラグアウトって・・・となる.

コンセントを抜く?プラグアウト?
表現としては近からず遠からずである…

では表現を変えてみよう.
プラグインの場合は主導権は箱(受け側)であるベース筐体(プラグインボードを挿せるシンセサイザー等).
ベース筐体に基板をプラグイン(コネクタを挿して増やす)だったわけだ.

だが,プラグアウトの場合は主導権はパソコン(PC)すなわちDAWシステム等を構築しているコンピュータ本体になるのである.
VSTにて立ち上がるSH-2はパソコンの中で完結しておりケーブルを伝ってSYSTEM-1でコントロールして扱うことが前提である.
これを,手元にあるSYSTEM-1のみで動かすこと,すなわちPCから接続しているケーブル(USB)を抜いても(PLUG-OUT)さっきコントロールしていたSH-2が発音されるという考え方なのである.

うーん.
もう少しわかりやすい方法なかったのかなぁと思う.
パソコンにケーブルつながなくてもVSTのSH-2がSYSTEM-1というハードウェアの中で生きてるよっていう意味のようだ.


プラグアウトと同じコンセプトは存在する
実は,同コンセプトのハードウェアは既に存在しているのである.

数年前に少し市場を沸かせたVSTプラグインを持ち歩くハードウェアが巷を賑わせたのは覚えているだろうか?
私も持っているのだがハードウェアにVSTをインストールして独立した音源として扱うといったコンセプトのものだった.

ただ,これらの商品はあくまで専用のコンピュータにVSTプラグインをスタンドアローンで動かしているといったもので,相性問題や認証の問題を抱えており市場に広く浸透する事はなかった.

理由は簡単で,最近では低価格PCでもCPUやメモリのスペックにある程度余裕があればノートパソコンとAudioI/FまたMIDI I/OやMIDIキーボードで互換性の心配も少ない状態でのVST持ち出しは可能になったし,制作でもそのまま使うのであれば認証を個別に取ったりソフト(またはライセンス)を買い増したりする必要もなく十分耐えられたためである.

そして,あふれかえったVST市場に飽きたユーザーを本物のアナログシンセ復活にてハードへとシフトさせなおした各メーカーの戦略が拍車をかけたのだろう.

自由度の高さ故に数多くの制約が生まれてしまい破たんしてしまったのである.
日本では発売されてはいないが後継機種にはドングルキーにて認証ができるもの(これも完全ではないらしい)や内臓したLANを通してネット認証できるような仕組みが仕上がっている模様だが,特別普及しないのにはやはり一般向けPC市場のスペック向上と低価格化によりストレスなく持ち出せるという現状があるからではないかと推測できる.

簡単に表現してしまえばRolandの場合は自社製品内で収めることでその点を全て帳消しにできたと言えるのかもしれない.


RolandSYSTEM-1 PLUG-OUT Synthesizer【送料無料】



考察とまとめ
わかりにくい説明だったらごめんなさいといった感じだが,Roland社が打ち出したPLUG-OUTというコンセプトはPLUG-INシステムの現代版(ソフト版)の先駆けであると考えてよいのだろう.

PLUG-OUT(VST版)SH-2が出て初めて明らかになったのだが,SYSTEM-1を持っていなくてもVSTプラグインソフトのみの購入ができるという事実とSYSTEM-1購入者には特別価格で提供するらしいということ.

価格は以下の通り
VST単体購入 ¥15,120(税込)
SYSTEM-1所有者優待価格 \9,720(税込)

注意:SYSTEM-1購入後SH-101のソフト登録にて自動的にRolandOnlineにて認証を行い,それをもとに待遇購入できる仕組みである.中古を探す場合は認証していないものを入手しないとハードを持っていても以降,待遇価格での購入はできない.

この仕組みは素晴らしい!
どうしても,Roland社の製品はビンテージと呼ばれる部類に入っている有名モデルに限って"特別売れなかった"が"中古市場で再認識されて沸騰する"ケースが非常に多い.
これでは球数が少なくて中古市場が高等するのにせっかく作りだしたメーカーは儲からない.
次への活動資金が調達できなければ新たな挑戦もできないわけで悪循環である.

製品製造が続いている間に新品を購入する人が増える事.
やはりこれに尽きるのである.


SYSTEM-1購入者がどれほどいるかはさておき一応,どのくらいで本体の元が取れちゃうか単純計算してみた.
待遇差分 ¥5,400 = 15,120 - 9,720
ソフト本数 11.07...= 59,800 / 5,400
ソフト11本と本体の総額¥166,720 = (9,720×11)+59,800
高いと思うなかれ、、、11台のアナログ(モデリング)シンセが手に入るのだから安いのだ.
過去のSYSTEM-100mを彷彿させる値段設定とも考えられないだろうか?


RolandSH-2 PLUG-OUT【通常版】【ソフトウェア・シンセサイザー】【送料無料】


SYSTEM-1筐体を購入した場合は11本のPLUG-OUTソフトが出れば元が取れる計算になる.
(過去機種に4音ポリ制限内に収まる機種がそんなにあるかすら怪しいが・・・)
ACB技術による再現に時間がかかるとの事で短期間でのリリースは見込めないと思われるが過去のプラグインボード実績(VC-1とVC-2の二の前にだけはなるな!)からも10本くらいのリリースはしてほしいところだ.

ただ,実際に現場で使えるハードウェアとしての機動性のよさは本体の元を取るまでもない事実になるだろう.
SH-201やGAIAに続くアナログモデリングシンセサイザー的操作性としては初心者から上級者まで使えるコンセプトで非常に素晴らしい.
また,SYSTEM-1はデザインも斬新でステージ映えすること間違いなしでありハードウェア本体を持っている意味は十二分にあるのではないかと思う(個人的には緑以外の色も出るとよかったのだが・・・さすがに3色LEDの制御回路と部品コストは無駄に高すぎるか・・・)

RolandイコールJupiterの流れがどうしても市場では止められないのだろうが4ポリの制約の中でも十分に再現できるであろうアナログシンセサイザーは他にも存在すると思う.
あくまで,過去遺産の復刻が目的ともとれる戦略ではあるのだが今後のPLUG-OUTにも期待したい.

そのうち,某動画サイトにSH-2とSYSTEM-1(SH-2 PLUG-OUT)を並べて『全く同じ!』と解説する映像が流れることを期待する.





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  October 1, 2014 11:16:11 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: